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思い入れのある音楽について

私は音楽が好きだ。
聴くのも聞くのも、歌うのも好きだ。まあ歌うのは上手くないんだけど。
匂いや味と同じで、音楽もまた記憶と強く結びついて存在していると思う。ずっと音楽を聴いてきたから、聴いてきた数だけ結びつく思い出がたくさんある。
コロナの影響でありがたいことに在宅ワークになって音楽を聴く時間が前より増え、懐かしいなあって思う曲がたくさんあったので、その中の一部を思い出と一緒にプレゼンしてみようと思う。ここまでが前置き。


■風/嵐

中学時代、吹奏楽部に所属していた時に聴いていた曲。
当時私の周りでちょっとした嵐ブームがあって、仲良しメンバーで合奏してみようよって言ってこの曲練習したなあ。通常の練習サボって。
爽やかな青春を駆け抜けた感じの曲。でもどこか切ない歌詞。
なんかもうね、曲調と歌詞と嵐5人の声が、絶妙なんだよね。すごくいい。

何もかも捨てて 今をもう一度 時間をとめて
描いた理想 願いは助走だって感じたら羽ばたけるよ

もう夢とか追わなくなっちゃったけど、あの時のキラキラした気持ちを思い出してグッとくるものがある。サクラップも歌えるように練習したなあ。

■ぼくらの季節/さよならポニーテール

というか、「青春ファンタジア」通して全部良い。ちなみにこれは公式の素敵なMVもありますので是非に。

高校生の時によくきいてたなー、さよポニ。たぶんYou Tubeを徘徊してたときに、「無気力スイッチ」を聴いて、だらけた私にぴったり〜!って思ってアルバム借り始めたんだよね。声が可愛くて、歌詞も曲調もほわほわしてて、でもどこか陰がある。
体育の授業で誰もいない昼下がりの教室に、西日がさしてカーテンが揺れてるような、そんなイメージがあるグループ。伝わるだろうか。

■I'm still standing/taron egarton

エガートンじゃないですよ!エジャトンですからね!!!
まあ元々はエルトン・ジョンの曲です。singの劇中歌でタロンくんが歌ってたバージョンの方を私は聴いてた。それはもう狂ったように無限リピートしてた。
私とタロンくんの出会いは映画「kingsman」で、ちょうどハマった時期的にキングスマンGCが公開になって、7、8回くらい?GCを色んな映画館に観に行ってたんだけど(4dxとかなんか色々。あと蔦屋書店のコラボフェアみたいなのにも行った。渋谷の英国俳優コラボドリンクも飲みに行った)、俳優のタロンくんの唯一の歌唱曲がこれだったんだよね。もちろん今はロケットマンのアルバムでもいっぱい聴けるけどね!!すっかりエルトン・ジョンと仲良くなっててほんとに愛しい。愛すべき俳優。
ウェールズ出身なんだけど、ウェールズの人は歌が上手くて、タロンくんも例に漏れず甘くて響きのある素敵なお声をしているのですよ。
この時活発に色んな場所行けてたのは大学生後半でそこそこ暇してたからなんだけど。なんかその頃の色んなこと思い出しちゃう曲。ちなみに日本版はスキマスイッチの大橋さんが歌っててそっちももちろんサイコーなので合わせて聴いてみてほしい。


■kicyu/横山裕・安田章大

私はeighterです。高校のとき友達からのあだ名がeighter(どストレートすぎん?)だったくらいeighterです。
中3の最後に友達に連れて行ってもらったFIGHTコンで横山裕さんに心を奪われ、高校生になってからtwitterとかアメブロとかメルマガでおたく活動してたんだよね。その時に出会った章ちゃん担の子と、一緒に振りも覚えて合わせよーって言ってめちゃめちゃ聴いた。kicyuのチューってほんとはchuが正しいんだけど綴りを間違えてちゃってるとこも含めて好き。
学校帰りに制服でライブ参戦したなあとか、帰り道の途中のイオンでCD予約して買ってたなあとか、セブンイレブンコラボを友達に協力してもらったなあとか、そんな高校の思い出が滲み出てきてキュってなる曲。キスとチューの違いは未だにわからん。

■人生ハードモード/村瀬 大(CV:梅原裕一郎)

バイトの行きに死ぬほど聴いてた曲。梅原裕一郎の声がひたすらに良い。
午前中出勤が多かったから、土日の朝の木々の揺れとか、あとよく駅前に立ってたissueを売ってる人のこととか思い出す。
issueって買ったことないんだけどあれすごくて、一度は職を失ったような方々が社会復帰するための後押しをする活動の一貫らしい。パディントンが表紙の時があってよっぽど買おうかと思ったが、バイトに遅刻しそうなので買えなかった。バイトはいつもギリギリ。

