物欲を写欲に変換、今年の抱負。
夏も始まったばかりなのに、近頃は雨が続きますね。
じっとりと肌を湿らせる湿度が鬱陶しい気候なのに、重苦しいタイトルで恐縮です。笑
せめてヘッダーの写真くらい爽やかな夏風味で行きたいなーって思ったんですけど、どうでしょうか。
突然なんですけど、最近思うんですよね、
大好きな写真家のオリジナルプリントが欲しい。
現代アートの作品と比較して、そこまで高額でもないと言われている写真というジャンル(ネガから複製が可能な点からだろうか…?)でもオリジナルプリントはおいそれとすぐに買える値段ではない。
潤沢な資産がある訳ではない、経済的な余裕はない。
今欲しいのはRobert Adams、Diane Arbus、Josef Sudekなどのプリントである。
高い、買えるわけがない!
服のデザイン等もそうなんだけど、欲しいものってなかなか簡単に手に入らないものですな。
手に入らないものは、もう自分で作るしかない…!!!
と言う訳で、最近は暗室ワークをに力を入れていたりします。
年末に東京で展示の機会も頂けるそうなので、できるだけ自分の理想の白黒プリントに近づけるように頑張りたいと思います。
え、「作品のコンセプトは?」って…?
そんなもの後付けでいいんです。笑
所有欲って写欲に変換可能だと思うのは僕だけでしょうか?
例えば、愛しい人の魅力的な表情とか、ずっと眺めていたい景色、柔らかな触り心地の肌、瑞々しい質感などなど。
欲しい!所有したい!って思うけど、所有できないものを「映像」という形で所有した気になる、それも写真の特性だと思います。
あと、映像になったらどう見えるかって部分が興味深かったりもしますねぇ。
僕の場合は、時折、割と白黒の映像にすることで有機的なものや、時間的なものをオブジェ化してみたいという事を考えたりします。
あと、広告写真みたいな写真らしい写真をすることから離れて、道端の植木とかゴミとか写真に撮って綺麗に見えないかなー?ってよく撮ったりするんですけど。(ポートレートは別起因です、ゴミと同義に扱ってないです。笑)
暗室で印画紙に焼き付ける時に突然、我に返って「僕ちん何でゴミ撮ってん?」って思ったり。笑
Canon Eos 1V
SIGMA Art 40mm F1.4 DG HSM
Kodak Portra160
未現像フィルムが溜まって仕方がないですが、現像も併せて頑張ります。
昔は結構、光に惹かれてスナップ写真を撮っていたこともあるんですけど、以前誰かに「光に誘われるなんて虫みてえだ」と言われてから光に反応しなくなりました。
今思えば勿体ない事をしたかも知れない、あの頃の感覚を取り戻したい。笑
Fujifilm Klasse W + Kodak Ektar100
Cタイプのプリントをスマホのカメラで撮影。
Contax T3(?) Cタイプのプリントをスマホのカメラで撮影。
高校生の頃、友達を撮った写真です。
そろそろ、スキャニングもちゃんとしないといけないですね。
今年も残り半分を切りましたね。
下半期の抱負は、暗室でプリントし、額装、年末に展示、そしてスキャニングのインフラ整備を整えることです。
頑張ります。