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ホワイトカラーでライフワークバランス?あれ?そのまま行くと危なくない?


どうも、うさみしんごです。


30代も中盤に差し掛かり「本気で仕事をするのか?」「ほどほどに仕事をするのか?」みたいな話題が周りで増えてきた気がします。


そんな中で最近になって「ワークライフバランス」という話に対しての違和感を深めています。


今回はそんな内容についてお話をしようと思います。

なんか二極化してきてない?


弊社もそうなのですが、最近は「ワークライフバランス」の考え方を耳にすることが増えました。

・残業はしない
・責任を負う立場は嫌
・転勤もしたくない
・可能な限りは在宅で
・会社には働きやすさを作って欲しい



ワークライフバランスの議論と絡めて「従業員の働きやすさ」を求める話って、本当に増えたと思うんですよね。


で。


その中で感じていることが「従業員の考えの二極化」です。



働きやすい環境にいたいから「会社に使われる道へ進む人」

待遇、立場、キャリアが欲しくて「会社の舵を取ろうとする人」


この二極化が進んでいて、前者の比率がどんどんと増えている気がするんですよね。


要するに「待遇の良い単なる作業力」を目指す人と、舵取りをして「会社を動かす人」に分かれてるのです。

以前は「なんだかんだでマネジメントまでやりたい」だった人も。

どんどんと「僕の働き方はほどほどでいいや。待遇については、会社よ、なんとかしてくれや」みたいな感じになってきていないかなって思ったりするのです。

大丈夫か?ホワイトカラー

その中で特に心配しているのがホワイトカラーでワークライフバランスを求める人です。


最近の流れを見るとオフィスワークの労働って本当に自動化による代替を心配しないといけなくなってきたな、と感じるのです。


RPAだったり、AI活用だったり、システム化だったり。

セールスの仕事だって、デジタルマーケの分野でWEB型営業に徐々に侵食されていると感じます。


少なくとも一昔前の「部長!ちょっと近くに寄ったんですけどね!」みたいなところから始まる営業って、今となってはかなり淘汰されてきてると思うんですよ。


少なくとも僕の周りでは。

そんな中でのワークライフバランス。
働き手の減る中で、従業員にライフのための時間を確保するためには業務の効率化が必要で。

その中でだんだんと置き換えが進んでいくと思うんですよね。


人から技術による自動化へ。


そうなった時に1番立場が危ういのは「働きやすさを求めてきた、ほどほど志向のホワイトカラー社員」になるんだろうなって。


働き方はラクに、でも成果量は増やさずに。
今の仕事を、よりほどほどに。
でも、給料は今まで以上に払って欲しい。



そんなことを主張している人になるほど、ワークライフバランスを支える技術や仕組みが発達するほど立場を失いかねない状況になる。

今の世の中の流れが僕にはそんな感じに見えてしまいます。

なんだけど、その層の人が増えているように思えて目立って感じるんですよ。



……大丈夫なんですかね?

どうする、働き方戦略?

「じゃあ、どうすればいいの?」みたいな話。

それこそ、ベーシックインカムみたいな社会から養ってもらえる仕組みになっていくのでもなければ、ある程度は自分の食い扶持は自分で稼げる人にならないといけないよねって話です。


となると何パターンかになってくるんですよね。

・人を使い事業を動かす側の人になる。
・人に使われるけど代替できない人になる。
・人に使われるし代替できるけど、他にも収入源がある。

働くことである程度安定して生きていきたいのなら、このどれかです。

利回りで生きていけるような資産家はそっちで生きてくださいませ。

「人を使い事業を動かす側の人になる」は、サラリーマンという意味では人に使われてるんだけども、その中でも「事業で人を動かす側の立場」の働き方。

たぶん、ワークライフバランスを気にする人がやりたくないような責任を負ったり、ハードワークもする働き方。


「人に使われるけど代替できない人になる」はいわゆる職人系の手に職領域。事務職系ホワイトカラーだと少し違う仕事の領域。

自動化コストの高い汎用的な身体の動作で成り立つ作業系の仕事もここに入るとは思う。

「人に使われるし代替できるけど、他にも収入源がある」が、たぶんワークライフバランスを求める人に1番近い働き方。

代替されるし、自動化が進むたびに労働の価値が低下していく。

ただ、そんな仕事にはコミットせずにとっとと帰って家で好きな仕事をする、みたいな働き方。




ある程度の安定感でやっていこうとするのであれば、この中のどれかかな、と思う。



問題なのが「人に使われるし自動化で代替される。そんな仕事をほどほどにやって、余暇を楽しむ」という選択肢がないことなんだよね。


やってもいいんだけど、代替が進んで自分の仕事の価値が下がった時にはどうにもならなくなってしまう働き方になってしまう。


本業で早く買えるのなら、その早く帰れた後の時間で自分なりの収入源を作らないといけないので。


たぶん、休んだり遊んだりしている暇はないんじゃないかなって思ったりするのです。

本当に「ライフ」を楽しんでる場合なんですかね?

心配性はいつものこと?

とまぁ、そんな感じの考え事でした。

考えすぎはいつものことかもしれないのですが、最近の流れに対してホワイトカラーの僕は割と危機感を感じています。

で。



実際のところ技術の進歩はどこまで進むのか、僕が心配するようなレベルで代替が進むのか、というのは分かりません。


が。

少なくとも働き手が足りなくなる中でソフトによって自動化・省人化できるところに軸足を置いていると30年後くらいまでには段々と不利な立場になっていくんじゃないですかね?



方向としては。

会社にばかり求めていると足元を掬われてしまうんじゃないかなって思います。



メンタルをやらかしたまま切り捨てられた実体験があるからこそ「会社は優しく養ってくれる」と思ってたら大怪我をすると思っている人間ですので。




ワークライフバランス、本当に取れる人ってどんな過ごし方をしてるのでしようかね?

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