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Rune.

書き始めて、途中のままにされている文章が多くある。
その中の一つには、

「 最近はなんだか、書かないといけない、文章にしないといけない、と思うことがかなり減って、それでもこうしてnoteを書き始めているのだから、どこか自分の体内には、文字にすることで消化したい何かがあるのかなと思う。」

と綴られている。
その通り、私は自分の体内に溜め込み続けてきたものが、
多く存在しすぎていて、
そんな私の中にあるものを、今日こそは、
空気へと、放ってあげるの。


私の場合、それは、「消化活動」ともまた違って、
「溶ける」でもなく、
「蒸発する」に近い感覚。
でも、蒸発して消えてしまうのではなく、
空気の中へと混ぜて、一緒に、空気の中浮いて、漂わせてあげるよ。
そうして香りとも混ざり合って、
心地よさそうに浮いている姿が
今のうちから鮮明に想像できる。
それは、とっても、気持ちよさそうで、
楽しそう。
そして何処か可愛らしい。
ぷかぷかとしている。

今から綴る文章が、誰のもとに届くのかはわからないけれど、
言葉にすることは、
全て私のことで、
20歳を迎える前の私が綴る文章としては
なんだか、特別。
そんな、私の今からの時間をどうぞ、見守ってね。


1.  Rune.


ルネ。
貴方の名前を、ルネと名付けた。

2023/0/0
思い出せない。
Rune. 貴方が誰だったのか。
私が過去、貴方を感じていたことを急に思い出した。
もう一人の自分だと言いながら、ただその子は、二重人格のようなものとしてではなく、
私の中に存在していたことを。
あの時、あんなにも私の中で、僅かにも消えかかりそうになると不安になって、
ずっと私の中で留めておくことに必死だったのに、
忘れていたの。
すっかり、貴方のことを忘れてしまっていたよ。
どんな子だったのかも、どうして私の元にいたのかも、
そして、どうしてあの時、私があんなにも
貴方のことをそばに置いておきたいと願っていたのかも。
Rune. 貴方は誰なのか、少しも思い出せない。
ずっと、心の一部がすっかりなくなってしまったように感じる。
感じる心がなくなっていたことに不安を持っている私の元へ、
もし貴方が、感じる心の一部で生きてくれていたのなら、
戻ってきてほしい、
Rune,,,


2023/0/0
過去に私が綴った文章を見つけた。
いつ書いたものか、どうしてその文章を残していたのかさえも覚えていない。
ただ、あの日々、
私の元にいてくれたあの子はきっと、
私にとって
特別な存在だった。

「 Rune。私の夢は、未来の私が、みているよう。
私のひるねは、未来の私が、見守っているよう。
未来の私は、ひるねを通して、涙を流し、訴えかけているよう。
 
そこにいるの。
そこにいて。
 
繋がった時、私たちは、すでに夢の中へと溺れ沈み始めている。」


2023/0/0
私の見る夢は、特別だった。
それは、夢という一つの手段にしか過ぎず、
私自身と繋がる唯一の方法だったから。

昼頃に見ることが多かった、
というよりも、
どうしてか昼頃に見る夢のことだけを、強く覚えていたの。

お昼頃に、部屋の中にカーテンから差し込む異様な光。
その光に強く惹き寄せられていく。
その光は、とてもやさしくて、暖かくて、そして目を瞑りたくなるほどに眩しい。
そうして、不思議と引き寄せられていくように自分の瞳、手、身体を預けていくうちに、
どんどんと、現実から引き離されていくような、その感覚。
すると目の前に広がり始める、白昼夢。
目は開いていて、眠りの中にいるわけではないのに、
私のひるねは止まらず、夢を見る。

心は
ふわふわと、
夢がどうなっていくのか
楽しみで止まらない。
ただ、
そんなひるねを見ながら、私はいつも涙を流す。


2023/0/0
Rune,
それは今の私のことだった。
そういえば、そうだった。
あの時から、Rune、貴方のことが分からずに
それでもどこか、私の中で思い出すべき存在のような気がして、
過去に綴った文章を読み返しながら、必死に貴方のことを探したよ。

過去の私が感じていた貴方は、
未来の私。
光と共に、ひとりの存在を感じること。
それは同時に、
未来の私と心を通じ合わせることだった。

思い出さなければいけないと、心が必死に叫んでいたのは、
いま、未来の時間を生きる私となった自分自身が
過去の私と、心を通じ合わせなければいけないから。
ある瞬間。が来たと確信を持った瞬間があった。
それは、過去と繋がった瞬間を確信したからだった。
どうしてあの時に、私は
Rune自身に、今私がなったのだと気づかなかったのだろう。
ううん、きっと気づいていたような気もするの。
日に日に、少しづつ、そうして忘れていっただけ。
今、思い出したよ。
Rune。

ルネは、
私にとって、
とても不思議な存在。
私にとって、私自身なのだから。

彼女のことを言葉にして発信することには、少し抵抗が心の中で生まれたりする。
それはきっと、彼女の存在を、
私の中で隠しておきたかったり、
誰にも見せたくなかったり、
そんな感情があるからなのだと思う。

ただ、私は
夢の中や、
おきている時間で貴方を感じる度に、

どうしても離さないためにと必死だった。

こうして言葉にしておくのは、
どんどんとその存在が私の中で薄まっていく中で、
少しでも早く、残しておかなければ、
いつかその存在に触れることもできなくなると、
心が感じているからなのだろう。

