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【サクッとわかる】DEX取引所とCEX取引所の違いについて徹底解説

仮想通貨の取引所は大きく分けると2つあります。
DEX取引所とCEX取引所です。

そのため、それぞれの特徴や違いに困惑する初心者の方は多いのではないでしょうか?「どちらの取引所を利用すれば良いの?」と悩むこともあるかと思います。

選択する取引所によって、投資のやり易さや管理の利便性が変わってくるため、事前に違いを把握しておくことが重要です。

そこで今回はDEX取引所とCEX取引所の違いをわかりやすいように解説していきます。本記事を読み終える頃には、それぞれの特徴を抑えて目的に応じて使い分けることができるようになるでしょう。

DEXとCEXのそれぞれの特徴とは

ここでは、それぞれの大きな特徴を抑えていきましょう。

DEXの特徴

DEXとは、運営や管理を担う仲介者・組織が存在しない「分散型取引所」のこと。ブロックチェーン技術を採用して、運用がプログラム化されています。つまり、第三者機関が運営を行っていないため、資産を自分で管理するスタイルです。

DEXの主な取引所は以下の通り。
・Uniswap
・PancakeSwap

CEXの特徴

CEXとは、仲介者・組織が管理や運営を行う「中央集権取引所」のこと。銀行や法人などの組織が資産の管理や運営を行ってくれている従来型の取引所です。

CEXの主な取引所一覧
・コインチェック
・バイナンス

それぞれの特徴を簡単にまとめると。
DEXならば資金は自己管理」、「CEXならば資金を組織が管理」という点が大きな特徴になります。「仲介者・組織」が存在しているかの有無によって、運営方法が違うわけですね。

他にも違いがありますので、詳しく確認していきましょう。

DEXとCEXの違いについて

項目別にそれぞれの違いを紹介して行きます。
主な項目は以下の5つです。

1.資産管理の方法
2.取引手数料
3.コンプライアンス
4.運営方針
5.サポート体制

1つずつ詳しく見ていきましょう.

1.資産管理の方法

先ほどの特徴でも触れたように資産管理の方法が違いましたよね。
どちらも秘密鍵などのデータで暗号資産を管理します。

CEXでは仲介者や組織が存在しますから、秘密鍵やデータなどの情報を預けて管理してくれるのです。まだ仮想通貨の投資に慣れていない初心者のうちは、管理してくれる方が取引に集中できるでしょう。

対してDEXは資金のすべてを自分のウォレットで管理することになります。秘密鍵やデータなど忘れないようにする必要があるので、中級者向けですね。

2.取引手数料

取引所を利用する際に発生する手数料にも違いがあるのです。CEXは仲介者・組織が存在しますよね。代わりに管理してくれる分、決められた手数料が掛かります。

一方のDEXは管理者が不在のため、手数料が決まっていません。市場の需要と供給によって手数料の値が変動するからです。場合によっては、ほぼ手数料が掛からずに取引をすることもありえますね。

3.コンプライアンス


コンプライアンスによって規制や義務付けられているものに違いがあるのです。まず、CEXを利用するユーザーは個人情報(KYC)を提出して登録をする必要があります。また、CEXは法令遵守やセキュリティ面など規制当局の指示に従ったライセンスの取得が義務付けられているのです。

かたやDEXは、個人情報を提出する必要がなく、ネットに自分のウォレットを接続すれば利用することができます。そして、CEXとは違い規制の義務が曖昧なのが現状です。

4.運営方針

運営方針の決め方は大きく違います。CEXは中央集権型なので運営企業が主体となって、今後の方針を決めていきます。運営は組織化されているため、オーナーや社長の意見が反映されやすいですね。

一方のDEXは仲介者・組織が存在しませんから、参加している人達が投票で決めていきます。その際は、「ガバナンストークン」を使用して投票により方針を決めるのです。みんなで決めるのか、組織化して会社のトップが決めるのかの大きな違いがありますね。

5.サポート体制

運営方法が異なることからサポート体制にも違いがありますね。CEXは組織化されており、規制を厳しく管理されています。そのため、利用ユーザーの保護や管理体制は整っているのです。

対してDEXは自己管理のため、サポート体制は整っていません。
パスワードや秘密鍵が紛失したら、すべて自力でどうにかしなくてはいけないのです。安心して利用するにはサポート体制の有無も判断材料の1つになるでしょう。

DEXとCEXのどちらがおすすめ?

どちらも一長一短あり、一概にどちらが優れているとは言い切れません。
ですから、自分の投資目的に合わせて使い分けるのが良いです。
そのためにも、DEXとCEXのおすすめ点と課題点を確認しておきましょう。

DEXがおすすめの人

・いちいちアカウントや個人情報の登録が面倒くさいと感じる人
・手続きに手数料を取られるのが嫌な人
・自分の使いやすいように方向性を決めたい人
・自分でウォレットを介して管理したい人

DEXはネットが繋がっていれば、すぐにでも取引が可能となります。
煩わしい登録がないのはストレスフリーで利便性が高いと言えるでしょう。

DEXの課題点は以下の通りです。
・管理は自己責任が伴う
・流動性に振り回される

DEXの一番のデメリット部分は自己管理という点。パスワードが紛失しないように注意して、資産管理をする負担が出てきますね。また、流動性によって手数料が変化するので、動きに一喜一憂する場合もあるでしょう。

CEXがおすすめの人

・自分で管理する自信がない人
・サポート体制が整った所で集中して取り組みたい人
・コンプライアンスで管理されている所を利用したい人

CEXは規制がしっかりとしていて、サポート体制が整っています。
信頼性と安心感が高い取引所で投資をしたい人にはおすすめです。

CEXの課題点は以下の通りです。
・セキュリティ問題
・倒産リスク
・利用するまでに手間が掛る

課題点としてハッカーの標的になりやすく、また倒産のリスクも潜んでいます。また、スピード感を持って取引ができないのはデメリットになるでしょう。

まとめると両方の取引所を利用して自分に合う方を判断するのが手っ取り早いです。1つの取引所だけに頼るよりも複数利用することで投資の幅も拡がりやすくなります。

DEXとCEXの今後の将来とは?

ブロックチェーン技術を活かして、仲介者・組織を介さなくても運用できるDEX取引所は画期的アイデアと言えるでしょう。データが改ざんしにくく、ハッキングのリスクを低く抑えられる。かつ手数料も安いことから、投資家の間でも注目を集めています。今後も新しいイノベーションを起こしていくことでしょう。

現段階では、どちらか一方が伸びていき廃れるということは考えにくいです。従来のCEX取引所も信頼性や安全性が高く、規制も整っているため、まだまだ利用者は多くいます。今後はCEXとDEXの良い点を兼ね備えたハイブリッドな取引所ができる可能性もありえるでしょう。


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