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崖っぷちデザイナーへ。
駆けだしデザイナーの皆さん。
突然ですが、あなたはもう"駆けだし"ではないかもしれません。
知らず知らずのうちに、"崖っぷち"になっている可能性があります。
つまり、「駆けだしデザイナー」ではなく「崖っぷちデザイナー」。
デザインの勉強を始めたものの、半年経っても、1年経っても、安定して稼げない。0→1すら達成できていない。この先、明るい未来が見えない。これが「崖っぷちデザイナー」。
今回のnoteは、そんな"一寸先は崖"状態のデザイナーさんに向けて、「崖っぷちから脱出するための具体的な解決策」をお教えします。
崖っぷちから脱出する5箇条
①もっと目立て
まず第一に唱えたいのは、もっと"目立て"ということ。言い換えると、もっと"有名になれ"です。
この世の中、認知を多く獲得した人が勝ちます。
起業家が令和の虎に出たりするのも、無名のモデルが恋愛リアリティ番組に出たりするのも、あれは認知を取るためです。(全員がそうではないですが)
より多くの人に自分のことを知ってもらい、知名度が高くなれば、起業家さんは自社の商品やサービスが売れるようになり、モデルさんは何かしらのお仕事をいただけます。
これはデザイン業界も同じ。
「あなた」が誰からも認知されていないデザイナーなら、そもそもお仕事が来るわけがありません。だって認知されてないんだから。
前置きが長くなりましたが、とにかくあなたはもっと目立たないといけないんです。
どうやって目立つのか?
いちばん手っ取り早いのは「X(旧Twitter)」です。この世で最も拡散性の高いSNS。これを使わない手はありません。
「それは分かってるんだけど、何を発信したらよいのか…」
駆けだし、もとい崖っぷちデザイナーさんの場合、発信できるようなことが見つからなくて発信できないパターンがほとんどですが、その場合はとにかく「制作実績」をあげておけばいいです。
実務の経験がないなら、自主制作でOK。さっさとデザインの質を上げて、制作物を作ってXで投稿してください。
ぼくの知り合いのデザイナーSさんは、駆け出し時代に投稿したLPの制作実績が鬼ほどバズり、あれよあれよのうちにフォロワーが増え、今ではお仕事が溢れて困っています。普段の投稿頻度は週2回程度ですが、X経由でのご依頼がたくさん来るそうです。
もちろん制作実績をバズらせて拡散するためには、最低限の「デザインクオリティ」が必要ですが、デザインを学んで半年~1年レベルのデザイナーなら、それくらいのクオリティは当たり前に作れると思うので、
「作る」→「アップする」→「作る」→「アップする」を繰り返しましょう。(クオリティが低くてもバズってる事例もあったりするので、運要素も強いです)
ひたすら制作実績をあげ続けるでもいいですが、よりクライアント目線で考えるのなら、普段から人柄ややる気が伝わるような発信はしておいた方がいいでしょうね。
デザイナーSさんの正体が知りたい人はこっそりDMしてください。
という感じで、崖っぷちデザイナーさんがまず打つべき手として「発信活動」が挙げられます。目的は認知を取るため。
先述の通り、認知が拡大すればたくさんの人の目に触れ、お仕事に繋がりやすくなります。先輩デザイナー、ディレクター、制作会社の人、企業の社長さんなど、あらゆる人からお仕事を振ってもらえる確率が増えます。
クライアントの恋愛対象に入る、とでも言いましょうか。そもそも知られてなかったら恋愛対象に入りません。好きの反対は無関心。そういうことです。
②ロールモデルを見つけろ
第二に唱えたいのは、"ロールモデル"を見つけること。つまり、"成功者のマネ"をしなさいってことです。
「こんなデザインを作ってみたい!」と思える先輩デザイナー、あなたの周りにいませんか?