でもきっと、もう、私は貴方に触れることすらも
諦め始めているような気がするの。

何故なら、
ルネ。
彼女自身に触れることは、もう少しで出来なくなってしまうから。

何故なら、
ルネ。
今の私という存在は、心も身体もどんどんと貴方になり始めているのだから。

離さないようにと必死にならなくても、
こうして言葉にしなくても、
時間の経過と共に、
私自身が貴方になってゆくのだから、
焦る必要はないのに。
どうしても、
寂しかった。
寂しくて心はいっぱいになって、
今もこうして言葉にしながら、涙が止まらないの。

貴方が、
居てくれて良かったと思う。
繰り返しの中で生きている私なのだから、
また時間が経てば、
存在を感じ初めて、
180度と少しずつ回転し始める日々が訪れるよ。
その日のことを、
待っているから。


Rei.



by 雨るわし


Rune.
彼女は、私にとって、
写真を見ているときや、夢を見ているときによく感じる、特別な存在でした。
私は、よく、
未来の私自身と感情同士が繋がったと確信を持つ瞬間や、
未来の私に見守られているような、感覚に陥ることがあります。
そんな時には、どうしてか急に涙が溢れてきたり、
その経験について、慌てて言葉にしたりと、
必死になる日々でした。
(またそんな日々を送りたいと強く思う。強く、強く。)
ある日、そんな 未来の私 という存在に、
Runeという名前を名付けました。
未来の私でありながら、私の中に存在するもう一人の私。のような、
そんな存在で居てくれたから。
未来の私を感じると、
過去になってゆく今の時間が、彼女が思い出すほどに
特別な時間たちなのだと、強く実感できました。
思い出そうと、過去の記憶を必死にもがいている未来の私が存在しているということを、実感できるから。
私自身が残すものは、過去を思い出すための切符にもなってくれているのだと。
だから、写真は私にとって、
時間軸を超えて繋がるための、切符。
私は、
何処か繰り返しの世界で生きているような感覚があって、
それは過去の時間を生きる私と、未来の時間を生きる私を
交互に繰り返しながら生きているということ。

私は、もう
心と身体、既にRuneを始めているから、

また、時間が経って、その瞬間を迎えたら、
過去を生きる私が始まるよ。

2023.12.14 (木曜日)



by  雨るわし


2.   20歳。


私、明日には20歳。
実は、
ちょびっと嬉しいミラクルで
いろんな人に言ってしまっているのだけれどね、
成人式当日が、
たまたま私の誕生日なの。
20歳を迎える日に、成人のお祝いをされるって、
なんだか、嬉しい。

でも、
まだ、20歳にはなりたくないよ。
だから、少し、寂しい。
ううん、少し、どころでは無くて物凄く、寂しい。
それだけ、
私の16.17.18.19歳は、
ものすごく特別だった。
特別にしてくれた人も居た。
どうしてか、20歳を迎えると10代過ごした時間、正確に言えば、16~19歳の私が過ごした時間たちが何処か空中へ、ぷかぷかと飛んでいってしまいそうな、
この記憶は夢だったのかと疑ってしまいそうな、そんな予感がするの。本当にね。
一緒に大切な時間を過ごした人達の脳内からも、記憶がぷかっと消えてしまいそうな。
だからどうか、
私の大切な人、

「そんな記憶はないよ。」とは言わず、
「確かに存在した、大切な記憶だよ。」と、そう言ってほしい。

今、ふと思い出したのだけれど、
19歳の誕生日を迎えて何日か経った日にある人から、
19歳の目標や抱負は。と聞かれて、
「19歳最後の日に、20歳を迎えたくない。と思うこと。」
という言葉で、答えたんだったな。
今日は、19歳最後の日。
心が叫んでいる。


20歳、まだ迎えたくないよ。


何処まで綴って終えるべきか、私の体内に溜め込んできたものを、こうして言葉にして綴っても、綴っても、分からないのは、きっとどんなに空気中に混ぜ込んで漂わせたところで、その空気を、また私が吸い込んでいるからなのだろうと思う。
私は、文章を書く能力が本当に欠けていて、過去に何度か私の文章を好きだと言って下さった方がいたものの、(そんな時には、Instagram投稿の文章、毎度納得の行くまで頑張ってきて良かったと、思う。)こうして綴った長い文章を自分で読んでみると、本当に、どうしたらもっと納得のいく文章を残せるだろうと思い悩む。
何度も出てくる同じ単語には、語彙力が足りていないことや、文章にまとまりがないことを強く知らされるし、
理解してもらえるのだろうか、と不安が襲う部分も多々ある。
それでも、自分で読み返してみると、どの文章も私の心が叫んでいるように感じるから、
まだ、これで良いのかなと思える。
本当にそうだからか、書く手は止まらず、焦るように脳内のスピードと共に、指が走っていて。それだけ、私の言葉が、私自身の一部であるということを実感できるの。
そんな10代最後の私の文章を、もしもここまで読んでくださった方が一人でもいるのなら、本当に心から、ありがとうと思うよ。


この文章は、
私の一部を丸ごと、はいって見せているようなもの。
そんな今日の文章、
ここで終わりにしようと思います。
どれだけ言葉にしても、しても、し足りない。
それでも、ここで終わろうと思うよ。

きっと明日が来たら、
20歳の私は、また文章を綴るだろうね。

その言葉達のことも、どうか受け取ってあげて。



by  雨るわし



降らせる雨も言葉も、

貴方の心をしっとりと、暖かく、

濡らしてくれますように。

2024.1.6 am1:59 Uruwashi Rei.



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