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日記 旅では日常できづかないことに気づける
2/10
メンテ買い物日。平日だから今日にしたのにショッピングモールにやたらと家族連れが多い。なんで?!と思ってカレンダーみたら明日祝日か、有給とったら4連休なのね?授乳室にお父さんが多くて鉢合わせるたびにびっくりした。しかもやたらと営業っぽいお父さん。4連休家族サービスだ!って感じがみて取れてよい。息子ちゃんたちも楽しそうだった。カルディで火鍋のもとをまた買えてハッピーだった。これ満足度高めなので常備したい。
2/11
冷蔵庫のなかのものを計画的に消化した。今回の旅、メインのひとつ、弟の結婚祝い用プレゼントであるドライヤーがデカくてキャリーケースの結構な範囲を占めたので夫は持っていくリュックを増やしてくれた。キャリー、夫リュック、子グッズリュック、抱っこ紐、わたしのカメラの総勢5バックで旅に出る。カメラ絶対邪魔って言われるけど絶対いるんだよな、撮れ高重視。
ドライヤー買いにビックカメラで色々見た時にほとんどのものが真ん中が空洞ぽいものになってるのに驚いた。狙ってたSHARPのやつは値引きとかなくて正規店は一律どこで買っても同じ値段らしい。しかもポイントバックもないらしい、潔い。夫が3年前くらいに買ったSHARPのドライヤーとまるで違う風貌をしていておもろい。そしてまだマイナスイオンが売りなのね、よくわかってないけど確かにさらさらにはなる。ドライヤーなんてほぼ買い替えないのでドライヤーのトレンド!とかしらなかった。
2/12
さて、ちいちゃい子2度目の飛行機。スパンがはやいね。
今回の旅の目的は高知・愛媛に行く。愛媛の恩師に会う。夫は四国この2県だけ行ったことないのでオッケーしてくれたし、2月に結婚する弟が高知に住んでいるので休み取ってもらって会う予定。
わたしは田舎で育ったため、ちいちゃいころ車でいろんなところに連れて行ってもらったが、飛行機はほぼ大人になってからが多い。都会と田舎、育ちでここが逆になるのかな?田舎だと空港行くのも一苦労なのだ。初めての海外は大学生の時にグアム。そっからもう飛行機乗りまくってるけど、飛行機乗る体験って意外と大きくなってからのほうが新鮮で楽しい気がする。まあ子供のときからでも一緒かな?好きな子はすき?夫は狭いし閉鎖感があるから嫌いらしい、それもわかる。わたしの中で飛行機は、たまに無性に乗りたくなる乗り物であり、エンドレスで寝るところだったが、もう子を寝かすところに変わった。自分の睡眠より子の睡眠、こうして睡眠不足の中年期を過ごすのか。
とかなんとか片手で抱っこしてそろそろ痺れてきたところでもう高知に着くらしい。約50分くらいしか経ってない気がする。子が出てきてから50分は働いてた時の15分くらいの感覚。一瞬で時が過ぎさるし、50分ないと15分のことができない。つまり、15分で高知に着く!はや!!
夫運転しないのでわたしのフル運転です!HISの旅行パックについてたレンタカーが、はじめて聞くレンタカー屋さんでびびってたら、そもそも到着して授乳している間にカウンターに誰もいなくなってしまい慌てて別のレンタカー会社さんについて行った。地方空港すぎて?レンタカー屋さんまでその会社の車で行くのに、ちょっとの差で誰もいなくなるの怖い。夫は制度に慣れてなさすぎて、?そんな走らなくても?な顔でついてきた。なんかアメリカの地方空港でもそうだった。到着ロビーのカウンターに誰もいなくなってしまう問題。結局、駐車場にいた別のレンタカー屋さんが親切に「〇〇レンタカーさん?あっちかも!」って教えてくれて、行ったらちょうど別の人を空港に送りに来ていたので、空港到着組を運ぶ用じゃない車に乗せてもらった。レンタカー屋さんに着いたら、働いているひとが若くて、高知…となったし、空港到着組など我々だけだった。
車はじめてスズキに乗った。わたしトヨタしか運転したことないや、と気づいた。アクセルをゆるく踏んだらなんかガガガと言って幸先悪くて震えた。
弟とホテルで待ち合わせ。星野リゾート系列のOMO7というところが平日だからかツアーパックの差額なしで入れてラッキーだった。高知から入って、松山(愛媛)にレンタカーを乗り捨てる間に3泊するというかなり自由度高い旅!
