米津玄師 2023 TOUR / 空想 北海道2日目 レポ
メモは取っておらず、記憶のみに頼って書くので実際とは異なる部分があるかもしれません。ご了承ください。
まず初めに、今回も前回(変身初日)と同じような席で大歓喜でした。スタンド1階5列目くらい。ステージまで80mくらいで、演出もモニターも米津玄師さんもすべて見える良い席でした。ありがとうございました。
前回同様センスのいいBGMが流れ、白のスモークが炊かれていました。(ちなみにスモークはアリーナの外まで流れていた)開演前の時点でHYPEタオルが目立ちました。
ステージは前回と似ていましたが、中心のモニターが今回はアスレチックの表面に薄い膜があり、そこに映像を映し出す感じでした。左右2枚組になっていて、2枚の間の角度が150度くらいになるように少し折れていました。
今回も開始前にはとても緊張していました。前日もなかなか眠れなかった(何故私が緊張する必要があるのだろうか)。覚悟して開演を待ちました。
開演の17時を1~2分ほど過ぎたとき、会場が暗転。観客拍手。「始まった………….」と思いました。
0.オープニング
ピアノのフレーズから始まり、ベースや女性のボイス(エフェクトあり)などが流れる。しっかりしている曲で、インストの新曲かと思った。
紫や赤のライティングで幻想的。まさに空想。
ステージ上はあまり見えないくらいで、期待が高まっていった。
曲がクライマックスになるのと同じくらいにメンバーが登場。観客拍手。
そして……
米津玄師登場!!!!!!!!観客大拍手!!!!!!!!!!!
ここの拍手が一番大きかった気がする。米津玄師さんが立ち止まったくらいで曲も終了。暗転。
1.カムパネルラ
花道が白く光り、イントロが流れる。ここボルテージ最高潮。
モニターには前から後ろに向かって走る銀河鉄道。
米津玄師、やっぱ歌うめえわ。マジで。
歌い方は音源ほどシリアスではなく、平坦気味のアレンジだった。少し後ろに寄せる歌唱をしていて、それもするようになったのか…と感慨深かった。
「月光虫」で声裏返り気味。2回目の「輝くクリスタル」は裏声。
ラスサビキーボードアレンジ。綺麗だった。
2.迷える羊
イントロ、間奏頭振る米津玄師。この曲激しい曲だったんだ……。
今回は前回ほど声を張ってなかった気がする。しっかり声は出てたけど。
モニターには歯車。CGが重厚で、すげーと思った(語彙なし)。
サビで両手を広げて歌う。神々しい。
歌詞も音程も音源通りだった。それはそれですごい。
3.感電
イントロで観客拍手。これが聞きたかったんですね、私もです。
ライブの感電は本当にしびれるんですよ。感電だけに(
イントロからすでに踊ってる米津玄師。リズムに乗る米津玄師かわいい。
それに対し、歌声かっこよすぎる。このギャップがいいんですよ。恋しますよね、わかります。
音程安定しすぎ。サビの高音余裕で出してて流石だった。
MC
米津玄師です!!!!!(大声)
HYPEは中止だったけど今日は楽しくやれたらなと思っております。
よろしくお願いします。
ここで書くんですけど、米津玄師、また脚伸びたよね??????
前回すでに2mくらいあったけど、今回は3mくらいになってた気がする。そんなに脚長くて大丈夫?長さの調節できるのかなって思った。??
ちなみに服は緑色のつなぎみたいな服。LADYのMVの服の色違いかな?
衣装多分特注だよね?脚長すぎるもん。
4.vivi
イントロでやられた。全力で土下座。ゆるしてください。
今の声で聴くviviはやばいよ。というかまず歌えてることに驚いた。覚えててくれたんだ…。
曲の開始とともに照明が降りてきて、バンドメンバーの上2mくらいで止まった。上からの照明のみだったため、空間が狭くなった。
初期のライブはこんな感じだったのかな、と思うと双眼鏡を持つ手が震えた。
ライブでもクオリティは本当に高く、まったく色褪せていなかった。
ラスサビでは「言えない僕だ」をアレンジ。大好きなアレンジだった。
5.Décolleté
白黒のイラストCGの前で気だるそうに立って歌う姿が映える。
「ハズレくじ」の「くじ」低音アレンジ。かっけえ。
「していたの」「消えたの」は楽し気な音程にアレンジ。遊び心あって好き。
サビの「眠りにつきたい」は地声、「デコルテを撫でていく」は裏声。裏声がめっちゃ綺麗だった。この曲の裏声が一番綺麗だったのか印象に残っている。
「ダーリン」の連呼では最高音までを歌う。
ラスサビの「デコルテを」でデコルテを指す米津玄師。良い。
ドラムが生音になってて臨場感があって良かった。
6.優しい人
スタンドマイクでオレンジ色の光を浴びながら祈るように歌う米津玄師を見ていた。
優しくあろうとする心が自身の残酷さを照らし出すという構図を表現した歌詞は、多くの人の心に突き刺さったと思う。米津玄師の包み込むような歌声があって本当に良かった。
米津玄師が歌う姿を見て、優しくあろうとすることは美しいと感じた。たとえ本当に優しい人にはなれなくても、なろうとする心は持ちたい。
終盤はドラムアレンジがあった。シンバルが入って厚みがあった。
7.Lemon
菅原小春さんによるパフォーマンス。すげえ。紅白のときとほぼ同じだったと思う。立ち位置も。中央のモニターは使わなかった。
相変わらず感動の歌声。何回聞いても良い曲。
確か「受け止めきれないものと出会うたび 溢れてやまないのは涙だけ」大幅アレンジ。初のメロディアレンジかな?すごかった。
歌い始めのキーボードの生音が良かった。本当に弾いてる…と思った。
「ウェッ」だけ音源だったのが面白かった。
8.M八七
かっこよ。
かっこよ!!!!!!!
