アバターを観てきました
何ヶ月か前から、 映画館で予告編をみているときに、気になっていた作品がありました。その作品では、とても特徴のある、青い、獣と人とが混ざったようなキャラクターたちが出てくるようで、説明らしきものがないどころか、最初はセリフすら入っていなかったような気がします。もはや、みんながみんな、これらのキャラクターを知っていることが前提になっているようでした。例えばミッキーやポケモンのように、全世界に知れ渡っているキャラクターなのか、私が知らないだけで……、そんなことを思いつつも、調べたのはつい最近のことでした。
その作品とは、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』というものです。2009年に公開された『アバター』という、全世界歴代興行収入第1位の作品の続編とのこと。ある程度多くの人が知っているという前提は間違いなかったようでした。
魅力的な作品においては、なんの説明もなく断片的な場面を見ただけでも、すごく気になって「これはなんなんだ? もっと見たい!」となってしまうことがしばしばあります。『RENT』もそうでした。かつて飛行機の中で、字幕は中国語で、音声は英語で、なにをしているのか全然わからなかったのに、とても気になって、日本で映画が公開されると同時に観に行った、といったこともありました。もう15年前なのか……。
話が脱線してしまいました。そして今回、『アバター』が二週間だけ公開されるということで、観てみることにしました。3Dの映画を観るの初めてで、値段が高いのにちょっとびっくり、そして眼鏡をかけながらの鑑賞では、あまりのリアルさにびっくり、しばしば酔ってしまうほどでした。地味なシーンのときに、メガネの上半分を外して、字幕の部分だけにかかるようにしたりと、そんな対策をしました。慣れない映画館だったので、よく知らずにかなり前のほうに座ってしまったから、余計に酔ったのかもしれませんが。
映画の感想としては、なんと言っても、自然の描写が素晴らしかったです。ちょっとサイケデリックな色彩感覚ではあるかもしれませんが、エメラルドグリーンや、ピンクがかった薄紫や、そんな色がところどころに交じってとてもきれいだったり、夜の森の、光を発する植物や動物の描写など、その場にいるかのようでした。
青い、獣と人が混じったようなキャラクターはナヴィというのてすが、慣れてくると、不思議な外見ではありながら、色や体の線、また動きなどがとてもきれいで魅力的に思えてす。熱帯雨林の中を、ターザンのように(きちんと観たことはないのですが)、あるいはそれ以上に、木や葉や蔦を頼りに、縦横無尽に動き回る様子は、観ているだけで爽快です。空飛ぶ獣とも絆を作って一緒に飛んだり、と、観ている分にはいいのですが、ジャングルの中をそうして移動したり、危険をを察したり、防御したり予防したり、ときには反撃したりなど、そういう能力を磨かないとすぐに死んでしまうというのが、動物としての感覚が強い世界を思わせました。
ストーリーはどちらかというとわかりやすいもので、異世界へ行った男がそこの種族の首長の娘と恋におち、人間の世界から退き、向こうの世界で生きることになったそのいきさつを描いたものでした。酔ってしまったりもしましたが、上映中の数時間、存分にアバターの世界に浸ることができました。たしかにこれは、配信で家のパソコンで観ていたとしたら、迫力がまるで違うものだったことでしょう。ストーリーがとても魅力的で、というよりも、この中の世界を一緒に体験するようなものでした。
第二弾もぜひ観たいです。
※写真は映画館でもらったポスターです。
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