弟の車で一緒に観光しようと言ってくれて、なんで?と思ってたら、高知はガソリンが日本で1番高いらしい。ほんとかわかんないけど、まじでどのガソリンスタンドも一律192円/ℓで独占禁止法が垣間見られた。(愛媛で最後に入れたら175円とかだった)あと、パーキングが高いらしい。たしかに、ホテルから出庫するたびに1000円と言われて、誰が出庫するねん、と思った。
ひろめ市場で藁焼きのカツオ食べて、夫は弟妻と飲んで、桂浜で坂本龍馬像みて、みんなでプリクラとって、お土産買いに連れて行ってもらったらほぼ観光終わった。動作は3コマ漫画くらいだけど、雨だったのと子がいると移動にいちいち時間がかかるのでこれはかなり妥当な量。最後に仰々しくドライヤーを渡した。今回もちゃんと弟妻さんと話せた気がしないけど、市場で高知おすすめ居酒屋料理を買ってきてくれたり、色々気を遣ってくれた。弟がカツオの藁焼きを買いに立ったので着いて行ったら「いや俺が出すよ」というムーブだったのにちゃんとわたしが払ったり(末っ子ってこれができるからすごい)、心なしか両親がいたら見せない感じでいちゃついてた気がするのでお幸せにな…と夫とふたりでなった。傘二つあるのに相合傘してたし、夫いわく「いま!手!繋いでた!!」とのことだった。楽しかった、おめでとう。
高知、ちいちゃい子供いなさすぎて、市場の人や、パーキング出庫のおじさんにめっちゃ話しかけられた。ご両親も嬉しいよね〜〜いっぱい預けて遊びにいきな〜と言われたが、それが叶わないな…叶ったらハッピーなのか?今かなり気楽でよいのだけど。
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海鮮丼美味しかった…!(夫は焼肉的な四万十豚)
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普通だと生ぐさく感じてあんま食べれない
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(写真は多分生にこだわるカツオ屋さん)
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馬鹿でかい音を鳴子で鳴らしながら夫と15分交代で踊った。
2/13
ここが気合の入れどころ。朝から昨日現地スーパーで調達した高知っぽいものを食べて出発!高知から愛媛は宇和島へ3時間の運転。2日目は馴染んだ?のか車がガタガタ言わなくてよかった。
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あと文旦。高知は文旦ばっかだった🍊
山を越えまくってたら、人も車もいなさすぎて、夫は「俺はぜったいこんなところに住めない。れいわのポスターだけあるの怖すぎる」と言っていて、人がいないのに選挙の手だけ行き届いている感じが日本って感じで衝撃だった。こんなの町おこしするとしても、人はどんどん減るし、どうするのがいいんだろうね?結局直島(四国のアートな島)くらいの規模感で、外から人に来てもらうのがいちばんの成功規模感なのかなあとか、ああいう山の麓にすんでる老人とかが、減って行って、でも物資を届ける人は100が20人になってもインフラだから届けないといけなくて、そうなると都市部って経済合理性はあるよなあ。とか、1時間運転しても全然車も通らないし人も歩いていない道を集中するために、ここをどうするか、と地方都市と都会についてをひたすら話した。この誰もいない山をレベル1とすると、夫もわたしもレベル3くらいの田舎(車がないと移動できず、スーパーなどに車10分とか)出身だから想像して話ができるけど、確かに都会に育ったらこの感じの田舎にほんとうに縁がなくって、自分ごと感全くないのか…とも考える。日本を解像度高く考えられるのって田舎育ち&旅してるのってなんというか気持ちがわかるという面で大事だ。まあ東京もちょっと外出ればそういうところいくらでもあると思うけど。子、ほんとにこのまま都会育ちでいいのかいつも考えちゃう。なにもないところからスタートで親が実はサポートできる体制である、というのが人生楽しいと思うんだよなあ。人生どうこうできるかというおこがましさは置いといて。
