悪いことの定義
最近というか少し前から世間を騒がすことが多くなった「不倫」私は、その不倫についての言い争いをtwitterでみた。
その言い争いの中でAは「不倫は悪いことだから叩いていい」といい、Bは「悪いことだからといって私たち第三者が叩いていい理由にならない」といっていた。
この文だけを見るとAが悪くてBが正しいという人は多いと思う。
だが、Aみたいな人は少なくない。炎上したtwitterのリプ欄を見ればわかるだろう。
では、悪いことの定義とはなんだろうか?
犯罪を犯すことか?誰かを裏切ることか?もしくは良いことの反対にあるもののことか?人や時、場合によってたくさんあるだろう。
つまり、「悪いこと」は誰しもが共通のものを持っていないのである。Aのいう悪いこととは、世間一般的に悪いことだとしても、それは自分が正しいという理由にはならないだろう。世間一般的が間違っている可能性があるからだ。
外国の不倫事情は知らないが、日本はよく世間一般的に悪いことをした芸能人を責め立てる社会を盾にした正義マンが多い。その正義マンたちは、叩いた暁に何か得るものはあるのだろうか?あったとしても、「自分は正しい」「優越感を得る」ぐらいのつまらないものだろう。
以前話題になった某ドラマでは
自分の言葉に!自分の行動に!責任を持てよ。いいか。お前の他愛のない言葉ひとつで、誰かを救うことができるかもしれない、でもその一方で、傷つく誰かがいるかもしれないってことを忘れるな。お前の言葉ひとつで!簡単に!命を奪えるってことを忘れるな
という名台詞があった。
悪いことをしたからといって、暴言を吐いていいのか?悪いことをしたからといって傷つけてもいいのか?これを綺麗事だと笑う人がいるなら、その人はきっと心が乏しい悲しい人なんだなと私は思う。
言葉を殺す道具にしないために
言葉を大切にしよう。