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【WEBデザイナー向け】絶対に失敗しないPC選びのポイント
「パソコン選びって難しくない?」
でおなじみ、うさぎデザインです。
PCを新しく買い換えたいけど、選ぶときに何を重視すればいいかわかりませんという人のために、「絶対に失敗しないPC選びのポイント」をまとめました。
PCにあまり詳しくないって方や、デザインを始めたいけどPC選びでまず躓いてます~という方の参考になれば幸いです。
デザイナーに必要なPCスペック
まず、スペックは「CPUはCorei5以上、メモリは8GB以上、ストレージは500GB以上」が望ましいです。
これを下回ってはダメ。
ただしこれはあくまで最低ラインで、フォトショやイラレを同時に開いてもサクサク動くみたいな”ハイスぺック”を求めるなら、「CPUはCorei7、メモリは16GB」がオススメです。
ちなみにCPUはパソコンの「頭の良さ」、メモリは「作業スペースの広さ」、ストレージは「保存速度と保存スペースの広さ」を表します。
また、フォトショやイラレのようなグラフィックツールを利用する場合、PCの中に「GPU」という”画像処理装置”が含まれているか否かがとても重要になります。
GPUは、膨大な量のデータを高速で処理できる装置で、これがないと重くて重くて仕方がありません。内蔵されてないPCは論外なので、購入の際は必ずチェックするようにしてください。
「Corei7」に騙されるな
先ほど「Corei7以上がオススメ」と言いましたが、実は、これもあまり重要な指標ではありません。
それよりも大事なのは、「Corei7の”何世代”か」という点です。
CPUの詳細を見ると、「Corei7-13700」や「Ryzen7 7840」といった感じで、4~5桁の数字が横に並んでいます。
これが世代を表す数字なのですが、「Corei7-13700」は「Corei7の”13世代”」、「Ryzen7 7840」は「Ryzen7の”7世代”」という意味になります。
PCを買うとき、実はここを見てない人がとても多いんです。
「Corei7なのにめちゃくちゃ相場より安い!」と思って買ってみたら、実は古い世代のもので、全然サクサク動かなくて詰むみたいなことが起きます。
(メルカリなどの個人間で売買するプラットフォームでは、”世代”をあえて隠して販売する方が多いです。ご注意を…)
最も重要な指標は「パスマーク」
さて、ここからが最も重要です。
「CPUを選ぶときは世代が大事」とお伝えしましたが、そうは言っても、どのCPUのどの世代が具体的にハイスペックかなんて分からないですよね。
そこで見るべきなのが、「PassMark(パスマーク)」という指標です。
これは、PCのスペックを”数値化”したもの。ドラゴンボールのスカウターみたいな感じです。
この指標は、PC売り場や販売サイトには書いてないことが多く、「CPU比較サイト」などで調べることができます。
調べ方はとても簡単で、気になるPCのCPU(Corei7-13700 等)を覚えて、比較サイトの一覧表で探すだけ。一覧表の欄に「PassMark」の数字が書いてあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1721732213962-QpDQH8P5ey.png?width=1200)
※「CPU性能比較サイト」のURLはこちら
パスマーク「10000以上」がオススメ
デザイナーをやっている、もしくはこれから目指すという方は、パスマークが最低でも「10000以上」あるPCがオススメです。
もう少し予算に余裕がある場合は、「20000以上」の高性能PCを探してみてください。画像の書き出しも動画編集もサクサクです。
一方で、「10000」を下回るようなCPUだと、フォトショやイラレをサクサク動かすのは結構厳しいので、どれだけ予算がカツカツだとしても手を出さない方がいいです。
ちなみにぼくのノートPCは「Corei7-13700H」で、パスマーク数値は「27227」です。めちゃくちゃ快適に動きます。
オススメは「MOUSE」
PCを選ぶ時の基準はだいたい分かったと思います。
あとは、「どこで買うか?」「どうやって買うか」という点ですが、ボクが個人的にオススメしているのが「MOUSE」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1721732281446-5Nj62Ms2Rn.png?width=1200)
乃木坂のCMでおなじみですが、MOUSEはネット注文限定のPC専門店で、スペックを自由にカスタムできるという魅力があります。
「カスタムって面倒そう…」と思った方もいると思いますが、選択ボタンをポチポチ押すだけで簡単に注文できますし、自分で組み立てるわけでもありません。
何よりカスタム制の一番の強みは、「必要のない機能やツールを排除できる」という点です。(あとで伏線回収します)
