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第10回カリフォルニア運転実技試験の攻略法!〜地獄のDMV〜(Orange County)アメリカ運転免許

こんにちは、ナナです🌼
今アメリカ、カリフォルニア州の大学に通っています。
カリフォルニアは車がないと生活できないと言っても過言ではないほど車社会です。前回はカリフォルニアの運転免許証を取るまでの大まかなプロセスを紹介しました。
今回はカリフォルニアのドライビングスクールで伝授してもらった実技試験のコツと経験談についてシェアしたいと思います!
※あくまでOrange Countyでの運転のコツです


はじめに

運転免許の実技試験のコツをご紹介する前に私の運転歴について書きます。
私はアメリカに来て、3ヶ月ほどで運転免許証を取りました。日本では渡米半年前に教習所に通い運転免許を取っただけで、日本で1人で運転したことはありませんでした。(今でも怖くてできません。。。)
運転には自信が全くなかったのでカリフォルニアでドライビングスクールに10回ほど通いました。そのドライビングスクールについても紹介します。

実技試験について

実技試験を受験するにはDMVのウェブサイトで予約が必要です。5−8月あたりだと、夏休み中の学生もたくさん受けるので予約困難になります。
実技試験に必要なものは
・車
・運転免許を取得して5年以上の付き添い
・車の登録書
・車の保険
日本と違って車や運転免許を持つ付き添いも必要なので、友達に協力してもらうか、ドライビングスクールを利用したほうがいいと思います。

実技試験当日はDMVに着いたらまず建物内に入り、窓口の手続きをします。
手続きが終わったら付き添いの人と車に乗り、実技試験の車の列に並びます。そこに試験官が現れるので列で待っていましょう。
試験官が来たら、付き添いの方は車から降りてDMVで待ちます。
ここから実技試験が始まります!
実技試験の内容は主にハンドシグナル、車のチェック、車線変更、ターン、路肩に停車、バックなどです。試験時間は約20分です。
実技試験のコツに関しては下の方に書きました!


ドライビンスクール

Newport Driving Schoolにはいろんなプログラムがあります。

アメリカではドライビングスクールに通う人は日本と比べてとても少ないです。留学中の私には家族に協力してもらうこともできないのでドライビングスクールを利用することにしました。
お世話になったドライビングクールはNewport Driving Schoolです。
外国人にも練習しやすいスクールと書かれていたのでここに決めました。
California Driver License Program for Foreignersというコースの10時間パックで購入したと思います。
練習を受ける前に、どこのDMVで実技試験を受けるか決めておくことをおすすめします。もし実技試験のためだけにドライビングスクールを利用するのであれば事前にDMVの場所を伝えておけばその周辺で運転を教えてくれます!

パックを購入すると、購入時に記入した電話番号にスクールからいきなり電話がかかってきます。そこで練習の日時を決めます。ヒスパニック訛りの方で何度も聞き返したのを覚えています笑 

日本と異なり生徒が教習所に行くのではなく、家までインストラクターが車で来てくれます。そしてそこから運転の実技練習が1時間ほどあります。
最初はアクセル、ブレーキ、車線変更、ターンを習います。
実技試験対策となれば、最初はハンドシグナル、vehicle safety items(ハンドブレーキ、ハザードなどの位置)の確認からはいります。そしてドライビングスクールで使われるルートをポイントを踏まえながら教えてくれます。

DMVでの合格率について

合格率はDMVの場所によって変動します。Garden GlobeやWestminsterあたりだと合格率が高いらしいですがSanta Anaなどは少し低めらしいです。
あながちこの合格率の話は間違っていないと思ったのは、Garden GlobeやWestminsterで実技試験を受けようと予約したら3ヶ月先まで予約がいっぱいでした。しかしSanta Anaは空いていたので諦めてSantα Anaで受けました。合格率が高いDMVで受けたい場合は予約は事前にしておくことをお勧めします。

どの時間帯が一番受かりやすいか

実技試験は木曜か金曜の朝イチが受かりやすいそうです✅
DMVの試験官も人間なので、ドライビングスクールのインストラクター曰く木曜と金曜は週末に近い&朝は機嫌がいい試験官が多いと言う理由です。笑
夜は疲れている試験官も多かったり、帰りのラッシュで車が多いのでおすすめしないということです。

