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100社以上経験したうさぎが教える、良好な関係を築くためのクライアントワーク3カ条。

どーもです。

あまり意識してこなかったんですが、本業と副業あわせて、おそらく100社以上のクライアントさんとお仕事をさせていただいたと思うので、思い切ってタイトルに「100社」ってつけてみました。

まじでうろ覚えなので、100社いってなかったらすいません。自首します。

それはさておき

みなさん、クライアントワークに困ってませんか?

クライアントとのやり取りの仕方なんて、基本的には教わる機会はないので、皆さん自己流かなと思います。

まだ実案件をやったことがないって人も、これから来るクライアントワークに脅えて、眠れない日々を過ごしているのではないでしょうか。

「こういうときどうしたらいいの?」「クライアントが言うことを聞いてくれません」「なかなか納品までこぎつけれない」って相談を、うさゼミでも頻繁にいただきます。

そこで、100社以上を経験したうさぎデザイン(しつこい)が、偉そうにクライアントワーク術について語ってみたいと思います。

クライアントワークを円滑にするコツは大きく3つ。

❶「イニシアチブ」を握れ
❷「一緒に作る」を意識させよ
❸「自分事化」せよ

それぞれ詳しく解説します。


❶「イニシアチブ」を握れ

まず大事にしてほしいのが、イニシアチブを握ること。「イニシアチブ」の意味が分からない人は国語辞典を引っ張り出してください。要するに、「主導権」を握りましょうってことです。

経験が浅い人は、緊張しちゃったり、進め方が分からなかったりするせいで、ついついクライアントに主導権を握られてしまいがち。

クライアントに主導権を握られてしまうと、

・クライアント側がデザイン案をめっちゃ出してくるようになる
・頼りないと思われて修正指示をばんばん出してくるようになる
・デザイナー側から意見を出したり、催促したりしづらくなる

といった良くない関係になってしまいます。

この状態に陥ると、結構シンドイです。

極めつけには、最終的にできあがったデザインを見て、「なんだこれ」みたいな。

クライアントの言いなりになりすぎたせいで、見た目もダサいし、成果の出ないデザインになってしまった…みたいなことも少なくないです。

ぼくが制作会社にいたころも、新人デザイナーのサポート役として打ち合わせによく同席したものですが、新人さんはちょっと目を離すとすぐクライアントの言いなりになりすぎるので、ぼくがいつも軌道修正したり、主導権を取り返したりなどしてました。

では具体的に、どうやってイニシアチブを握るのか。

コツは、「司会者になること」です。

テレビ番組でよく見る、司会者。

司会者は、ゲストに話を振って、話を聞いて場を盛り上げるのが役割。

でも、決して主導権は渡しません。

聞き役に徹しながらも、その場は司会者が牛耳っているのです。

くりぃむしちゅーの上田さんが良い例。

自らゲストに話を振り、話を膨らませ、要所で合いの手をいれながら、最後に「なるほど、つまり〇〇なんですね」と話をまとめる。

これが、クライアントワーク(打ち合わせ)の理想形かなと思います。

とはいえ、もちろん慣れは必要です。最初から司会をうまくできる人なんていませんので、地道に慣れていきましょう。

とにかく、主導権は握らせない。自分がイニシアチブを握るんだ、という意識で打ち合わせに臨みましょう。

❷「一緒に作る」を意識させよ

次に大事にしたいのが、クライアントに「共同制作」を意識させることです。

意欲的なクライアントばかりではありません。

中には、「俺は全くデザインが分からないから、お任せでお願いするわ」なんて人もいます。

ただ、それを鵜吞みにして、お任せで作ってみるとあら不思議。

「思ってたんと違う!」みたいな感じで、めっちゃクレームになったりします。(理不尽)

そこで大事になってくるのが、「デザインは、デザイナーとクライアントが一丸となって作るもの」だと意識させることです。

クライアントの意向をしっかりヒアリングして、一緒に考える。

もちろん最終的にデザインを作るのはデザイナーの役割ですが、デザインの方向性やコンセプトを一緒に考えることで、クライアントにも、デザインに対するやりがいや責任が芽生えてくるようになります。これは結構大事。

なので、最初のヒアリングでしっかりと「共犯意識」を持ってもらうようにしましょう。

❸「自分事化」せよ

最後はこれ。これがイチバン大事です。

❶と❷にも通ずる話ですが、クライアントと良好な関係を築きつつ、しっかりとデザインで成果を上げるためには、「デザイナー側が目の前の案件を自分事として捉えること」が非常に重要になってきます。

クライアントは、長い時間をかけ、たくさんの知恵を結集させた末、満を持して商品をリリースします。手塩にかけて開発した商品を、何としてでも売りたい。たくさん売りたい。多くの人に届けたい。

こういう想いで商品を作っているわけです。それをまず、デザイナー側は理解しないといけません。

そして、自分事化する。

つまり、「自分もその商品を本気で売りたいんだ」と思い込むこと。クライアントと同じ目線で、クライアント社の社員になったつもりで、打ち合わせに前のめりで臨むこと。

これが、クライアントワークする上で一番大事なことだと思います。

ぼくは、この自分事化がめちゃくちゃ得意だという自負があります。

もともとお節介やきな性格で、仕事に真面目で、考えることが好き。

なので、自然と自分事化していて、意識してなくても「ここはこうしたらどうですか?」と提案が口からこぼれます。才能。


いかがでしたでしょうか?

クライアントワーク、打ち合わせ、ヒアリングなどで困っている人が多いと思いますが、今日紹介した3点を意識すれば、きっとうまくいきます。

クライアントと良好な関係を築けるようになれれば、リピートしてもらえるし、いい口コミを書いてもらえるし、何よりしっかり成果に繋がって、自信もつきます。いいことづくし。

クライアントワークに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください🐰

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