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【沖縄移住】5島くらし・住まいの環境
はいさい!(こんにちは!)
ご覧いただき、ありがとうございます。
東京下町出身・移住7年目の
しましま交流館スタッフです。
今回のテーマは「住まいの環境」。
いわゆる、住環境についてお伝えしていきます。
空き家と貸し家のホントのトコロ
第1回目の投稿でも書いたとおり
「しましま交流館」は、すぐにご紹介できる
貸し家をストックできている訳ではなく
移住相談者様に代わり
各自治会にご相談差し上げて
都度空き家情報を伺っているのが現状です。
「空き家はあっても貸し家ではない」場合が多いからです。
理由のトップは「仏壇があるから」。
![](https://assets.st-note.com/img/1686892945467-ppwgeBkOpg.jpg?width=1200)
沖縄移住を検討されている方はご存知かと
思いますが、沖縄は旧暦に行う”しきたり”が
多く残っています。とても大切な伝統です。
盆正月はもちろんのこと、
月2回(一日十五日)に仏壇へお供えをして
手を合わせるご先祖様への御願(拝み)を行います。
空き家に見えても貸し家ではない場合
よくお聞きするのが、
御願のたびに戻ってきているから。
特に盆正月は親戚一同が会する場所(おうち)だから。
といった理由です。
![](https://assets.st-note.com/img/1687144748960-S3DhURnPme.jpg?width=1200)
という家主さんの思いがあります
ということで、お手入れが行き届いている
おうちは空き家に見えるようでいて
空き家ではありません。
なので、すぐに住める貸し家が不動産屋に
出回ることは滅多にありません。
(ごく稀に出回ることもあるにはあります)
ちなみに筆者の住まいは島しょ地域ですが
貸してもらえるおうちが見つかるかどうか
わからない頃から、先輩移住者のおうちの
ビフォーアフターを目にしてきました。
改修が必要なレベルは、まちまちながら
必ず改修をする箇所はあります。
なので、アパートのように即入居できる
おうちは「ない」と思っていただいたほうが
イメージにギャップが生まれづらいかと思います。
つまり、しましま交流館で貸し家を見つける
ことができたとしても、不動産屋に出回る
物件のように大家(家主)さんや管理会社が
清掃・修繕をしてくれるおうちではない、
ということになります。
となると、
貸し家にめぐり合えたら次に待っているのは
・・・・・・おうちの改修作業です!
![](https://assets.st-note.com/img/1686894783582-fPp2tHlPdP.png?width=1200)
おうち改修ビフォーアフター
当時の移住コーディネーターさんと
自治会長さんのおかげで、私が運よく
お借りすることができたおうちを例にとりましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1687151301742-beH2dyqgS1.png?width=1200)
間取りは一般的な沖縄古民家です
※トイレ・シャワー:敷地内の別建物にアリ
-【ビフォー】
改修前の状態は・・・
屋根→雨漏り(2か所)
床板→5割抜けおち、4割シロアリ被害
戸袋→破損
引き込み戸→計6枚のうち4枚ナシ
ガラス戸→ガラス0枚
キッチン台→破損
トイレ→ポットン便所
ボイラー→ナシ
浄化槽→アリ
エアコン→ナシ
ゴミ・荷物残→床板など不要な板、
床下からでてきたゴミ等
※カマド:以前の住民の方から使用しないため木材で覆い隠されていた
![](https://assets.st-note.com/img/1686897143096-lmDvACzANL.png?width=1200)
右真ん中に見えるレンガ色はカマドです
![](https://assets.st-note.com/img/1686897269001-lgPo2Hw3ez.png?width=1200)
見えますがシロアリ被害にあっていました
![](https://assets.st-note.com/img/1686897437565-qaP1DNdDcW.png?width=1200)
ゴミや廃棄する床板を撤去後の
画像ではありますが、このような状態でした。
とてもド素人の私の手には負えないため
大工仕事ができる知人にお願いしてDIYで
改修してもらいました。
-【アフター】
改修費用は・・・
ガラス戸→16枚をガラス屋さんに注文
キッチン台→新品購入し入れ替え
キッチン混合栓→新品購入し取り換え
シャワー混合栓→新品購入し取り換え
和式ポットン→洋式便器(新品)に取り換え
白ペンキ→3缶分譲り受け
ボイラー→中古の故障部分は業者に修理依頼
エアコン→新品購入
+
知人の手間賃(お昼代)、材料調達のガソリン代
※屋根、床板、戸袋、引き込み戸はホームセンター等で材料調達
以上で約70万円かかりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1686897051661-7xkPJtZnas.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686897736599-YN0rN0aOWi.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686897898230-sI2pTBBCzr.png?width=1200)
なんということでしょう!