いたら、その人を徹底的にストーキングしてください。推しになってください。
ロールモデルが見つかっていない人は、いち早く見つけること。XやInstagramで発信しているデザイナーさんを片っ端から探して、自分の理想に近い人を探すのです。
例えばあなたが美容系のLPを作りたいのであれば、美容系のLPを作っている人をロールモデルにしましょう。
その人が作るデザインを見て、文字組みや配色、レイアウト、フォント、よく使ってる装飾などを研究して、自分の"血肉"に変えてください。
モデリングするのはデザインだけではありません。仕事に対する姿勢、マインド、発信のやり方なども吸収してOKです。(あまり発信していない人の場合は、別のロールモデルを見つけること)
こういうデザインが作りたくて、こういう発信がしたくて、こういう仕事の取り方をしてみたいって人を見つけて、常にストーキングしていると、自分が理想とするデザイナー像に最短距離で近づけるようになります。
いちばんダメなのは、自分の将来像が見えていないこと。
どんなデザイナーになりたいのか。そこが曖昧だと、普段の行動にブレが出まくって、結果的に遠回りになったり、いつまで経っても成果が出なかったりします。
それを回避するためにも、ロールモデルを見つけることは必須事項と言えるでしょう。
③やれること全部やれ
第三に唱えたいのは、"やれることを全部やれ"です。
デザイナーとしてお金を稼ぐためにできることを、すべてやっていますか?
駆け出しのデザイナーが、案件を取るためにできることはたくさんあります。
たとえば…
・Xで発信&交流する
・Instagramで発信&交流する
・SNSの募集案件に応募する
・SNSでモニターを募集する
・ココナラで出店する
・クラウドワークスに応募する
・ランサーズに応募する
・コンペに応募する
・Indeedで業務委託案件を応募する
・交流会に参加する
・商工会議所に入る
・知人に声をかける
・地元のお店に営業する
・地元の企業にメール営業する
などなど。
まあ、決して全部やらないといけないわけではないですが、総じて言えるのは、自分から動き出さないと何も始まらないということ。
ココナラは出品しないと売れません。コンペは応募しないと採用されません。デザイナーを名乗らないとデザインの仕事を依頼してもらえません。
必ず自分から動き出さないといけないんです。
何かにつけて言い訳をして動かない人と、どんどん積極的に動く人。結局はこの差です。稼げる人と稼げない人の差は。
④コミュニティに入れ
第四に唱えたいのは、"何かしらのコミュニティに入れ"です。
スクールのコミュニティ、駆け出しデザイナーが集うコミュニティ、異業種交流が盛んなコミュニティ、SNS発信者が集うコミュニティ、在宅ママさんだけが集うコミュニティ、朝活を頑張る人のコミュニティなどなど、探せばいくらでもあります。
コミュニティに参加するメリットは、孤独感が薄れてモチベーションが上がる的なこともありますが、それ以上に「仕事が取れる」というのがいちばん大きいです。
これ、ほんとに、めちゃくちゃ大きいのでよく聞いてください。
仕事を取るまでの手順としては、
❶コミュニティに参加する
❷デザイナーだと名乗る(専門が何かを明確に)
❸メンバーと仲良くなる&イベント等に参加する
この3ステップです。
たとえばあなたが朝活を頑張る人のコミュニティに入ったとします。
まずはあなたが「どんなデザインを作れるデザイナーなのか」をアピールしてください。使えるツール、得意なジャンル、なども書いておくとより具体的に認知してもらえます。
次に、どんな形でもいいのでメンバーと仲良くなりましょう。
コミュニティ内のチャットでコメントしあったり、SNSで相互フォローして絡んだり、コミュニティ内のイベントや企画(朝活のサロンなら"朝活会"とかがあるはず)で何度も顔を合わせたりしながら、距離を詰めていく。
そうしておけば、いざデザインを発注する機会が生まれたときに、あなたに声がかかりやすくなります。
「〇〇さんってこういうデザイン作れたりしますか?リソース空いてますか?」と聞かれます。それを目指してください。