■ぞっこん!ペン子さん/ペンギン(CV:神谷浩史)

バイトの行きに聴いてた曲その2。
オープン担当が私一人だけの時とか、これをスピーカーモードで流しながら着替えてた。あの部屋にもし監視カメラあったとしたら恥ずかしすぎてしねる。
ちなみに高田馬場に行くと実写版しろくまカフェがあるのでぜひ行ってみてほしい。カウンターに座って「カフェモカください」って言いたいよね。地元民なら通いつめてた。

■チグリジア/観音坂独歩(伊東健人)

社会人一年目の研修生の時期、出勤前によく聴いてた曲。
背後でずーーーっと繰り返されてるフレーズに中毒性がある。なんでこんなことしてるんだろう、今私がしていることには一体なんの意味があるんだろう、私はこんな会社に入るために今まで頑張ってきたのかな?どうしてだろう嫌だ嫌だ嫌だ…って気持ちを増幅させるドーピング曲。駅の高架下?とか、そこにたまってる大量の鳩を思い起こさせる。
これはライブで歌ってるところを是非見て欲しい。BLACK OR WHITEも最高に観音坂独歩なので聴いてください。ちなみに私はジュク女ではなくポ女です。

■デート/斉藤壮馬

夢野幻太郎出の斉藤壮馬好きです。これは一社目の配属先にいた頃、朝メイクしてる時にひたすら聴いてた曲。
私も終電間際の高田馬場で出会ってデートまでこぎつけたいもんですよ。会社に行きたくなくてしょうがなくて、GW明けの出勤が堪えられなくて改札抜けた瞬間に涙が出ちゃったことを思い出す。そう言えばあの会社の近くにも鳩がいた。

■エイプリル/mol-74

二社目の配属先にいた頃聴いてた。すごく綺麗で静かな歌。泣きそうになる。大学生の頃、謎にセンチメンタルな気分になって授業をサボって学校の裏手の小道を歩いていたあの頃を何故か思い出す曲。記憶の中でどんなにあの日をなぞったって、もう二度と戻れはしないのにね。曲調も歌声も歌詞もスキしかない。是非是非聴いてほしい。Spotifyでも聴ける。

■Creation/ポップしなないで

これはもう忘れもしない、バレンタインの時期に先輩の家で気が狂うくらいエンドレスループされてた曲。これを当時の人が見てたら一発でバレるけど、どうせわかりゃしないので書いちゃう。
新しい現場と前の現場とのギャップで毎日死にそうだった時の私になんだかグサリと刺さった。すごく危うい心を歌っているなと思っていて、ちょっとの衝撃でもろもろ崩れて壊れてしまいそうな精神状態をギリギリのところで踏みとどまっているみたいな。そんな歌詞に共感して、ずっと聴いてた。しんどい時にあえて聴いて、しんどさを倍増させたい時の曲。

■三月がずっと続けばいい/三月のパンタシア

春が一番好きだ。誕生日があるし、なんだか切ないから。出会いと別れの境界線だから。
ずっと続けばよかったのにね。エンドレスエイトならぬエンドレスマーチしたってよかった。今がずっと続いて、そしてそのままなにも変わらなければよかったのに。
この曲を聴いていた2020年の3月とこれから迎える2021年の3月は一体どれだけ変わっちゃってるんだろうな。
三月のパンタシアさんの『青春なんていらないわ』もおすすめ。在宅中にこの曲聴きながらよくうどん作ってた。

■BLUE/group_inou

たぶんイルカセラピーの曲の方が有名。
『高良くんと天城くん』っていう超絶青春むずきゅんBL漫画の作中でチラッッと出てきた曲。気になって歌詞検索して聴いたらハマってしまって、夏にクーラーの壊れた部屋で熱中症になりながら聴いてた。
ラップ?なのかなこれは。中毒性が強い。しんどい気持ちになる。でも聴いちゃう。

■ノーチラス/ヨルシカ

「さよならの速さ」ってどれくらいだろう。
タイトルの「ノーチラス」っていうのは、海底二万マイルに出てくる潜水艦のノーチラス号が由来らしい。物語の中にしか存在しない架空の潜水艦。
考察が全く得意じゃないのでそれはしないけど、胸をぎゅっと引き絞られるようなそんな気持ちになる曲。


以上、プレゼンになっているだろうか。
ちなみにこれを書き始めた時から転職したので、もう在宅ワークができなくなった。転職しなきゃよかった。

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