見出し画像

練習とルームマッチの活用とは

はじめに

 こんにちは。ぱん*という者です。私が書く記事も3記事目となりましたが、前2記事と違って少しは真面目に書いてみようかと思い、筆をとっています。
 皆さんは「練習」や「ルームマッチ」の機能を利用されたことがあるでしょうか。自身の腕試しとして野良のルームマッチを周回したり、他人の激強な個体を拾ってきて挙動の確認を行ったりしたことがある人は少なくないのではないかと思います。実際にレースを見て確かめて、チャンミやLOH、有志対人大会に向けて環境考察を行っているかもしれません。
 では、あなたの練習やルームマッチから行う環境考察は、正しいものなのでしょうか。正しくない前提条件のもとで起こる確率の低い分布を想定して、何がどのように強いのかを考えず、ただぼーっと眺めている経験はありませんでしょうか。本稿は、そんなあなたに正しい練習・ルームマッチの見方を伝授します!……というものではありません。期待して読んでくれた人は申し訳ないです。
 あくまで私からあなたへの疑問の提示と、私が練習やルームマッチを見る上で意識していることのメモです。本稿に書いてある内容が論理的に正しいことは決してなく、本稿の目的は環境に悩めるウマ娘プレイヤーと練習の回し方を共有(一方的)し、よりよい環境考察ができるようにしていくためのものであることには注意されたいものです。書いてある情報を鵜呑みにして、練習やルームマッチが上手くいかないと私に文句を言うのはやめてください。もし質問や意見がある場合、正当なものであれば勿論受け付けますが。
 前置きが長すぎるのでもうやめておきます、さっそくいきましょう。
(追記)
 本稿は自分のメモ用に執筆して投稿を予定していたものですが、すでに投稿されているマンソンさんの記事と趣旨がまるかぶりしていたため、他人にもより読みやすいように改訂を加えたものになっています。なのでところどころおかしなところがあるかもしれません、ご了承ください。それとマンソンさんの記事を見てパクッて書きだしたわけじゃないことは信じていただきたいです。(マンソンさんごめんなさい)


本題

練習やルームマッチを行う理由や意義とは

 大層なことを書いていますが、身構えなくて大丈夫です。要は私やあなたは練習やルームマッチを行うとき、何を目標に始めるのか、ということです。
 色々な理由が挙げられると思いますが、ざっくり書くと
 1.育成したウマ娘が勝てるか見てみたい
 2.他人がどのようなウマ娘を育成しているのか見たい、あるいはどれくら 
   い強いのか見たい
 3.どのようなウマ娘や編成が強いのか知りたい
などが挙げられるかと思います。

 1や2のように腕試し的な面が強いのは、やはりルームマッチでしょう。
 そりゃあ勝てば気持ちよくなれるので、自分の作った個体でルームマッチに潜ることもあると思います。では、有志対人大会に重きを置いている人が、野良のルームマッチで勝ちまくったから大会も勝てると考えるでしょうか。ここはNo.と言ってもらいたいところです。
 3エース対面を想定している人が多い野良とのレースから、1エースが中心の対人大会に勝つための情報を得られることは、あまり多くないのではないかと考えます。例えば、野良が大逃げデバフやネオユニデバフを頻繁に使ってくることがあるでしょうか。チャンミ勝ちたい人たちはそんな凝ったデバフを作りません。そんなことをしている暇があれば別ゲーをします。
 1エースの人とばかりマッチすれば何かつかめることがあるかもしれませんが、野良にそれを求めるのは非効率的です。なので、ルームマッチを中心に対人の環境考察を行う人は、今一度野良の対面をよく見てみてください、と言っておきます。
 勘違いしてほしくないのは、上記のように野良では参考にならないからといって野良で当たるプレイヤーが弱いだとか対戦することが無駄だとか言っているわけではありません。あくまで自分が対人の環境考察を行う上で求めている環境がルームマッチに用意されうるかどうか、というのみです。

 ルームマッチで環境が用意できない中、自分である程度の環境を用意してレースを見ることができるのが、練習なのではないかと思います。
 それでは、練習の見方について検討を進めていきましょう。

練習から環境について考えるためには

 まず、先ほどから使っている「環境考察」ってなんなの?という話からしていこうと思います。環境考察とは、対人大会ではどのようなウマ娘及び編成が出てきやすいのだろうか、という予測です。
 レギュレーションにおいてどのようなウマ娘が強いのか、ということは、U-tools様のような攻略サイト、各対人勢のノート(VICTORIAのジンさんなど)、ウマ娘YouTuberの動画や配信、SNSからの情報(攻略記事や因子等)などを含め、自分の考え以外からも多分に情報を得ることができます。ここでまず出てくるのが「その情報、本当ですか?」という疑問だといいなあ、と個人的には思っています。情報を鵜呑みにするのではなく、その情報はどのような根拠や考えに基づいて発信されているのかを理解できるといいですね。

 こうしたレギュレーションの内容を理解した上で、使用ウマ娘のトレンドを予想していくのが環境考察です。そして、この環境考察を行うための一環として利用されているのが「練習」の機能であると考えられます。
 それでは、練習を環境考察の一助としていくためには、どうすればよいのでしょうか。ここからは私が練習を回す上で気を付けている点を挙げ、順に解説を加えさせてもらえたらなと思います。

