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気候が変わりつつある中で着たい服(夏)

気候だけではなく、体型や年齢も変わっていますが…。
最近、十年、もしくはそれ以上前の服などを着てみて思うのですが、着用はできるけど、気候が変わってしまったせいか、着続けることが難しくなっているような気がします。
暑くなりすぎたというのもありますが、冷房が効きすぎているというのもあるような…、もしかすると、冷房は以前からこれくらい効いていたけれども、外が暑すぎるので寒暖差がすごくなったということでしょうか。
つまり、「まあ暑いけど、がまんすれば着れるかな?」という我慢できる範囲が、以前よりも狭まっているような気がします。

二十年前くらいのちょっとおしゃれなTシャツ(母のもの)が実家にあったので、借りてみたことがありました。色や形は素敵だけれども、生地が微妙に分厚くかつ固いので、酷暑の中、ほんの少し着ているだけでも汗が噴き出てくるようで、着続けられませんでした。
母にそんなことを言うと、
「昔はこういう生地がしっかりしたものが高級品だったのよ」
と言われましたが、何十年を経て、デザインだけでなく生地についても、暑さに耐えうるようなものが淘汰されて残っているのかもしれません。

あとは、膝丈くらいのスカートを、どこで履いたらいいのだろうと思うようになりました。
外を歩くときはいいのですが、一歩室内に足を踏み入れると、そこはもう別世界。最近、外気温は35度などとなっているので、室内温度を25度に設定しているのなら、本当に10度くらい差があるかもしれませんが。
特に、喫茶店で友達と話そうなどと思うと、とてもそんな薄着で長時間我慢できるものではありません。
いつ室内に入るかわからない外出時は、スカートにせよズボンにせよ、丈がくるぶしくらいまであるものでないと安心して出かけられなくなっていることに気づきました。

冷房の効く車内は、ちょっといるだけなら快適だけど、できれば長袖カーディガンを羽織りたいなんて、なんだか矛盾している気がしつつ…(頻繫にドアが開くので、温度を低めに設定しなければというのはわかるのですが)。

この間、知人に、
「なんで酷暑なのにやたらと首がつまった服ばかりが売られているんだろう」
と言ったら、
「冷房が寒いからだよ。外にいる時間より中にいる時間のほうが長いでしょう」
と言われました。
とはいっても、私は首をやたらと保温するような服を着て外を歩くのは、たとえ10分でも恐怖のように思えてしまいます。

電気代も上がりつつあることだし、室内の温度をもう一度くらい上げることにしても、外との寒暖差がなくなってかえって快適なのでは? と思ったりもするのですが、狭い職場の中でさえそんなことを言ったらブーイングが起きそう、などと思うと、今後も寒暖差は大きくなるばかりなのだろうなと思うのでした。
私が元気じゃなくて、発熱していないだけなのか。
年をとって体温調整の機能が衰えてきているということなのでしょうか、でもやはり冷房がキンキンすぎるのは快適だけど体にはよくない気がするな…。
(そうして首がつまっている割に、やけにぼわんと広がっている服が多くなりつつあるような。なんだかよくわからない…)。

最近新たな服を選ぼうとするときには、これを着て酷暑の中生活できそうかと、思わず考えてしまいます。
見た目が素敵でも、着ると暑すぎて体調を崩す服や、寒くて風邪をひくような服は、おそらく着用頻度が減って、そのまましまい込まれてしまうことになりそうだからです。

ようやく少しずつ涼しくなってきて、どうにか一安心できつつある今日このごろです。

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