今回のM八七は声の張り方がやばかった。マジで迫力があった。最高音で声が裏返ってたのも気にならないくらい。
変身と同様に光線が前から後ろに注いでいた。この演出大好き。
最後の「ただ」「星」は裏声。それ以外ほぼ地声。
アウトロのギターがアレンジ。とても格好良かった。
自然に暗転。この曲で1回ライブが終わった気がした。
MC
最初無言。観客の反応待ちだったのかな?
観客「愛してるよー!」→米津玄師「俺も愛してるよ!」ほぼ脊オパ。
北海道寒いかと思ってたけど暖かくてありがたい。
しょうもない話していいっすか?(笑)→マインスイーパの話
詰んでる→観客拍手→「詰んでる」で拍手されるの俺くらいだろ(笑)
いつも通りの通り独りってね!!!(声張る)
そんな曲をやります。LOSER!!!!!!!!!!!!
9.LOSER
「BOMB!!!!!!!」でギターフレーズ開始。最高。
ハンドマイクで歩きながら歌う。照明脊オパと似てる。
「聞こえてた」裏返り気味。「掴んで離すな」叫ぶようにアレンジ。
「愛されたいならそう言おうぜ」くらいから階段を上り、歌い終わりくらいに頂上付近から見下ろされる。気持ちいい。
米津玄師が降りてくる間、アウトロ4倍くらいになってる。
改めてこの曲はライブで必須だと思った。
今回のマインスイーパからの繋ぎはめっちゃ良かった。
また聞きたい。
10.Nighthawks
歌い出し、リズム隊のみなさんから手拍子。
サビ最初だけちょっとピッチ高かったかも。
天体観測のフレーズやばい。これが完成形か…と思えるほど。
何よりも幼馴染である中ちゃんが弾いているという事実がやばい。
「懐かしい音楽が頭の中を駆け巡る お前は大丈夫だってそう聞こえたんだ」
本当にさあ……そういうことする......…最高です……。
ラスサビ銀テ発射→「あまりに綺麗だと恐ろしい」
銀テと照明があまりに綺麗でした。
脊オパと同じアレンジ。「君に会いに行こう」もアレンジあった気がする。
11.ひまわり
ギターの音色が綺麗な前奏追加。
ギターを鳴らし叫ぶように歌う米津玄師が切なすぎる。泣いた。
この曲聴くたびに泣きそうになるのどうにかなりませんかね。特に困ったことはないのですが。
改めてサウンドかっこよすぎる。めちゃくちゃ好き。
12.ゴーゴー幽霊船
不穏なシンセサイザーの前奏が追加されてた。音色からもうゴーゴー幽霊船だとわかる。
「1!2!3!」からテンション急上昇。
「全部忘れて」で観客にあおり。「ワアワアワアワア」はあまり聞こえなかった。私は忘れてました。
「あんまりな噓と知るのさ」声量すご。ピンクのライト、毎回R18。
この曲もviviと同様に古い曲だけど、進化し続けていると思った。これからどんな変化をしていくのか楽しみ。
13.KICK BACK
ゴーゴー幽霊船終了からの間がほぼなかった気がする。
音量めっちゃでかい。音割れ祭り。
この曲の音量が一番でかかった。曲調もあってもう何が何だか分からなかった。めっちゃ盛り上がった。
「なんかすごいいい感じ」が「超超超いい感じ!!!」になってた。ここでも引用するのか…すごい……。
「幸せになりたい」「全部滅茶苦茶にしたい」は裏声、「あなたの胸の中」は地声だった。
演出は変身とほぼ同じだった。真っ赤な照明、燃える炎、まさに地獄。
MC
このMCの最初、米津玄師さんがスタンドマイクの前に歩いてきてストローで飲み物を飲んでたのはファンサービスだったのかなあ。もしそうなら米津玄師は需要をわかっている。
また話するんですけど、今度はしょうもない話ではない(笑)
空想しがちな子供だった。空想は現実を見ていないと言われればその通りなんだけど、空想が現実を豊かにすると思う。
昨今のSNSなどでは正しくない人を排除しようとしているけど、それに加担はできない。そうして排除していくと、誰もいなくなってしまう。そうならないように空想したい。
次の曲は空想をテーマにした物語のために作った曲です。大切な曲になったのでぜひ聞いてください。
14.月を見ていた
モニターには海岸の波と満月。
歌詞も曲も感動的だった。
構成はABサビABサビC大サビのスタンダードな構成。
音数を絞って各楽器の音色を聞かせていると思った。