1.個体集めと完成度

 まず練習を行うには、予想する環境にマッチする個体を探してこなければなりません。ここがかなり難易度が高いです。
 宇宙最強の個体を見つけてくることができても、他が弱ければ意味がないです。極端な例を出しますが、マヤとチョコネスのどちらが序盤ハナを取りやすいかを見比べたいとき、「先手地固めのないマヤ」と「先手盤石のあるアイネス」でレースを行って、マヤは序盤弱いんだな!と考えるのはどう考えても違います。
 個体ごとにそこそこ戦える(8~9割の完成度が理想)ものを見つけてくることができると、自分が確認したい動きが見られる可能性がグッと高まるのではないかと思います。継承固有に迷ったりどのスキルを因子厳選したらよいか迷ったりしているときは、挙動やコースを確認して組み直すのもよいかもしれません。

2.バイアスはかかっていないか

 ここが私が一番気を付けている点というか、練習を見る上で外せない部分なのではないかと考えている点です。
 バイアスってなんのことを指しているのか、という疑問が浮かぶ方もいらっしゃるでしょう。それは、有利対面だけを見て考えていることはありませんか?ということです。
 例えば、有馬記念におけるクリスマスパーマー。
 大逃げ4逃げ3先行2などで回して、パーマー強いな!って言ってませんか?はっきり言いますが、有利対面なんだから勝ってもらわないと困るわけです。たった一つの分布を見て、ウマの強弱を判断することはあってはなりません。
 では、どのような分布、対面を見据えるべきなのでしょうか。ここは練習を回す人の考え方に大きく左右されますが、不利分布の考察と確認はしっかりしておくべきです。
 逃げを少なくしたときにマヤが勝つにはどうしたらよいか、逆に大逃げが多いときにマヤはどのようにしたら勝てるのか。そして、勝ったウマはどのような動きをしていたのか。
 これを編成を変えながら逐一確認することが、練習の大きな意義であると私は思います。机上でどれだけ有馬記念ではマヤノトップガンが強いと結論づけたとしても、常にマヤノトップガンが強い動きのできる対面が現れるわけではありません。中盤固有や中盤スキルを厚めにしたマヤが、大逃げを抜いている瞬間を自分の目で捉えることによって、はじめて自分の中で信頼性が担保されます。自分がその編成を使う上でされたら嫌なことを考えましょう。ただ機械的に逃げには中盤固有で追込は終盤固有!だとか、逃げ以外はスタミナ要求値が低いから回復がいらない、烈火のごとく!本能の解放!とならないようにしたいものです。
 より強くあれるスキルがついていない個体を使って、〇〇は強くないんじゃないか、と考えるのは愚の骨頂だと思います。有利対面や上振れたレースを見てやれそう、強いと判断する前に、戦ったらかなり負けが濃厚になる対面について考える必要があると常日頃思っています。

3.君、それ作れるんかいな

 最後に、誰にとっても重要なことを話します。机上で考えて、練習を回して、強そうなやつが見つかりました、と。
 で、君はそれを作れますか?
 逃げが強いと考えたけれど、スマートファルコンもダイワスカーレットも未所持です!という人が練習の個体レベルの逃げを握れるようになることは現実的ではありません。考察の結果だけではなく、自身のサポートカード資産、キャラ資産を十分に加味して、使用編成や因子周回の方向性を定められるとよいのではないでしょうか。

4.一人で見ない努力

 先に述べたように、どれだけバイアスがかかることを問題視していたとしても、自分ひとりの見解には限界があります。(けんかいのげんかい、ハッハーw こりゃ傑作だな)
 チームメイトやサークルメンバー、信頼している人など、色々な人と練習を見てあーでもないこーでもないと言っている時間は大切じゃないかなと思います。そういう時間が一番面白いです。
 結果をテキストベースで共有するのもよいでしょう。そこから得られる情報も疑問もたくさんあると思いますので、よりよい話し合いが展開できると面白いですね。

結びに

 まずは、ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。
 本稿があなたのためになれたかどうかはわかりませんが、何か新しい疑問やお前、そこはおかしくないか?という意見が生まれてくれるときっとあなたも私もより理解が深まるのではないかなと思います。
 そして、長々と偉そうに語ってきましたが、かくいう私も練習をもれなく正しく活用することができている、というわけでは勿論ありません。
 練習を用いて、今月何使おうかな…と考えるときもありますが、練習の内容と環境がマッチしていないことだってありますし、練習をまったく使っていないのに環境がぴったりだったこともあります。そして、その環境読みが上手くいったからといって結果が残せているわけでもないです。
 しかし、こうした環境考察をすることがやはりPvPの醍醐味であり、私の好きなゲームとの向き合い方なので、今後も様々な方と一緒に考えを共有し合っていければいいな、と思っております。
 今回は真面目だったでしょう?(多分)また記事を書いたときはぜひお会いしましょう。See you again!

参考・文中情報

U-tools様

マンソンさん

https://twitter.com/hideresta


ジンさん
https://x.com/FloscheJin/


いいなと思ったら応援しよう!