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フィルム・マタニティフォト
3:26 いまも絶賛寝れません。ラストダンスかな?と思うぼこぼこお腹ダンスと、くっきりと覚えわたる目。
一昨日、お腹張っても気にせずで問題ないです。がんがん張らせてくださいと先生に強めに言われたので今日も10,000歩を突破したけど全然変わりない。予定日まであと10日。
さて、あくまでわたしの話ですが、マタニティフォトってなんであるねん。いつからできたのその文化、お腹を大っぴらにSNSにあげていいのか?とずっと思っておりました。地元の友達のベビーブームはもう5年前ほど、その時はお腹に羽とか、こうのとりとか、カラフルなイラストが描かれてInstagramにアップされ、その3年後くらいにはナチュラルに、ヘルシーに白いシャツを着た夫婦、みたいな写真を見かけることが多かった気がします。いずれにせよ、大きなその神秘的なお腹を誰にでも見せて良いのか??というのが率直な感想でした。(あくまで個人の感想かつ、なあぜ?という気持ち。そもそもそんなに見る機会もないので)
なので、写真で思い出を残すのが好きなわたしも流石に今回は別に良いかなあ、自分が将来見て楽しい訳でもなさそうだ。と思っていたのだけど…
臨月!!大きなお腹と向き合い続ける期間にだんだん気持ちが変わってきた。こんなに面白い体型になるのはもう2度と無いかもしれない!
こんなの写真に残さないと自分の記憶力じゃ絶対忘れる!!
てゆうか、このお腹を活かしたもっとおもしろい写真が撮れるはず!!!そんなハッピーゆるふわ路線おもんない!まあハッピーなんだろうけど本当は、寝れないし、かゆいし、お腹痛いし、便秘だし、もっと苦しく、もっと非日常おもろいはずだろう!!?
いう気持ちで画像検索したところ、たくさんの面白妊婦写真に出会えました。
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わー、さすが世界って広い。おそらく、ハロウィンを楽しみたい現地の人々の強い気持ちから生まれたマタニティ仮装。マタニティフォトとは多分コンセプトは違って仮装。全然ハロウィンと違うけどやりたーーーい。このキャッチーなのに全力さ?あと、生々しくなさ?上記の苦しみを乗り越えながらもヘルシーさ?わたしに刺さりまくった。
幸いにも季節は夏、夏休みの小学生気分でお盆休みもある。と、いうことで仲良しの大学時代の後輩(写真部)にこんなのやりたいんだけど、写真撮ってもらえないか…?とかるーく、ノリで言ってみたところ「その写真は撮りたすぎる…!アボカドのボードつくりたい!」とありがたすぎる返事でOK。持つべきものはふっ軽な後輩です。わたしもアボカドが1番可愛いと思ってたので、可愛さのみでアボカドをやること決定。
その後前日くらいになんとなく100均で、わたしは絵の具×3種と筆のみ購入(ゆるすぎて計画性なし)
段ボールと共にお家で後輩の到着を待っていたら、カッターボード、カッター、画用紙、テープ、クレヨン、を持って登場してくれて(共有なし)かなり良い感じに準備ができてた、グッジョブ。
夫と3人で、やいやい言いながら作ること約2時間。
途中、絵の具が無くなるやら、アボガドって真ん中らへん黄色?緑?お腹のサイズと顔ハメ合ってなくない?え、わたし身長高いからアボカドのバランスが…などと試行錯誤しつつも、無事に完成しました!!!
少し暑さが落ち着いたころに、見晴らしのいいところで撮影。
後輩はフィルムカメラ派なので、自分のカメラとチェキ、もちろんiPhoneも持って移動。
わたしが唯一知っている、使ったことあるフィルムカメラは写ルンです!こいつはなかなかすごいやつと言われている。あのサイズ感で軽さなのに、撮れる写真がちゃんとしているし(画素数はそこそこ)、なによりリサイクルで回っている。
旅先で愛用してわかったことは、
「フィルム高い」「一枚の重み」「味があるけどどう撮ればいい感じになるのかは謎」(結局なんとなくいい感じに撮れるので旅には持って行く)
そして、「丁寧にフィルム保管とかできる人にしか難しい!!」でした。
それなのにフィルムのみでくる後輩まじかっけー。まあ、わたしのカメラでも撮ってもらお〜。くらいの気持ちで、指示通りに「そのベンチで!右側!」とか、「そこの木の下、あ、もう少し左で!」とかを聞きながら、汗だくで撮影。
わたしのカメラ(SONY α7Ⅲ)で撮ってもらったのが以下。
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すぐ写真を送れるし、データを確認できることが利点。
わたしは主にポートレートと料理写真しか撮らないので、単焦点レンズ(ピントが限られたところにしか合わない。近くのものしか綺麗に撮れない)しか持ってないが充分楽しく使えている。なんなら人生で1番買って良かったものと言っても遜色ない。料理写真を極めたい時に、1番どうやって撮っても綺麗に写るカメラとして課金した。
そんなカメラで撮影してもらったのだ。2時間かけてアボカドを作り上げたこともあり、フィルムを見る前から失礼ながら、さすが上手に撮ってもらった!!嬉しい!!大満足!かわいい!ありがとうの気分だった。
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ちなみにこのチェキは去年後輩と3人で文化祭に行った時に彼がイベントで当てたやつ。僕持ってるんであげまーすとくれた。太っ腹すぎる。
「お疲れ様でした!僕、多分明日時間あったら現像するんでまたデータは送ります!」
と、そんなすぐに?!いいよ!暇な時で!と伝えていたのに本当に翌日の午後には写真が送られてきた。
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えええ、まじ?アボカドとフィルムの相性良すぎない?というか、全体的にすごい!全然違う!!!
作品?としてのレベルが格段に高い!パキッとしてるのに優しくて、やわらかで、このなんとも表現しがたい絶妙な色合いと雰囲気。
フィルムカメラ使いこなす後輩すごすぎるし、誇りに思うよ…
ここに載せ切れる訳ない、60枚もデータくれた。どんな遊びですか、個展開けるわ。
こんなの初めPinterestで画像探しをしてた時には予想もしてなかったので大満足を越えて、困惑なのですが、嬉しいことには変わりない。
顔は隠してしまってるので良さは減ってしまっているが、なんとなく、雰囲気が伝わったら嬉しい。
note書いていい?カメラ教えて!と言ったら教えてくれたので下記に。
ぜひ!!!お願いします!!!
カメラ:Nikon F3
フィルム:
・部屋〜ベンチ背中〜しゃがんでる写真
→kodak portra 160
・木の下のアボカドソロ〜イタリアン
→kodak colorplus 200
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改めて写真って、人と時間も思い出も綺麗に切り取ってくれて撮るのも撮られるのも大好きだと思った。
わたしももうちょっと自分のカメラを使いこなして、こんなふうに柔らかな写真も撮れるようになりたいなと新たな野望も抱けた。嬉しい。
こんなにフィルムで撮ってもらうことも無いと思うが、またお腹の子が産まれたら3人で撮ってもらいたいなと思う。