「巨乳好きなのにBL界に転生しました」が理想すぎるので話します
こんにちは。胸肉が大好きusacoです。
今回は今日(2023.6.15)に発売された「巨乳好きなのにBL界に転生しました」について語らせていただきます。本当に好きなんです。まじで好きなんです。私の理想が全て詰まっています。ありがとうございます、尚月地先生。本当にこの作品を生んでくれてありがとうございます。
この記事はいろいろネタバレを含んでいます。お気を付けください。
作品と運命の出会い
この作品との出会いは「マガポケ」という、少年マガジン公式無料漫画アプリです。マガポケのアプリでは毎日ピックアップされた作品を読むと5ポイントを付与されるというプレゼントがあるのですが、まさに出会いはそこでした。
まさかマガジンで「BL」という単語を目にするとは思わず、見間違いかな…?と思いながら開く。
まごう事無きBLである……。
これ、少年マガジンのアプリですか???と何回かアプリを起動させて確認しました。あまりにも衝撃的で。しかも内容が私の好み過ぎる。一つ一つのコマが心をぶっ刺してくる。セリフの言い回し、主人公、ヒロイン(受)、どれをとっても最高が過ぎる。
直ぐに課金して全話購入。その後、電子書籍で二巻までまとめ買い。
一話を読み終えてから5分以内で済ませた私の行動です。
こんないい作品、素晴らしい作品を無料、かつポイントまで貰えていいんですかマガポケさん……!!!!と五体投地レベルの出会いでした。本当にありがとうございます。
雄っぱいについて
ところで、皆さんは雄っぱいは好きでしょうか。私は好きです。基本的に好きになるキャラについているものです、雄っぱい。
万が一にも雄っぱいを知らない方がこの記事に迷い込んだ可能性を考慮して、私なりの解釈を綴らせていただきます。
雄っぱいとは、男性における胸のことで、肉厚な方に多く使われる言葉です。分厚い胸板、特に「ムチッ」とした質感で描かれることが多く、なんなら女性の胸よりも色気があるのではないかと思うくらい肉厚な胸を雄っぱいと私は呼びます。
筋肉質な男性のようなごつごつとした凹凸だけでなく、筋肉の上にしっかりと脂肪も乗っており、谷間もできる。触れたら優しい弾力が返ってくるのだろうな。しかし「ぽよん」という可愛らしいではなく、「ぼいんっ」という重量感のある音が似合う。
そしてなによりそこに母性を感じる。
それが雄っぱいだと私は思う。
メインキャラクターについて
ここでは主人公とヒロインについて語らせてください。本当にこの二人が好きなんです。ヒロインは本当に理想のヒロインなんです。語らせてください。
乙川 流(攻)
この漫画における主人公。前世で事故にあい、後世の転生先がBLの世界だった。巨乳好き。
この主人公、前世の記憶を持ったまま転生しており、オタクの記憶をしっかりそのまま引き継いで転生しています。
前世では眼鏡で恰幅の良い、いわゆるオタクらしいオタク。理想の女性は純真で恥ずかしがり屋の巨乳。姉は腐女子。甥っ子を出しにしてヒーローショーを見に行く、などといった前世を送っていました。
そこから一変、転生先はBLの世界。イケメンの顔を手に入れた乙川、周りを見渡してみると周りはいかにもなモブ顔ばかり。そこでようやく自分がこの漫画の主人公だと気が付きます。
この乙川ですが、性格がクズなんです。それが、それが本当にいい。女性と付き合いたい、自分は絶対に男と付き合わない、という確固たる意志(徐々に絆されていく様が最高にいい)を持っているにもかかわらず、タイトルの神に翻弄されてBL展開に持ってかれてしまう。
乙川の一挙一動に「そこだ、行け!」とBL展開を期待して拳を握り締めることもあり、葛藤する様を見れば胸が締め付けられる。BL展開にはならないぞ、とこの漫画の軸を拒絶しているのになんだかんだ受けを気にする人情味も随所に出してくる。根はクズですが、その描写が本当に好みのど真ん中です。
