JOL2022メモ(ネタバレあり)

おはようございます。JOLから一晩経って12/30になりましたが、少しメモを残しておこうと思います。

第1問

バイバイン文字っぽいなぁ

文字体系にはアルファベット・アブギダ・アブジャドなどいろいろありますが、ラテン文字での語の長さと「言語Iの伝統的な正書法」の文字の数を見比べたときに、アブギダないし音節文字っぽいな、なんなら文字の上下についてる矢じりが母音記号っぽいなとなりました。(実際、ラテン文字表記の方で母音が a, i, u の3つしか出てこないことも裏付けといえるでしょう。)

単語の長さと文字数から、6, 7がa, cのどちらかであることがわかり、矢じりが母音記号であるという仮定に基づけば  balugu→a-u-u と kadiyang→a-i-a から、6がa、7がc、そして表記の方向が下から上であることが分かります。

ここまでくれば、あとはそれぞれの子音を表す記号を拾って終わりです。

第2問

重複というのが、「繰り返し」を意味することを念頭にそれぞれの語形を見ていくと、①頭のVCを繰り返す ②頭のCV₁V₂をCV₂CV₁V₂の形で繰り返す ③頭のCVをCVVに伸ばす ③頭のCVCVを繰り返す みたいなパターンがあることがわかります(Cは子音、Vは母音を表す)。

そこで、①~④がどのように使い分けられるのかが解かればいいわけですが、頭の1~2音節の種類(子音と母音のパターン)によって決まっていると見るのが自然ですよね。

具体的には、①→語の頭がVCのとき ②→語の頭がCVVのとき ③→語の頭がCVでありかつ、その次に全く同じCVが来るとき ④→①~③以外 となります。

ここまでくれば、あとは当てはめるだけです。

余談ですが、(ア)の設問では、hとkで迷いました。(oとuのどちらを繰り返せばいいのか分からなかったのですが、②をつかう他の語を見た感じ、後ろの方を繰り返せばいいだろうという結論になりました。それでいいのかな?)

第3問

犬がsetaとかアイヌ語じゃん

-koとか-eqとか、時間をかけた割にはよくわかりませんでした。第4問に時間を使った方が有益だったかも。

第4問

時間がなかったのでほぼ手を付けてません。

私は家系図とか数詞とか語対応とかあまり得意じゃないんですが、今回のは割と取っつきやすかったらしいですね。

第5問

食べるがeとかアイヌ語じゃん

nran地獄ですね。文法的な要素を拾うのは明らかにつらいので、名詞や動詞を拾っていって、文型(今回はVOS)などを把握するのがお決まりですね。この段階では、70で nran は「肉」の意味もあるのかぁ、なんて考えてました。それから、主語が代名詞の時は省けることが分かったので、人称がどっかで示されているんだろうなと。

内容語をあらかた拾ったら(e/hoの違いとかは置いといて)、次に動詞まわりの、時制(今・以前)や相(~した・~している/いた)の表し方や人称変化を考えます。これは、ひたすら表にして見比べるだけですね(結局、それが難しいんだ。)

そうして見つけた文の構成が ①主語の人称をあらわすやつ(1sg→u, 3sg→nran, 3pl→rri)②相をあらわすやつ(進行ならnran, 違うなら無し)③動詞 ④時制をあらわすやつ(以前ならnran, 今なら無し)⑤目的語(honは自動詞なので無し)⑥nran+主語(代名詞の時は省略できる)

ここでやっと、nranが「肉」ではななく時制を示すやつであることが分かり、逆にhonの後のnranは主語の前にくるやつだとわかりますね。

この時点で77までは分かり、78も、warrabù+代名詞 で「~のおじ」になっていると気づくだけです。

あとは、e/hoの使い分けくらいですが、これは割と閃き次第な感じがします。(あとからかんがえてみれば、70の「肉」がヒントのつもりなんでしょうが、気づかないですよ…)

まとめ

そんなこんなでメモとも解説ともつかぬ文章を生成しました。ちなみに、解いた順番は 1→2→5→3→4です。

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