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やりたいことがあるのに始められない。そんなときの工夫について。

前回、やりたいことを始めるには、優先的に時間をあててスケジュールに入れると良いという話をしました。

これは、脳が備えている「現状維持」機能に対して、新しいアクションを起こすぞ!と意識的に認識させる、環境づくりの一つの方法。

でも、スケジュールに入れたものの…どうにも始められない。なんてこと、ありませんか?

例えば、どこから手を付けていいか分からないとき。
何をどうしようかな、と迷ってあれこれ考えているうちに、どんどん時間が過ぎていくパターンです。

やることのパーツはそれぞれ見えていて、使える道具として手にしているんだけど
それらがばらばらに存在していて、一つの道筋に見えていない状態、とも言えます。

わたしは、何か新しいことに取り組むとき、色んな方面からたくさん調べて知識を集めるということをよくやるのですが

あれこれ調べたは良いものの、それらを使いこなして実際の行動に落とし込む段になって、「えっと…どうしたらいいんだっけ?」と止まってしまうことがあります。

知識を行動に繋げるための大事なワンステップ


あれこれ調べて知ったことを、自分の身の回りの環境に当てはめつつ、実際に行動してみようとする時、動き出す助けになるツールがあります。

それは、自分用の手順書を組んでみること。

知識は得たけど、どれをどう使ったものか…と迷って動けないときは、いわば頭の中に道具が雑然と散乱している状態。

その道具たちを、分類したり、整理整頓してスムーズに使える状態にするのです。

そうして把握できるようになった道具たちを使って、どんなふうに道を進んでいくか。
そのシュミレーションをするのが、自分用の手順書づくり。

外部の情報を調べた場合、多かれ少なかれ、その背景や環境や準備するものが自分の周りのものとは異なっていることが多いです。

一つをみれば小さな違いであっても、いちいち、「ん?ここはこれが違うから、じゃあこうすればいいかな…」というのを積み重ねていると、
だんだん頭の処理能力がいっぱいになってきます。

それを書き出して、紙の上で見える化してあげることで、頭の中だけで覚えておく必要がなくなります。
すると、余白ができた分、明晰な思考ができるようになるというわけです。

いちいち手順書を組むなんていうと、面倒で遠回りのように感じる方もいるかも知れません。

でも、いったんシミュレーションしてみることで、進みだしたあとはそれをガイドに進んで行けるので、迷いにくくなります。

道を聞いたメモ書きをもとに、地図を作ってみる…そんなイメージです。

もう一つ、初めに手順書を作っておくことのメリットとして、振り返りや見直しが容易になることがあります。

新しくやることには、試行錯誤がつきもの。
実際にやってみたら、思ってたんと違った…ということがたくさん出てくるでしょう。

調べて知ったとおりにはならず、「話が違うやん…!」てなこともあるかもしれません。

そんな時、次に向けて、修正をかける必要があるわけですが、この修正を繰り返して蓄積していく過程において、はじめのたたき台ともいえる手順書がとても手助けになるのです。

いちど、頭をひねって手順書を作ることは、定着を促すことであり、やったあとの未来を引き寄せることでもあります。

これを作ってしまえば、始めるハードルがぐっと下がります。

新たな道を辿っていく道標となる『自分用手順書』、作ってみることをオススメします!



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