ADOX COLOR MISSION 200(Push +1)in SINGAPORE.
やーーーちまったー!(デジャヴ)
またもや、やっちまったのです。
何をやっちまったか、と言いますと。
ISO200のカラーネガフィルムなのに、
カメラ側の設定をISO400で撮影してしまった!!!!
マイナス1段の設定で撮影してしまったことになります。
このまま通常のC-41現象(カラーネガ用の現像)をすると、
露出の足りていない濃度の低いネガが出来上がるという話なのです。
ちなみに使用したフィルムはADOX COLOR MISSION 200。
結構高かったんだよなぁ〜(泣)
フィルムの値上がりが甚だしい昨今なので、
1本が2000円以上するフィルムを無駄にしたくないものです…。
でも大丈夫、こういった時の対処法はあります。
この方法は粒状性(つぶつぶ感)が増すし、コントラストも上がるので、
苦肉の策なんですけど、止むを得ませんでした。
フィルムは基本的に撮影時に足りなかった露出を、
現像時に補うことが可能なのです。
という訳で、今回はプロラボと呼ばれる現像所に
+1段の増感現像
を依頼しました。
では結果をご覧ください。
“Burger Bar New York”
(Singapore Telok Ayer 駅近く)
Café “Free the Robot” -Brunch on the Terrace
HOME
Clarke Quay
今回は株式会社タックさんの現像所「プロラボサービスnet」に
処理を依頼させて頂きました。
業界の中では割とリーズナブルでおすすめだと思います。
料金は、+1段の増感現像とスキャニング、送料など全てまとめて、
¥2,112-で済みました。
この増感現像は、現像で起こる化学反応を、通常より多くフィルムに与えます。
仕上がりを見ていてもやっぱり少し粒状感が目立つという意味で画質は低下し、
コントラストも上がっている印象があります。
増感現像…自分で白黒フィルムを現像できる人にとっては身近な話かも知れませんが、最近写真を始めた方はよく分からない世界かも知れません。
もしDXコードの付いていないフィルムや、露出計の付いていないカメラを使っていて、フィルムの公表感度と露出を間違えて撮影してしまった場合、まずは写真屋さんに相談してみることをおすすめします。
場合によっては増感現像でリカバリーできるかも知れません^^
逆にISO400のフィルムなのにISO100の設定で撮影してしまった場合、
減感現像という増感現像の逆の処理も技術的には可能です。
只、実際に依頼出来るかをお店に確認することは必須ですので留意下さいね。
カメラ:Canon Eos 1V
レンズ:SIGMA 40mm F1.4 DG HSM Art
フィルム:ADOX COLOR MISSION 200 (Push +1 : ISO400)
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