途中、雪が残っていたのを踏んだら、ぺしゃってなるイメージだったのに、凍っていて、ガゴ!とかいって震えた。まあまあの集中力がいるので夜中も授乳する人は長距離運転するもんじゃないよ。
そうこうして無事に宇和島市についた。ちょっと住んでいた&働いていたのでここにゆかりがあると勝手に思っていて、恩師であり、母であり、共にがんばれる師匠がいる。わたしの師匠は2人いて、2人ともに夫を会わせることができてよかった。多分5年ぶり?くらいに会ったけど相変わらず、想いが強すぎて話のエネルギーが爆弾級。話を聞くだけでわたしはあてられたし、夫はすごいねと圧倒されていた。いま、師匠は地方政治に関わっているので、町おこしとそこに生きる人と、結局の大変な話を聞けてとっても勉強になった。闘い続ける道を選ぶのも大変だけど想いがある人はパワーの強さが違うのジャンプ漫画みたい。
めっちゃ忙しいのに時間割いてくれたので、あとから電話対応しまくってて申し訳なかった。あと途中、喫茶店で子がうんち漏れちゃって、夫が俺行ってくるよと行ってくれたけど、全然帰ってこなくて、帰ってきたので大丈夫?と聞いたら「大丈夫じゃない!」と血相変えてまた、子を連れて行って、初対面の人の前で一生懸命がんばってて面白かった。車で着替えさせようとうんちついた服を脱がせてから、片手で新しい服を出そうとキャリーケース開けたりしようとして無理だったので、またうんち服着せて、喫茶店に戻ってきたから無理だったらしい。結構無理だね、ごめんね。師匠いわく、まあ女はしんどくても結局なんだかんだやっちゃうから、男の人にやらせるっていうのが結局こっち側の技量でもあるよね、とのこと。ほんとにそう。この工程の解像度があるのか、ただおむつ替えるだけでしょの1レイヤーなのかはだいぶ大きな差。それもこれも育休のおかげ、そしてついてきてくれてありがとう夫よ。
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夜、松山(都市部)まで移動してホテルでお土産に持たせてもらったカツオを食べた。わたしはもうあてられまくっててぐるぐると頭の中を整理していたのと、無事ほぼ車移動が終わったことに安心して放心状態だったので夫はひとり街に繰り出してった。
結局、わたしは感情ベースで動く方が得意で、それによって人をびっくりさせてしまう(良くも悪くも)ことが多いので社会に生きる上では結構自制している。
やりすぎたら迷惑だよな、と考えてしまって自分の中で意味わからんことになること、多々ある。でも、この感情ベースで動くのは夫にはできないことで、何かのためにこれをしよう!みたいなのが全くない人だからこそ、それのマネタイズできたり社会にいい感じに組み込める方法を一緒に考えるのがいいのでは?とふたりで話してなった。わたしはそれがとても嬉しかった。
師匠はもともと米粉のパン屋で、わたしはそこに手伝いに行ってた。お米の自給率を増やしたいとパン屋をはじめて、めっちゃくちゃ美味しいパンを作れるし、でも曲がったことが大嫌いだからロスもしたくないし、人を喜ばせたいしで全部やりまくったら朝5時からパン作って、残ゼロになるまで売り歩いて、22時まで仕込みで、家帰ったら23時過ぎの生活を続けてた。米粉のパンって小麦粉より大変なのにそれをわかってもらえる環境じゃないから儲けもほぼない。まじパワー気持ちの一点張りでだった。それが災害きっかけで生死の問題が近くで起きて、土砂のせいで電柱が家にぶっささった友達の話とか聞いてたらもうどうしようもなくなって、根本から変えたくて、タイミングもあってパン屋たたんでそういう街のことをし始めた。(結局人を集めて電柱を抜きにも行ったらしい)大きなお金をうごかすのは政治しかないけど、必要なお金が全然必要な場所に回ってなくて苦しいし、悔しいと言っていて、わたしもそういう気持ちは日々あるけどどうしたらいいかわからないし、ほったらかし。こうやって強い気持ちで動ける日がくるのか。覚悟の問題?とにかくそういうことをぐるぐると考えていた。