実際にぼくのコンサル生にも、このやり方でお仕事を取った人が何名かいます。今まで全く仕事が取れなかったのに、コミュニティに所属しただけでぽんぽん受注できた、なんてこともザラにあります。
どんな形態であれ、何らかのビジネスを個人単位で行っている人は、必ずデザインを必要とします。その人にとって、あなたがオンリーワンのデザイナーになればいいのです。
「なんか、下心があって嫌だな…」
そう思われる方もいるかもしれませんが、これって実は、めちゃくちゃ普通のことです。
付き合いたい男性がアルバイト先にいるのなら、自分から喋りかけてみたり、シフトを被らせてみたり、理由もなくバックヤードに残ってみたりするじゃないですか。
つまり、人は何かを得たいと思ったとき、必然的に下心が発生してしまうものなんです。なので大丈夫です。
ちなみに、ぼくが運営しているコンサル&コミュニティ『うさゼミ』でも、お仕事の外注が頻繁に行われています。
「Studioで実装できる人、手伝って!」
「ホームページ作れる人、手伝って!」
「イラレでチラシ作れる人、手伝って!」
こんな風に、誰かにデザインの仕事を振りたいとなったときは、多くの人がまず「身近なデザイナー」に依頼します。人となりも、スキル感も、顔も、最初から分かっている人の方が仕事を頼みやすいのは当然のことですから。
どこにも属さず、ひとりでコツコツ頑張るのも美学かもしれませんが、忘れないでください。
あなたはいま、崖っぷちにいます。
変なプライドは今すぐ捨てて、コミュニティなんて胡散臭いよね…とか思わず、思い切って飛び込んでみてください。
⑤死ぬ気で頑張れ
最後に唱えます。
死ぬ気で頑張ってください。あなたはまだ本気を出していません。
後ろにあるのは温かいお布団ではなく、崖です。
1年くらいデザインをやっているけど、未だに成果が出ない。
そんな人は、「やり方が間違っている」か「行動できていない」か「デザインのセンスがない」のどれかです。もしくは全部です。
このnoteを読んで、「ここまでしないといけないなら、私にはデザインは無理かも」と思った人。
今ここで、デザインの道を諦めてください。
これ以上、成果の出ないデザインを勉強していても意味が無いです。在宅で働く術はデザインだけではありません。早めに切り替えて、方向転換すべきです。
一方で、このnoteを読んでやる気に火が付いた人。
あなたはまだ頑張れます。まだやれることが残っています。やりましょう。
ハッキリ言っておきますが、未経験からデザイナーになって、個人で稼ぐのって、めちゃくちゃハードルが高いことです。
スクールの過度な広告に唆されてデザイナーになった…という方が多いと思いますが、世の中そんな甘くないです。
在宅で安定して稼げてる人なんて、スクール卒業生の10人に1人、いや50人に1人、いや100人に1人かもしれません。それくらい狭き門です。デザイン制作の需要はたくさんあるけど、なんせライバルが多い世界なので。
長くなりましたが、今回のnoteをまとめておくと、
崖っぷちデザイナーさんが今すぐやるべきは…
❶Xで発信して認知を獲得する
❷ロールモデルを見つけて真似する
❸仕事が取れる可能性をすべて潰していく
❹コミュニティに積極参加する
❺もう一度、死ぬ気で頑張ってみる
の5つです。
どれも今すぐ始められることなので、ぜひやってみてください。素直に行動できる人が勝ちます。
余談ですが、ぼくは、頑張る人が好きです。
一時的にメンタルがやられて、へこんだりしても、目標に向かってまた気持ちを切り替えて、頑張れる人。応援したくなります。アドバイスしたくなります。
そういう人が好きだし、きっとうまくいくと思います。
ぼくは普段、うさゼミというコンサルコミュニティを運営しています。今回のような「崖っぷち」の方々がたくさんいるコミュニティです。
崖っぷちデザイナーの皆さんに、デザインを教えたり、仕事の取り方を教えたり、このnoteのように手厳しい言葉を投げかけたりしながら、「稼げるデザイナー」になれるよう日々マンツーマンでサポートしています。
もし興味のある方がいれば、LPだけでもちらっと見てみてください↓
すべての頑張る人が、報われますように。
応援しています。
ではまた。