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OL的アルバイトを試してみたら

こんばんは。

このノートを見てくださってありがとうございます。

さて。大学生になるとたいてい、まずは家庭教師のバイトをする、というのが定番だったように思います。

なので、とりあえず家庭教師はやってみたものの、比較的その他のアルバイトの方が自分には合っていたように思います。

たまたま見つけて応募したアルバイトが、とある大手企業の通販部門への勤務でした。週に2日か3日、通っていたのですが、教えてくれたのは社員のお姉さんたちで、送られてきているハガキに記載された商品番号や住所や名前などの入力を、いっしょに楽しくやっていました。

そうするうちに、(これまたうれしく)パソコンを使いながらの入力がはやくなったり、配送の商品を確かめたり、いろいろなものに触れることができて、それはそれで面白い体験でした。

主な商品は衣料。その他文具やインテリアグッズなどだったように思います。その企業にとって、通販はごくごく小さな新部門だったので、こじんまりと小さなビルに入っていて、本社を窓の向こうに眺めるような環境でした。


何ヶ月かして、かなり慣れてきたときに、突然、パートの女性が1人、やってきました。以後一緒に仕事をするように。ただし分担だったので、実際に話し合ったり協力し合うといった環境ではありませんでした。向こうの部屋でお仕事をしている感じ。

しばらくすると、今度は2人、パートの女性がやってきました。パートの人たちは向こうの部屋でいっしょに仕事をしていました。

その後ろ姿を見ながらふと、パートの人は4、5日ここに来て働いているんだな、自分は大学があるからこれ以上は入れないな、と考えたとき、学生ながらに私が一人なのはあまりよくないなと感じました。

ある日、めったにからまない上司という男性が仕事部屋にやってきて、自分に「明日から来なくていい」といいました。


わたしは何がどうなっていて、どうすればいいか分かりませんでした。明日からって何?いつも偉い方だとされていて、恐れ多くて話しかけもしないしそのような機会もなかった人でしたが、何故そんなことを言われるのか、何かよくないことをしたのか、それすら混乱しました。

ぼんやりと、あのパートの人たちの存在が関係しているなとは、なんとなく思い浮かんでいました。


薄い反応だった私とは対照的に、仲のよかった3人の社員のお姉さんたちが口々に、ごめんね、ごめんね… と言ってきました。私が悪いわけではないこと、お姉さんたち自身が力及ばずごめんなさいとも言われた気がします。


そして私は帰宅しました。

帰宅して、家族に何があったか話しました。親は色めいたけれども、商売のことはまったく分からないし、私も初めての体験で、それが社会として会っているのかどうかも分からない上に、確かめる術もありませんでした。今と違って、ネットなどありませんでしたし、一人で決めて行ったバイト先でしたから。


そのあとはよく記憶していません。その後も家庭教師をほんの少しと、季節労働の試験の採点、その他飲食店などいろいろやっていたと思います。でも、会社勤めの経験は、これで終わりました。


・・・ つづきはまた。

ご覧いただきありがとうございます。多少なりともお心に残るものがあればぜひサポートをよろしくお願いいたします。より多くの皆様とココロが響きあい、明日が少しでもあかるくなればとの思いで書きはじめました。