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元々やってみたかったこと、生まれ変わったらやってみたいなら、今できないか

誰の影響かと言えば、父の影響でしょう。父は基本、都内で仕事をしていたのですが、仕事で朝早めに出勤しなければいけないタイミングで、職場近くの定宿に泊まる生活をしていました。特に浮気ということではなく、単に仕事のメリハリのため。長年担当していた仕事・職場を定年で離れ、同じ組織の本部の仕事に移ってからは特にそうでした。高齢なので、年に数回ある、大きな仕事のタイミングでは私や夫が宿泊先に出向き夕食を一緒にしたり。手間ではないのかなと思ったこともありましたが、今考えると、宿泊をうまく使っていたと思います。母との生活、社会の中の自分のポジションを見返したり、離れたり、それには空間を変えることが有効な手段の一つだということを感じていたのではと思います。私も今、そのような行動を生活の中に取り入れています。この週末は都内の温泉に宿泊してみました。

私と言えば、中高の時にやってみたかった仕事からはことごとく敵前逃亡し、まあまあやっていける仕事につき、その後も仕事になるところに勤め落ち着いたというところ。つまり、向いている仕事につきました。大人になってから視野が広がり「生まれ変わったらやってみたいな〜」と思う仕事はいろいろありました。当時は、生まれ変わるのがそれほど先ではないと無意識に思っていた節があります。若い時はそうでしょう。でも人生って思った以上に長い。これに気づいたのがここ数年のことです。

だったら今から、やってみたかった仕事にチャレンジしてもいいのかなと考えるようになりました。特に書いたりする仕事は、かえって今からの方がアドバンテージがあるかもしれないと自分を鼓舞しています。やってみたかったうちの一つが、本に関わること。これは本の長屋で始めようというのが、今、2023年4月。もう一つが、ホテル関係の文章をまとめること。生活の中の非日常が好きです。その24時間を過ごすことで、日常を大事にできるようになるから。そして欧州で休暇を過ごした心地よい定宿のような場を、日本にも持ちたいという気持ちもあります。流石に収益化は難しいかもしれないけれど、生まれ変わってからしようと思いながらあと50年生きるよりはいいのでは。テーマを掲げて踏み出せたらと考えています。

元々やってみたかったことを、一歩踏み出すきっかけを作ってくれた、今の環境にとても感謝しています。本日時点で、本の長屋は、なかなかスタートのあれこれが不明でヤキモキしているところはあるものの、一方で自分がすることはそれほど未定ではないので、私個人としては準備が進んでいると考えています。事務局に協力できることがあれば何でもしたいと思います。私に今お客さんがいる訳ではありません。誰も待たせていないので、気軽です。できることを楽しみながらしていきます。

オープンが決まったら、その日に小さい祝い花を出そうと思っています。そのタイミングだけ今は知りたい感じです。

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