合否

16点以上減点されると不合格です。
実技試験の前にPre-Drive Checklistがあります。下のチェックリストの9-14を4つ以上ミスすると実技試験前に不合格になるので注意です。

テストで聞かれるハンドシグナルとPre-Drive Checklist

ハンドシグナルについては以下の写真を参考にしてください。「Hand Signalで左に曲がる時はどうする?」などと聞かれます。この時、車の方向指示器はつけなくて大丈夫です。

手のひらをどこに向けるかにも注意してください

次に聞かれるのはPre-Drive Checklistです。これはハザードやクラクション、ハンドブレーキなどが聞かれます。ここではたくさん聞かれるものがあるので、下の写真のチェックリストに記載されている車の機能/部位を全て覚えましょう!
特に注意なのが、試験官によって呼び方が変わることがあることです。Emergency brakeとparking brakeが一例です。

Driving Testで使われる実際のチェック項目

実技試験で気をつけること

・DMVから車道に出るとき、段差を降りてからハンドルを切ること
DMVの建物から歩道を通過し車道に出る時、段差があります。段差を降りてガタンとなるまでハンドルは切らないでください。段差を過ぎてからハンドルを切って教官の支持に従って右/左に曲がります。

・直線でも交差点では右左の確認をする(ちゃんとアピールする)大袈裟なくらい右と左をチェックしましょう!

・KEEP CLEAR、消防署に注意
KEEP CLEARと道路に書かれている場合は通過しない限り止まらないようにしましょう。信号で赤になった時、渋滞で泊まった時にKEEP CLEARにいると減点を食らいます。

このように空けておく

・サイレンが聞こえたら路肩に車を止めましょう。渋滞や何車線もあって車線変更できない場合は、他の車を見ながら止まりましょう。

・赤信号で右折するときは一時停止して歩行者がいないことを確認してから進みましょう。(赤信号でもカリフォルニアでは右折可能です)
ですが、下のような標識がある場合、赤信号での右折はできません🙅‍♀️

・実技試験中、住宅街での停車が求められます。「pull over」と言われたら路肩に止めましょう。その時ウィンカーを出すのを忘れずに!
停車したら後ろにバックしてと言われます。体を拗らせ、しっかり後ろのリアガラスを見ながらさがりましょう。ここで車が斜めにバックしてしまうと「やり直し」と言われます。(体験談)
バックし、停車すると「出発して」と言われるので焦らず(ウィンカーも忘れず)、後ろからの車に注意して出発しましょう。
※ゴミ出しの日で朝だと、ゴミ箱が並んでいる場合もあるので要注意です。

・住宅街での運転は10マイルほどなのでスピードには注意です!

私の実技試験

10点減点。「俺にとっては合格じゃないからな!」と言われましたが合格でした

Santa Anaで一番不評の試験官に当たりました。運無さすぎ。
試験前、ドライビングスクールの先生が私に、数人の試験官を指差しながら
「あの男性はすごい優しい」「あの女性はいつも合格にさせてくれる」と教えてくれたのに、ある男性試験官が私の車まで来たら「よし!やるのよ!外で待ってるね」と言われさっさと外に出て行きました。
最初から愛想の無い試験官で、スピードの遅い私の運転に「遅い!!」と叫んできました。最後は「なんであんなにとろいんだ!俺は君を合格だとは思っていない!!」と言われて軽く口論になりました笑
口論の結果かわかりませんが、合格にしてくれたので結果オーライですがヒヤヒヤしたのを覚えています。
試験後ドライビングスクールの先生曰く、この試験官は厳しいので有名だったらしく、彼女が何も評価を言わずにさっさと車から出た理由がわかりました😇

私のように酷い言われようでも最後まで合否はわからないので、諦めずに運転することが大切だと思います。最初はすごく緊張すると思いますが、案外あっけなく終わってしまうので、気負わずチャレンジしてみてください✨

合格したらその場で紙ペラの運転免許証がもらえます。その日から運転可能で、正式の運転免許証は1ヶ月後お家に届きます🚗


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