家電量販店で買わない方がいい理由
家電量販店にいけば色んなメーカーのPCが置いてあり、セールなんかやったりしてすごく魅力的に見えると思います。
ただし先に述べたように、安いにはワケがあります。
もしかしたら世代がかなり古いかもしれませんし、安いフリしてネットより高値かもしれません。販売店員はPCをなんとしてでも売りたいので、「世代」や「パスマーク」のことは触れてこないかもしれません。
そういう点で家電量販店はオススメできないわけですが、買わない方がいい理由はもう一つあります。
それは、家電量販店で販売されている”既製品”には「必要のない機能やスペックが組み込まれている可能性」があるからです。
例えば代表的なのは、Office。
ぼくはExcelではなくスプシを使うので、Officeは使いません。しかし、PCにもともと組み込まれているとしたらどうでしょうか。
「組み込まれてたとしても、あってもなくても困らないし別にいいんじゃない?」と思った方はおバカさんです。Officeのライセンス料金が、”PCの本体料金に上乗せされている可能性”があるんですよ。
そのせいで、必要がないのに3万円くらい高いPCを買ってしまう危険性があります。それってめちゃくちゃ損ですよね。
既製品ではなく受注生産で買おう
そういう意味で、さきほどご紹介したMOUSEのような受注生産型のPCがオススメなのです。
自分は使わない機能や必要のないスペックも、選択して外したり付けたりできますし、大手のメーカーでもないので比較的金額も安めです。
「大手の値段高いやつの方が安心じゃないの?」って思う人もいると思いますが、PCは結局、パスマークの数値が重要なわけです。
大手のパスマーク20000のPCと、大手じゃないパスマーク20000のPC。
同じスペックだとしても、比較したら数万円ちがうなんてこともザラにあります。
ユニクロと生地が同じなのに、何十倍も高値で売ってるブランドだってありますしね。(高いブランドを否定してるわけではありません)
決して「金額が高い=高性能」というわけではなく、さらに「有名メーカー=高性能」でもないということは、必ず頭に叩き込むようにしておいてくださいね。
「Windows」か「Mac」か
よく質問されることが多いですが、これに関してはどっちでもOKです。何度も言うように、メーカーではなく性能が大事です。
アップル製のPCも、先ほど紹介した「CPU比較サイト」にパスマークの数値が掲載されています。
ただ、Macは当然ながら金額が高いです。
予算が潤沢にある方や、見た目的にどうしてもMacがいいって方、iPhoneやタブレットとの連携を大事にしたい方はMacでいいと思いますが、特にこだわりがない人はWindowsでOKです。
「デスクトップ」か「ノート」か
デザインを仕事にする場合、性能的にも、液晶サイズ的にもデスクトップがオススメです。外で仕事しないし、持ち運びする気もないって方は問答無用でデスクトップに。
一方で、外で仕事したり気軽に持ち運びたいって方は、別にノートでも大丈夫です。
ただし、デザインするときは液晶サイズで作業効率が全然ちがってくるので、最低でも15~16インチのものを選びましょう。
また、持ち運び前提で考えた場合、なるべく軽量のものがオススメです。1.5~1.7kg程度のものであれば不自由なく持ち運べると思いますが、それ以上になると結構重たいです。
ちなみにぼくは、デスクトップではなくノートPCをメイン機として使っています。理由は、気軽に持ち運びたかったから。(別のデスクトップモニターがあるので、自宅では2画面で作業しています)
PC選びには細心の注意を!
以上が、デザイナーがPCを選ぶときのポイントになります。PCに詳しくないと、こういった点で搾取されることが多いと思います。
このような情報は、自分で調べない限り誰も教えてくれません。それが世の構造です。
今回のポイントを何度もおさらいした上で、次のPC選びの参考にしてもらえたらと思います!
改めて「デザイナーがPCを選ぶときのポイント」をおさらいしておくと、
・メモリは最低でも16GB
・ストレージは500GB以上
・GPUが搭載されているか確認
・CPUではなくパスマークを見る
・家電量販店でなるべく買わない
・既製品ではなく受注生産がオススメ
・こだわりなければWindowsでOK
・ノートPCでも液晶が大きければOK
ちなみに、ここまで偉そうにつらつら書いてきましたが、実は昨年まで、これらの情報は全く知りませんでした。たまたま前に使っていたPCが壊れて買い替えのタイミングだったので、自分なりに調べた結果わかったことです。
「なんだただの素人かよ!」って思われるかもですが、ぼくはこの情報をもとに、今使っているPCを購入し、何不自由なくサクサク使えています。
なるべく安く、なるべく良いスペックのものを買いたい!絶対に後悔したくない!という方は、ぜひとも参考にしてください◎
以上、長くなりましたが終わりです。
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