朗読劇演出(9)舞台セット・小道具編
皆さん、こんにちは。usagiです。
今回のステージセット、とてもシンプルでした。
図に示すとこんな感じです↓
しょぼい図をパソコンで作ったのですが、サンスポさんが記事にしてくださり、写真を載せてくれました。
かっちゃんとかなめさんの間と、古都さんの後ろに写ってるのは、照明器具です。
ステージ後ろの壁はスクリーンになってて、映像が映し出されます。
セリフの一部、写真、文字、歌詞、そして吹雪が、ストーリーの進行に合わせて効果的に映し出されました。
スクリーンの左右にはくすみピンクのカーテンが緩く束ねてありました。
このカーテンは、光沢のある素材で出来てて、照明が当たると色んな色に変わります。
ブルーになったり、真紅になったり、ストーリーに合わせて、華やかにも冷たくもなりました。
スクリーンの手前には、5〜10cmぐらいの段差があり、ここにエレクトーンとバイオリンの演奏者が座っていました。演奏者は2人だけです。
下手側のバイオリン奏者は、客席を見るように正面を向いてて座っていますが、上手側のエレクトーン奏者は、後ろの壁に向かって、斜め45度の角度で座ってました。
バイオリニストと合図を取りやすくしてるとは思いますが、エレクトーン奏者が、客席に背中を向けることで、壁がないのに独立した空間を作ってました。
ステージの中心には、黒い椅子が3脚、等間隔で並んでました。
真ん中に岩谷子さん役、上手には越路さん役、下手には草野さん他の役の方が座りました。
岩谷さんだけは、最初から最後まで座っていましたが、左右の席の方は、出たり入ったりしていました。
ナレーターは、登場場面になると下手から出てきて、ステージ手前の下手で立って、ナレーションをしました。
ステージ、出演者は全体的に黒でまとめられていました。
それに対して、出演者が手に持つ台本の表紙は真っ赤です。
↓こちらでかっちゃんの隣の人の前にあるのが台本です。
小道具はほとんどなく、岩谷さんのメガネ、草野さん他が演じ分けするときに使うメガネ、帽子、バンダナぐらいでした。
岩谷さんのメガネは、歳を取って昔を振り返る場面ではかけて、回想シーンでは外します。
たった1つのメガネですが、時間を行ったり来たりするのに、非常に効果的に使われてました。
草野さん役の男性は、複数の役を演じます。越路さんの夫、内藤さんを演じるのときは、メガネをかけました。
また、加山雄三さんを演じるときは、赤いバンダナを首に巻いて、足を組んでました。この赤いバンダナも、ステージの中で映えていて、スターを表現するのに役に立っていたと思います。
黒で統一された中で、赤がスパイスになった舞台でした。
かっちゃんは、12/14のアフトクで、シンプルに作ったと話していましたが、本当にシンプルで、黒の中に赤が効いてるお洒落な舞台でした。
つづく。
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