私を忘れないで〜さよなら2話
ごめんね……君には…
伝えられなくて、だけど…
君が好きだから、
君には知られなくなかった
怒っても仕方ない、だけど
君と連絡を取れない、
時間はすごく…辛いんだ
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【ごめんなさい!】あたしはそれだけ
送って……もぅ1日1回送ってた
LINEを送るのを止めた、
でも…ある日の事、
自分の部屋で、テレビを見てると、
君が熱愛報道されて、びっくりした、
胸が痛くて、鼻の奥がツンッてした、
今にも死にそうだった、
ミオからのLINEも無視して、
電話も……無視して、
何も食べず定期検診にも行かず、
あたしには命とりなのに!
「なんでかなぁ?」
お母さんも、部屋に来るけど……
あたしは鍵をしてるから、
トントンのみ、「何も食べないでいると悪化するよ」と言われても無視し続けた!
だって……何も食べたくないし、
死んでもいいって思ってるから、
ミオが……家に来た、
「ねぇ…開けて」
「ごめん、今は1人にして!」
トントンと、ドアを叩くミオ
「もしかして…熱愛?」
「……」
(ミオには…なんでもお見通しか!)
「あたし…病気のこともしってる、
さかるんに聞いた」
(えっ!…なんで…なんで知ってるの?)
「なんで…」
「さかるんがあんたの変化に
気づかないと思ったの?」
ドア越しに震える声
「なんで?…」
「なんの病気!」
それは言えないよ!……だって…
手術しても治らない確率が高いから、
「ねぇ、」
「ごめん…今は言えない!」
言いたいけど、ミオも何日も泣かせてしまう、
きっと…きっと…
「ごめんね…でも治る病気だよ!」
「本当に?」
「うん、」
また嘘ついてしまった、
嘘に嘘を積み重ねても、
人の心は変えることが出来ないのに
「ねぇ、開けて…顔みたいよ!」
「ダメだよ!…今は」
"はぁ"ってため息着いて
「あんたもぅ分かってんでしょ?」
「…何を?」
"すっすっ"て鼻のすする音
「あんな報道嘘ってこと」
「嘘?」
(嘘じゃない、だって…あんなに…仲良く
手を繋いでたじゃん!)
「嘘じゃないよ!」
「気づきなよ!…なんであんな見せつけるように…カメラに取られたか、」
そうだよね?…頭がいいから、普通は取らるないんだよ!
「そっか…そぅっ…か!」
あたしはドアを開けて、、ミオには抱きついた、
「やっと…顔見れた、」
ミオの優しい声が降ってきた、
「ミオ…ミオ〜」
あたしは…ミオのことを部屋に入れて
話し合いをした、
「ミオ…あたし…告白する」
「どうしたの?」
そうだよね、だってあたしはずっと振られて
君と距離が空くのが怖くて、
ずっと思いを伝えられなかった
「あたし、自分の気持ちから逃げてばっかで…ずっと好きなのに!自分には釣り合わないと言い訳してた、」
「あんた馬鹿だね!」
涙目になってそういった、ミオの事をあたしは
抱きしめた
「ミオ!」
「あっ!そうだ、久々に…出かけない?」
あたしが抱きついた手を離すと
「えっ?」
そう言っても斜めがけの、薄ピンクの
vantonの高いバックから
「はいこれ」
それは…さっくんが所属するアイドルグループ
"Peach★Lover"のライブのチケット
「えっ?!なんで?」
「一緒に来いって、さかるんが
送って来たの、」
なんであたしに送って来てくれなかったのか!
でも……嬉しい、
「行く!」
そこで伝える、好きだよって
心の声を……聞いてもらう、
あたし…振られてもいい、
だって…もうあたしは…
この世から消える存在なんだから、
「何考えてるか分かるよ!」
「もぅ、」
あたしは今日からご飯を食べ始める
ご飯が美味しいお母さんは喜んでくれて
泣いている、
「お母さん…ごめんね、」
そう言った、あたしはあと半年、
余命はあと半年…やりたい事をして
過ごすって決めた、
部屋に戻って1人、チケット見て
あと1週間……楽しみで楽しみで、
「にやけてくる、」
テレビを見ながら、スマホで音楽を流す
Peach★Loverの君が全て、
これは…歌詞をさっくんが考えたらしい
この歌詞は、諦めようとしても諦められない、男の子の気持ちを、描いている、
「誰へ……向けた曲なんだろ?」
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