アメリカのイベント編①Halloween
明けましておめでとうございます。私は異国の地で初めて新年を迎えました。クリスマスに本腰を入れてお祝いをするアメリカですが、日本のように年末年始は重要視されておらず、特別何か祝うわけでもありませんでした。その上フロリダ州の暖かい気候もあった為か、年末年始の実感が全く湧かなかったのですがホストファミリーと一緒に年越しそばを頂いたり、カウントダウンをしたりなどなど、幾つか年末年始らしいことは行いました。
さて今回から何回かにわたって、10月から12月にアメリカで経験した大イベントを私、高校生の目線から記したいと思います。留学や海外に興味のある方は勿論、沢山の方々に読んで頂けたら大変嬉しいです。
今回はタイトルにある通り、渡米して初めて経験した大イベント、Halloween について語りたいと思います。
■Trunk or Treat
ハロウィンの3日前に私の通っている高校で小学生向けに Trunk or Treat というイベント開催され、私はお手伝いとして携わりました。Trunk or Treat は Trick or Treat とは少し違い、ハロウィン風にデコレーションされた車が学校や教会の駐車場に集まり、子供達が各車を周ってお菓子をもらうイベントです。
■Trick or Treat
10月31日の夕方からは町で Trick or Treat が行われました。
トリックオアトリートは10月31日に子供達が近所の家々を周りお菓子をもらうハロウィン定番のイベントです。私の周りの友達はトリックオアトリートには参加しないと言っていたので、私は9歳のホストシスターとその友達と一緒に2時間ほど近所を歩き回りました。そして何よりも驚きだったことが、私以外は皆小学生で中高生を全く見かけなかったこと!これは地域によっても違うとは思いますが、ハロウィンは小学生などの子供達向けのイベントなのだなと感じました。
■当日の学校の様子
当日は顔を隠す衣装以外のコスチュームを着用しても良いというルールだったのですが、ドレスアップしていた人は一割にも満たなかったと思います。アメリカの高校はイベントがある度にテーマに沿った服を着て登校するというスピリットウィークが頻繁にありますが、貢献している生徒は常に一割程度です笑。
■Jack O’ Lantern
欧米ではハロウィンの時期になるとパンプキンを切り抜き、飾っているのをドラマや映画でよく目にしますよね。実際、9月上旬から店頭にジャックオランタン用のパンプキンが売られており、私はホストファミリーとハロウィン直前に作りました。
ちなみになぜジャックオランタンを作るのかインターネットで調べてみると、悪霊を追い払う為だそう。そもそもハロウィンは2000年以上も前に秋の収穫を祝う為、悪霊から身を守る為という二つの観点から古代ケルトで発祥したそうです。それから2000年以上経った現在は宗教的な意味合いは薄れ、民間行事として楽しまれています。
■本場、アメリカのハロウィンを体験してみて(日本との違い)
本場アメリカでのハロウィンを経験してみて、日本と明確に違う点が幾つかあることが分かりました。一つ目はハロウィンに対して抱いている価値観の違いです。アメリカでは宗教上の理由からもハロウィンをとても重要視しており、9月上旬からハロウィンの飾り付けが店頭で売られていたり、更に近所では1か月半以上も前からデコレーションがされていたり、友人との会話で頻繁に話題に上がったりなど、行く先々でハロウィンの大きな存在感と重要性を感じました。二つ目はハロウィンの為の行事(例えば当日に行われるトリックオアトリートなど)は子供主体のイベントだということです。近年日本でもハロウィンが浸透してきていますが、一か月以上も前からアメリカのように念入りに準備するわけではなく、当日だけ渋谷などで仮装やコスプレを楽しむ大人主体のイベントというイメージがあります。そして「ハロウィン=仮装やコスプレをするお祭り」のような風潮が根付いてきているように感じます。本来の意味合いとはかけ離れてきていることに私は正直疑問を抱いていますが、これも一つの文化の違いなのかなと考えています。
アメリカのイベント編初回を楽しんで頂けましたでしょうか?少しでもアメリカは勿論のこと、海外や留学に興味を持って頂けたら大変嬉しいです。次回は11月23日に行われた Thanksgiving について語りたいと思うので、楽しみにしていて下さい!