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初対面のヲタクの子
私は何を隠そうと人見知りなので、初対面の人間と関わるのが苦手です、
以前は店員さんを呼ぶのも苦手で、注文もできないし
飲み干してしまったお冷を「ください」とも言えない
テーマパークのキャストさんに「○○はどこにありますか?」とも聞けませんでした
現在は自分もバイトを始めて、スタッフさんにとって全然苦のことではないな〜と、むしろ聞いてもらった方が楽だなっと思えるようになったので、「スタッフさん」になら声をかけることができるようになりました
でもやっぱり「すみませ〜ん」と手をあげて注文するのはひよってしまうし、タッチパネル式のお店がどんどんが普及してほしいと思います
ここ最近は、大学の対面授業が増えたり、バイト先に新人さんが大量に入ってきてくれたり、有難いことがたくさんなはずなのに
自分のコミュニケーション能力不足を実感して、しゅんとしてしまうこともあります
だって友達できないし、、、
できるだけ積極的に!と毎日気持ちを昂らせて登校するのに結局はあまり話せない自分がいます
不甲斐ない、、、
そんな中で、最も苦手なのがヲタクの子とのコミュニケーションです
ジャニヲタのお友達が両手で数えられる、いや両手だとちょっと余ってしまうぐらいしかいないので
ヲタクの友達が欲しくてたまらない、語りたい!一緒にカフェ巡りとかしたい!ぼっち参戦から卒業したい!と常に思っているのに
そのお友達を「作る」行為が苦手なのです
例えば、相手の子がジャニオタだとわかるグッズを持っていたとします、
心の中では嬉しいのに、私は声をかけられない
だって
『このコミュニティではオタクってばれたくなかったら?』
『人に借りただけで自分のものじゃなかったら?』
『このグループは好きだけど、私の担当グループのことはあまり知らなかったら、困らせてしまうのでは?』
私が飼ってるインサイド・ヘッドちゃんのマイナスくんがとってもうるさいのです(インサイド・ヘッド見たことないんですけど)
もし相手から話しかけてくれて、しかも同じグループが好き!こうなったら打ち解けられるでしょう!
いやいや、マイナスくんはまだよく喋ります
『同担で、相手の人が同担拒否だったら?』
『初対面なのに拒否されてしまうかもしれないよ』
『それにこの人はどれくらい担当のことを好きなんだろう』
『私と同じぐらいの熱量?』
めんどくさいな、っと思うかもしれませんが本当に脳内で起こってしまうんです、この作業が
オタクってたくさんの在り方があるじゃないですか
オタクの人数分、信念があって、価値観がある
私の母はジャニオタで、兄も音楽やアニメが好きです
兄は絶対に、違法アプリで音楽を聞くことを許しませんが、私はちょっとだけならと使用している時もありました(今は私も良くないなと思います)
母と私は「あまり同じものをたくさん集めたいと思わない」という意見では重なりますが
絶対に複数買いはしない、という母に対し、売り上げに貢献したいと私は何枚か購入します
同じ家に住んでいて、血が繋がっていてもこんなに違うのだから、
世界にはたくさんの異なる価値観が存在していると思います
それこそ、「同担拒否」とか「あのコンビよりこのコンビが好き」とか
「一途な人がいい」とか「掛け持ちしている」とか
「恋愛は許せる」とか「絶対結婚して欲しくない」とか
少しグレーゾーンだと「たくさん現場に通いたい派」とか「複数買いはマスト派」とか、、
書き出したらキリがないほどのオタクの仕方があると思います
私はその人のオタクライフを尊重したい、
大幅に法律を犯していたり、アイドル自身が傷つくこと(ストーカーとか、)をしていなかったら、それぞれのやり方でオタクしたらいいと思います
だからこそ「その人と自分は違うかもしれない」という懸念から
深く踏み込むことを躊躇ってしまいます
何年も一緒にいて、受け入れてくれるという信頼感がある母や兄になら自分の価値観と違っていても「私はこう思っている!」と主張できるけど
初対面の人にはそれができないし、
「あ〜、合わないな」と思われたら終わりだと怯えてしまう
こんなことを考えて、慎重に質問を選んでいる間に
違う人が「ジャニーズ好きなの?」「誰が好きなの?」「ところで何歳?」とどんどん質問していく
これが当たり前のコミュニケーションで、これが友達の作り方だ、すごいな〜、、
という話を母にしたら
「別にいいじゃない、合わなかったら合わなかったで」
「一個が違うだけでそんなに(私)と仲良くしてもらえないもの?」
とあっけらかんとした返事が返ってきました
それを受けてじっくり考えたんですね
たしかに全部の価値観が同じだから友達でいるわけじゃないな、と
私は同担拒否ではないけど、同担拒否の友達もいるし
同担拒否なのに同担の私と仲良くしてくれている友達もいるし
("同担"と"友達"のゲシュタルト崩壊)(早口言葉みたい)
とっても仲良い友達とも全然違う価値観を持ってる
私はタバコを吸う人が苦手なんだけど、友達は吸う
でも友達のことは嫌いにならない
「ちょっとお母さん、私は本気で悩んでいたのに、軽い返事すぎない??」
と思ったけど、考えてみたら本当に「別にいい」ことでした
それに、大学の子ともちょっと仲良くなれてきました
とってもフレンドリーで明るい子が私にすごく話しかけてくれたおかげです
自信を持ってその子の隣の席に「おはよ〜」っていけるほど仲良くなりました(伝わりにくい)
ちょっと緊張しいだし、ちょっと引っ込み事案なのが合わさって、結構な人見知りに育った私が
新しい環境+コロナ禍ですっかり殻に閉じこもりがちになってしまったけど、
あまり気にしすぎないで人と交流していきたいな〜、と思えるようになりました
この文章を書き始めたときから少し間が空いただけなのに、母の言葉や友達との関係性で、書こうと思っていた文章とは少し違う帰結を迎えてます
文章を書いてるうちに、つくづくいい人に囲まれて生きてるな、と実感しました、!
ヲタクっていろいろなひといるよね
っていうお話と
母は偉大だね
っていうお話でした、
でもやっぱり「私はこういうヲタクです!」一覧表が見えたらいいのにって思います
私がコナンくんなら阿笠博士に1番に頼んでる
博士作ってくれるかな〜〜笑