鬼塚 龍司(受)
ありがとう。鬼塚を生んでくれてありがとう、先生。この作品における、ヒロインです。
ヤンキー、番長スタイル、雄っぱいの持ち主。そして乙川の理想である純真で恥ずかしがり屋。どれをとっても最高な受の姿である。可愛い。とにかく可愛い。鉄材が倒れてきたところを乙川に助けられ(乙川は他の美女を助けたと思っていた)、一目惚れした純真ヤンキー。
一人の時は画風も変わるヤンキーですが、乙川を目の前にすると照れ屋が発動。乙川の一言で静かに泣いてしまったり、乙心優しい子です。
とにかく強い。ヤンキー番長強い。そして乙川より身体が大きい。でっかくてスタイルがいい。肉感もあり、それに見合う胸を持ち、なにかにつけて胸のアピールがすごい(本人無自覚)。走れば揺れる、服は千切れるし、タイトルの神にいいようにされる(例:保健室で包帯を巻かれ、据え膳の状態にされた後で服がはじけ飛ぶ)。なによりも真っ直ぐに乙川を想う描写に心を打たれます。
純粋無垢というんでしょうか。恋愛初心者のような姿、照れと恥じらい。幼い子供を見ているような庇護欲も生まれます。ヤンキーなのに。
そして挙動も可愛い……。大きな身体をもじもじとさせる姿、雄っぱいを触られて恥ずかしがる姿はうら若き乙女を彷彿とさせる。嬉しさに感情が高まり満面の笑みで乙川に抱き着いたりする姿はあまりの尊さに涙が流れそうになります。
この二人を主軸に物語は進みます。二人の掛け合いがあまりにも可愛いんです。語彙力がないのですが、本当に可愛いんです。
優秀なオノマトペ
これは鬼塚の雄っぱいのオノマトペです。先生は本当に”音”を作るのが天才的だと思います。他にも、
など、一つ一つの音に対しての字の質感というのでしょうか、読み手に訴えかけてくるような勢いのある音。これが最高に刺さります。とにかく大きい。大きくてムチっとしている。重量感のある肉感。それを全て音で表現してくれる。日本のオノマトペの文化は本当に素晴らしいものだと思います。
今記事を書くために読み直していたのですが、
先生のこの「ボ」の濁点のハートマーク、こだわりを感じて更に好きになりました。
魅力的しかない周りのキャラクターたち
もちろん、この漫画は二人だけの世界で終わるわけではありません。周りのキャラクターも非常に魅力的で毎回笑わせて、時にはきゅんとさせてくれます。一人一人軽く紹介させていただきます。
雪吹 銀河
乙川の先輩にあたる三年生の番長。喧嘩が大好きな美形。俺様気質。乙川のことがお気に入りで、ちょっかいかけてくるクール美人。鬼塚の幼馴染のようですが、今、まさに今、本誌二人の過去を語られている所です。まだ謎の多い人物①。
小鳥遊 幸男
雪吹の片割れ。こちらも眼鏡イケメンでキャラ立ちしている。雪吹のストッパーの役割でしょうか、雪吹と二人セットで出てくるので乙川からは「スピンオフ要員」という名称を受けた。この二人が好きな人は早く三巻を買ってくれ頼みます。
桜 春呼
この作品におけるスパイス。乙川のどストライクの容姿を持つ同級生。桜さんの言葉には頷くばかり。「わかる。」彼女の言葉にはそれ以上の同意はできない。野暮になる。
それに鬼塚の弟妹たち。鬼塚の家族が濃い。絵面じゃないです。中身が濃い。
語るならば一話ずつ。このコマのここが好き、ここのシーンが尊すぎて目を覆った、このコマの艶素晴らしすぎないか、と細部にまで渡って語りたい。それだけ本当に好きな作品です。この作品に出合えてよかった。ありがとうございます。感謝しかありません。
一人でもこの作品の読者を増やしたい。ギャグ漫画が好きな方、一味違うBLを探している方、雄っぱいが好きな方、マガポケやpixivコミックで試し読みができます。どうか読んでみてください。そして刺されば語りましょう。本当に最高の作品です。大好きです。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。