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色つきのリップクリーム

マスクをしない生活を始めて、そろそろ半年だか一年だか、それなりに時間が経過しています。
コロナ禍真っ最中のときにも、マスクをしつつしっかりと口紅を塗っていた方もいたとは思いますが、私はマスクにつくのが嫌で、普通のリップクリームすらあまりつけなくなっていました。
もともといた職場が、屋外での活動が多く、先輩の女性社員はほとんどお化粧をしないような職場だったので、(時代の流れやメイク用品の改善により、今の若い人はもう少ししているかもしれません)、職場に口紅をつけていくという習慣がありませんでした(おそらく、つけたら浮いたと思います)。転職した先も似たような分野なので、あまりしっかりお化粧する人もいなくて(ナチュラルメイクの方が多いと思います)、まるで気にしないまま過ごしていました。
そんなある日、髪を染めてみたら案外ちゃんと色がついたのをきっかけに、今更ながら色付きリップくらい使ってみるかと思うようになりました。
駅ビルのお店を見たり、ネットで調べてみたのですが……、なんだかあまりにいろいろ出ていて、びっくりしました。

コロナ真っ最中のときに、友人から「色付きリップくらいつけなよ」と言われて、OKストアで買ったメンソレータムのリップ(あまり真面目に使っていない)。
当時これでも十分色づいているように思えていたのですが、今となってはなんだか物足りない。
そこでまずは、バーズビーツのティントリップをメルカリで買ってみました。しかし、外国使用だからか、なんだか色が濃すぎる気がして落ち着きません。やはり慣れるまでは日本のメーカーのを使うかということで、お店を見てみることにしました。
すると、あれ、なにこれというくらいに、種類がたくさんあるのです。以前からこんなにあったっけ? リップクリームと口紅の違いってなんなんだろうと思ってしまうくらいに……(アイスクリームとクラフトアイスの違い、のような?)。
マスクの下につけるなら口紅より色付きリップでしょう! という人がたくさんいたのか、私が認識していたよりも、色付きリップ市場がかなり拡大されているような印象を受けたのでした。

以前、音楽の活動を頑張っていたときにも、演奏会へ行くときには口紅をつけたほうがいいかなあと買ったことはあったのですが、やはり苦手で、普段使うときには、わざわざ蜜蠟とオイルでリップクリームをつくるときに口紅を砕いて混ぜて、あえて薄くしてつけたりしているくらいでした。
しかも、口紅だと唇の縦じわが目立つので、つけると余計に老けて見えるような気がしていたのですが(消すためのいろいろな方法があるのでしょうが、そういう地道な努力をする余裕がなかったので)、リップクリームだと、そういう心配もありません。
だから、口紅選びたい放題よりも、むしろ色付きリップ選び放題のほうが私にはうれしいのです(高校生か)。

そうして選んだのが、メンソレータムのフラッシュティントリップでした。

左から、コーラルピンク、ベージュ、ブラウン。光の加減でちょっと実物と色が違うかもしれません。


肌の色がイエローベージュということもあり、最初はベージュを選びました(よく考えたら、ブルーベージュの方もベージュですが…)。
きれいに見えるというよりも、今までの青白くて病人のようだった唇が普通の人のようになった、レベルかもしれませんが、これくらい違和感がなかったら職場でも気兼ねせずつけられると思いました。
調子に乗って限定品のコーラルピンクも購入してみました。
これはちょっと違和感が……、冬になって、日焼けの色が落ち着いたら、もう少し使いやすくなるかもしれません。

そうしてほかにも、なにやら気になる色が、ブラウンです。
ネットで見てみると、どう見ても「これを唇に塗るの? 特殊メイクでは……?」と思ってしまうような色に思えます。
SNSなどでレビューしている方もいましたが、メーカーからレビュー用にもらったものだから、気を使って酷評できないのでは? と思ってしまいます。
近所のドラックストアにサンプルがあったのでつけてみましたが、口紅の色というよりも、チョコレート菓子を思わせるような色です。
本当にこれは大丈夫なのか? 
しかしまあ、この色がシールのようにべったりつくわけではなく、もともと赤紫のような色があるところにプラスされるだけなら、手に塗ったのとはまた違う色になるはずです。茶色いセロファンが載せられるようなイメージで。
ずっと考えていても仕方がないなと、とうとう買ってみることにしました。
そうしたら、けっこうよかったです。白っぽさがなくなり、少し茶色がかった赤紫のようで、職場でも使えそうな色だと思いました。
(お金がもったいないのもありますが、一度買うと、使わないまま捨てることになると気が重いので、悩んでいたのでした)。

つやも出るし、縦じわも、消えはしないものの、誇張されることはなさそうです。軽く色をつけたいときにはとてもいいと思います。
こうなると、オレンジもちょっと試してみたい気になりつつあります。
(そして、5色買っても、普通の口紅1本分くらいの値段とは…!)。

試供品は唇に直接塗るわけにはいかないので、色を選ぶのは一苦労でした。今回も、これらを選ぶのに、それなりに時間をネットでのリサーチに費やしました(見ているうちに楽しくなってついつい長引いたのもありますが)。
違う色を重ねて塗ってみるのも楽しいかもしれません。
これだけあれば、しばらくの間は、けっこう遊べそうです。

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