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第59回理学療法士国家試験AM1問目

30歳の女性。バトミントンの選手である。前十字靱帯損傷を予防するための指導で最も適切なのはどれか。

答え 5番

この問題は3と5で迷う、難しいです!
では1番から解説していきましょう。

①後方重心は脛骨の前方すべりを助長します。
 左が正常で右が後方重心です。
 後方重心は脛骨が前方に滑ります。

②体幹の深層筋をトレーニングで⭕️です!
インナーマッスルの強さは再受傷率を下げると言われています。

③これは割れた選択肢ですね。
まずは協調性の定義を見てみましょう。

複数の要素が適切な関連性を持つことで効率よく課題が達成できること。主に大きな筋群がかかわる粗大運動に関する協調性(gross motor coordi- nation)と手の動きを代表とする主に小さな筋群がかかわる巧緻運動に関する協調性(fine motor coordination)に分けられる。

粗大運動に関する協調性は身体の姿勢調節機構によって達成される。

この上記説明でいくと、

下肢遠位筋の協調性より
下肢近位筋、体幹筋の協調性の方が大事そうですね。

もちろん下肢遠位のアプローチも大事です!
臨床では行いますので勘違いしないように!

④前十字靱帯はknee-inで損傷しやすいですよね。
 なので外反位だ!と⭕️したかたも多いかと思います。

 しかし、指導は

 正中位で行います。

外反位指導では確かに前十字靱帯損傷は免れるかもしれませんが、
その他の障害も出てきそうですよね。
よって、正常動作を指導しましょう!

⑤は静的なバランスから徐々に動的に変えていきましょう。

 静的 → 動的

静的なところ、アライメントから問題がある方もいらっしゃいます。
なのでまずは静的。そして、動作を見ていきましょう。

1問目から割れた問題だと思います。
3と5で迷いました、、

ここまで見ていただいてありがとうございました♪

次は第59回理学療法士国家試験AM2問目

お楽しみに〜

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