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駐在妻の苦悩と対策:社会との繋がり
こんにちは。
駐在2年目の私が今現在抱える悩みについて、引き続き書き記しておきます。
やりがい・生きがいが突然0になる
海外に来て気づいたこと、それは「私は仕事からかなりやりがい・生きがいを感じていた」ということです。頑張れば頑張るほどアウトプットや成長が見える、評価されて昇給する、周りからも頼りにされる。それによる達成感や自己効力感は何物にも変え難いものでした。
自分の努力と社会との繋がりによって得られる、このやりがいのおかげで、忙しくても日々を楽しく生きられていたのだと思います。
現在、私は休職中のためフルタイムの仕事を得ることができません。今まで仕事から得ていたやりがいが0になってしまった。これが予想以上に堪えました。
社会との繋がりの大切さ
前回のnoteでもお話ししたように、自己研鑽による努力は人並みですがしているつもりです。でもこれは自分との戦い。いくら頑張っても過去の自分と比較して成長を感じる、それだけです。
人間はコミュニケーションする生き物です。社会と繋がりを持ち、コミュニケーションをとり、感謝し合う。それによって自己効力感を得て、それが自己肯定感に繋がるのではないかと思っています。
きっと、それが近所付き合いで得られる人もいるだろうし、そういったものがなくても楽しく過ごせる人もいるかもしれない。
ただ私個人は、仕事を通じて社会と繋がることに意義を持つタイプだったようです。
名前のない駐在妻
駐在妻として海外に来て驚いたことの1つが、日本人コミュニティにおいて「●●さんの奥さん」と呼ばれるようになったことでした。
日本にいた頃は寧ろ「旧姓+自分の名前」でしか呼ばれなかったのでかなりのカルチャーショック。
と同時に、誰も自分の経歴について話さないし聞かない、ということにも驚きました。
冷静に考えたら当然です。日本では似た背景や価値観を持つ人が周囲にいましたが、海外では異なります。
特に私のいる場所では、キャリア、出身地、最終学歴、語学レベル等 バックグラウンドや価値観は本当に様々。なんとなくみんな避けている話題だと感じました。
肩書きのない駐在妻
こちらに来た当初は、現地で「What do you do?」と聞かれても「主婦」以外に答えることができないことにも悩んでいました。
「主婦」と答えるたびに、どうしても『私は何も生み出していない』『誰の役にも立てていない』という気持ちが膨らんでしまって悲しい気持ちに。
現地人たちも「主婦はもったいないよ」「働いたほうが楽しくない?」「仕事探したら?」などとアドバイスをしてくれるので、余計悲しく。
客観視するととてもくだらない悩みです。休職しているのだからフルタイムで働くことはできないし、自分で考えてできることはやっているつもり。それでも自分のアイデンティティがわからなくなってしまったのです。
少しでも社会と繋がりを持つために
考えすぎてしまい、悩みこんでしまった私。1年以上悩み続け、ようやくフルタイムではない方法で仕事を得ることができました。自分の経験や語学力を活かせるオフィスワークです。
中小企業での仕事で、物足りなさも感じます。でも、少しでも役に立っていると思えること、そしてそれが収入という目に見える形で現れることが私には大切です。始めたばかりですが、少しは心が楽になったかなと思います。
最後に
『少しでも悩んでいる時は、とにかく行動する』今回の件で学びました。
私はかなり考えすぎてしまうタイプ。周りが見えなくなってしまうことも多々あります。特に今はとにかく行動する!それを大切にしていきたいです。