【JCS予選8-2、65位】環境メタ型ミュウVMAX 解説 【~ダークファンタズマ環境】
よろしくどうぞ。ウルと申します。
主な実績は、
シティリーグ優勝(モルペコドール使用)
CL横浜2020 ベスト8(ルカメタザシアン使用)
PWCS day1出場権利所持 などがあります。
以後お見知りおきを。
●はじめに
本記事は2022/06/11に行われるポケモンジャパンチャンピオンシップス2022 カードゲーム部門(以下JCS)における環境の考察および、JCSに向けて調整し、実際に調整メンバーの一人であるTk(@Tk_OTTER)が使用し、予選8-2、65位だったミュウVMAXデッキについての解説を行います。
Tkの成績はこちら↓↓↓
https://twitter.com/Tk_pokeca/status/1535952953911103488?t=xls59IePsS047JlWSjRmdA&s=19
前回の記事もミュウについて書きましたが、環境の変化に伴い構築や考え方が変化したので再度言語化しなおすことにしました。また本記事で得た利益については、今年の夏にロンドンで行われるWCSの旅費に充てる予定です。応援の意味も込めて購読いただけると嬉しいです。
●JCS環境考察
前回の記事でも述べましたが、私は、ポケモンカードは他人(全体)がどのデッキを評価しているか、すなわち使用率が最重要なゲームだと考えています。では、ダークファンタズマ環境における各デッキの使用率をシティリーグやそれと規模が同程度の自主大会の結果を参考にすると、4つのデッキが環境の中心であることがわかります。
①パルキアVSTAR(使用率20%以上)
②ミュウVMAX(使用率20%以上)
③ゾロアーク(使用率約10%)
④アルセウス/ジュラルドン(使用率約8%)
上位2デッキのパルキア、ミュウはデッキパワーや対応力、再現性などが他のデッキと比較して頭一つ抜けており、あくまで個人的にですが、この2つのどちらかしかデッキの選択肢はないと考えています。ゾロアーク、ジュラルドンはパルキア、ミュウと比較すると、パワーにおいては大きな差はないものの、再現性や対応力などで劣る部分があると考えています。また、パルキアには雪道ツツジ、ミュウには後手1ターン目のメロディアスエコーという動きがあり、後攻でも十分に闘える点が、トーナメントでBO3となるJCSではかなり評価されます。一応ゾロアークにはうつろ帰りでディアンシーを出したり、ジュラルドンにはアルセウスのトリニティチャージなど後攻での動きがありますが、パルキア、ミュウのムーブほどの脅威はありません。また、パルキア、ミュウの両方を対策することが難しいという点も、上位2デッキの評価が上がる要因の一つです。ミュウは非常に速いゲーム展開を得意とするデッキで、瞬間火力も高いデッキであるのに対し、パルキアは中速を得意とするデッキです。ミュウと比べてサイド1枚当たりのHPが高く、妨害も豊富です。
上記の4デッキが使用率の55~60%を占め、尚且つ勝ち上がってくるであろうので、勝てば勝つほどこれら4デッキと戦う可能性は高まります。つまりこれらのデッキを「意識してません」と言うことはできません。
その他の環境下位デッキとして使用率2~5%程度のものを挙げます。
・裏工作アルセウス
・ハピナス/ミルタンク
・ディアルガ
・アルセウスバレット
・レジギガス
・ウインディ
・ミルタンク/ファイヤー
・悪系統(ムゲンダイナ、ダイケンキ、ダークライなど)
この8デッキまでは当たる可能性があるので意識しておいて損はないと考えました。
今回のコンセプトは、不利対面を極力少なくすることで、上記の中でムゲンダイナ入りの悪系統以外には五分以上で戦えるよう組みました。ゾロアーク、ハピナス、レジギガス、ウインディ、ディアルガには有利(勝率55%以上)が取れているデッキです。
●デッキ解説
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