約4カ月かけて住める状態に!
今もこの知人には足をむけて寝ていません!
私の場合、すこし小さめの古民家だったので
床板の数が大きい古民家よりは抑えられたり
知人が手間賃を出世払いにしてくれたり
洋式便器、ボイラーを譲ってくださる方が
いらしたので、改修規模・金額としては
かなり抑えられています。
先輩移住者のお話を聞いたところ
DIYで100万円以上かかっていることが大半でした。
古民家での夏と冬の環境
「おうち改修ビフォーアフター」の画像通り
古民家の場合、サッシがはいっているのは稀。
多くが木製の引き込み戸やガラス戸です。
なのでサッシに比べ「スキマ」が広いです。
私だけでなく移住者の先輩も同意見なのが
「思った以上に夏は暑く、冬は寒い」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1687316313836-n4LcPBFgyq.png)
夏はエアコンでしのげます。
冬は戸からのスキマ風が寒さの原因。
私は昨年から寝袋を使いはじめました。
けっこう快適です(笑)
梅雨の湿度・湿気に注意
沖縄の梅雨は、
ゴールデンウィーク後に梅雨入りし、
6/23慰霊の日あたりに梅雨明けするのが通例です。
沖縄観光に来ると、どの季節でも那覇空港へ
降り立ったときに肌で感じる沖縄ならではの
湿度を感じますよね?!
それが梅雨の間はというと・・・
湿度ほぼ100%!!!
除湿器がないと室内のモノにカビが生えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1687316190011-xRdKR6UJhR.jpg?width=1200)
また、梅雨の晴れ間を見計らって干しても
除湿器の衣類乾燥機能で室内干しをしても
湿気でなかなか乾かないので
コインランドリーへでかける頻度があがります。
ちなみに、お気に入りの革製品を本土から
わざわざ持ってきたのに移住1年目に
湿気でカビが生えて捨てざるを得ない・・・
これは、移住者あるあると言えます。
虫さんたちの大パレード!
私が都会に住んでいたころはYouTubeで
鳥の鳴き声などヒーリング系の動画を
よく見ていました。
今は鳥のさえずりが目覚まし代わり。
都会に住んでいたころは夜でも街は明るく
気付けていませんでした。
月夜の明るさに。
うるま市の5島とも、自然豊かな島々です。
![](https://assets.st-note.com/img/1686900700847-RI0MyaipI6.jpg?width=1200)
月桃は虫が嫌がると言われています
自然の豊かさは、どんな生き物にとっても
住み心地がよいのでしょうね。
虫もたくさんいます!
沖縄の温暖な気候も相まって、サイズも大きいです。
虫が苦手だと驚いたり怖かったりするかと
思いますが、個人差はあるものの直に慣れます。
お問い合わせは「しましま交流館」へ
![](https://assets.st-note.com/img/1687760166410-L4WwM1SohS.jpg?width=1200)
島ごとに特徴があります
今回は住まいの環境について書きました。
5島での生活・くらしのイメージにつながるとうれしいです。
リアルな島くらしをイメージいただけるよう
今後も、テーマをわけて投稿していきます。
「〇〇〇の部分をもっと詳しく知りたい!」
といったご質問などなど、お気軽に
「しましま交流館」へご相談くださいね。
それではまた次回。
またやーさい!(またお会いしましょう!)