夫は駅前でひとりバーの星野源みたいなサブカル店主と2時間飲んで話して、地元の情報をゲットしていた。たのしそうでよかった。
2/14
松山市観光。チェックアウトの11時まで子と遊びまくって、親友Yのおすすめカフェに行った。人生で一番のスコーンと聞いてたから行きたくて、オープン結構早めに行ったから空いてたけど、平日なのにどんどん人増えてって人気店だった。
スコーンにそんな美味しいとかあるの?Yは大袈裟だからなあと思ってたのに、一口食べたら、「シェフ…!シェフは?!」となる衝撃のほろほろサクサクで、なんだこれは?!となってキッチンをみたら店長さんアジカンのゴッチをもうちょい古本屋よりにしたイケ髭おじさん(すみません記憶のなかのイメージです)で、あの人がこんな繊細な感じの力強いスコーンを?てゆうかメニューめっちゃあるんですけど?とギャップ萌えした。
ホットドッグもパンふわふわで美味しくて、他のケーキも全部食べたいけど、ここはキャロケだ!と頼んだらそれも初めての味だった。ショートケーキとか、チョコプリンとか、えーんもっと食べたかった。コーヒーにもこだわっててこんなん近くにあったら通うわ!となるお店作れるのがいま何よりの羨ましさ。ソファもインテリアも音楽もちょうどよかった…。ちょうど良いって作るの一番難しいと思うのですごすぎる。
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2/15
朝から旅館でタイプロ!!と思うも10時チェックアウトなので車を走らせながらわたしは耳だけ聞く。空港までの最後の空き時間に色々調べて、セカンドストリートに行った。古着屋と言ったら聞こえがいい?チェーン店。誰か有名人がその土地のブックオフに行くと聞いたことあるけど、我々はその土地のセカスト行くの好きで、そこの人がなんのブランド着ててどうやって値付けしてるかチェックする。子供服が多くて、絶妙な値付けでたのしかった。夫が子の服これいいね!って気に入ってたと思ったのに、結局わたしがレジで買うことになって、わたしばっかり子の服買ってる!と二回主張してちょっと揉めた。その後の運転も、給油もわたしだよ?彼には彼でこの旅に自分はずっと付き合わされてるという主張があるだろうが、何も言ってこないのに無言で主張しないでほしい。
空港でタイプロみてたけど、飛行機乗ってどたんばでダウンロードしたら見れる!と気づいて、機内で子が寝てから周りに見えないように見た。衝撃で震えたピークは1人目の発表でした。名前を伏せて夫とやいやい言って、東京着いたらもうネットニュースにはなってたし、SNSでは完全にネタバレしてたので飛行機で見てよかった。
旅から帰ってきた。旅終わりに夫とばたばたとキャリーケースの中の荷物を出したり、洗濯第一陣はどれだ!とわけたり、そうこうしてるうちに、広げた荷物を夫に早く片付けてよと文句言われないように買ってきたお土産の写真撮ったりする時間がたのしい。
そして旅中はスマホなんて触らないので、日記は思い出して書くことになる。ひゃーたのしかった。
思い出して書いてたら結局厚くなってしまった。追いついてない!全然全部追いついてない!!でもタイプロ終わりからまだ5日!!!!
書いてて夫かなり付き合ってくれてたな、と気づけた。そして、自由度高い旅行はこれで最後だと思うので時間に融通聞くタイミングで普段会いにくい人たちに会えてよかった。
夜間授乳、いまだに変わらず続いてるけど、子がしっかり寝てくれるのでラク。