フルの音源が楽しみ。アルバムに入るなら終盤な気がする。
15.打上花火
波がアニメ調になる。すごい。
キーボード大活躍。この曲はキーボードを聴かせたくてセトリに入れたのかもしれない。
最後の「パッと花火が」からのフレーズ、アレンジなしで歌った後アレンジバージョンを歌った。裏声多用。最後の「もう少しだけ」は1回だった気がする。
16.灰色と青
水面を見上げる映像。穏やか。
1番サビも「変わらない面影を追いかけて」と歌ってた。
キーボードアレンジで曲が鮮やかになってた。楽器が1つ増えるだけでこんなに印象が変わるのかと思った。
脊オパと同じアレンジ。最後はスッと終わる。
ライブの灰色と青、まさに圧巻。打ちのめされた。初めての感覚だった。
17.かいじゅうのマーチ
象形文字のCGイラストが重厚になってる。
全体的にほぼ脊オパと同じだった。オレンジの照明が暖かい。
個人的にこの曲をセトリに入れてくれたのがとてもうれしい。
本当にありがとうございます。
「今あなたと出会えて ああほんとによかったな」
ここ、私の米津玄師さんに対しての歌詞。
18.馬と鹿
歌い出し、ピッチ高めだったかも。
照明明るくて開けてた。
ラスサビ前、花道の先端で腕を振る米津玄師。
この曲で初めて花道使った気がする。
曲の終了と同時に暗転。
この終わり方好きだった。
アンコール、HYPEのタオルが綺麗で手拍子が突然合ったのが面白かった。
19.(新曲)
空元気みたいな曲。夜明けと蛍のフレーズを感じた部分があった。音の使い方がさらに自由になってる。楽しかった。テーマを感じた。
構成はABサビACサビ大サビB?みたいに少し変則的だった。イントロ、間奏にはギターが使われてたと思う。歌詞は暗くて曲は奇天烈。
これまでの曲にはなかった表現が結構あったと思う。音源が楽しみ。
MC
メンバー紹介→中ちゃん行け!(笑)
中ちゃん、謎のサングラスをかける。観客拍手。
中ちゃん「小樽の天狗山登ってきて天狗に会ってきた。『浮かれて天狗にならないように』『大勢の前でも顔を赤くしないように』って言われた。」
米津玄師さん無邪気に笑う。
20.POP SONG
米津玄師による笑い声からスタート。いいね。
終盤、「求めてた人生」って2回言ってた。
変身同様に歌詞のない部分も一部歌ってた。
アウトロでモニターいっぱいにニギちゃん登場。
友情出演ありがとう。可愛かった。
「誰でもいいけど君がいいんだよ」でぐるっと観客席を指差す米津玄師。
やられた。
まじで楽しかった。やはりこの曲好きだわ。
何より米津玄師が楽しそうにしてるのが最高。世界平和。
21.アイネクライネ
前奏なし。
鼻腔共鳴弱めになってた。
こっちの歌い方も良かった。
「あたしの名前を呼んでくれた」いつものアレンジ。
モニターにはMVをイメージしたイラスト。あの色使い大好き。
22.PLACEBO
軽やかに歌ってた。なんとなく野田洋次郎さんパートは鼻腔共鳴強めだった気がする。意識してたのかなあ。
赤を基調としたダンスフロア。変身のときとは少し違った演出だった。
この曲も楽しかった。
23.LADY
歌い出し、「例えばどっちか二人」になってた。
そこ以降は合ってて立て直しすごかった。
モニターには白線が映ってた。MVイメージ。
「君と二人」でギャルピースする米津玄師、ラブリー。
コール&レスポンスはなく、全部歌ってくれた。
最高音もしっかり出てて良かった。
音源通りに終わった後、挨拶してお辞儀してた。10秒くらい。
エンディング
オープニングと同じ曲。スタッフロール流れる。
まとめ
ツアー「空想」、とても楽しかった。
セトリや演出から、今回は「変身」を補完するような役割のツアーだったのではないかと思う。「変身」にあったピースサイン、爱丽丝に代わってLOSER、灰色と青を披露したのではないだろうか。
一つ気になったのが、時々米津玄師が夏休みの宿題が終わらないまま学校に行ったときのような表情をしていたことである。MCで詰んでいると言っていたが、本当に締切に間に合わなかったのではないかと思った。
どうか米津玄師さんに健康でいてほしい。
ここまで長い文章を読んでくださり、本当にありがとうございました。
音楽はつづく。