オリーブの苗木を育てる⑨ホヒブランカ
葉裏の銀色が耀き、樹形もきれいに整う。
スペインで3番目に多く栽培されている品種。オリーブの中でも際立って葉の裏側が白みがかったシルバー色をしているのが特徴で、それが名前の由来にもなっています。
葉の表裏のコントラストの鮮やかさに加えて樹形も整いやすいため、日本では観賞用オリーブとして人気。オイルでの利用が主流ですが、果肉も多いため、テーブルオリーブにも適しています。果実は、しっかりと枝につき、離れにくいタイプ。中~大粒で卵形の果実をつけます。
収穫期は比較的遅く、自家結実性を持っています。生育旺盛でよく花もつき、冬の寒さにも石灰質の土壌にも強いため、比較的育てやすい品種といえます。