フランス語に関するメモ

先日、フランス語の授業で以下の3つの疑問表現と出会った

・Pendant combien de temps… ?
・Depuis combien de temps… ?
・Depuis quand… ?

なんか紛らわしいので区別をメモしておく。

まず、pendant は英語の during と同様に期間を導き、depuis は英語の since と同様に(開始の)時点を導くのが原則である。

したがって、combien de temps という期間を問う疑問詞句を pendant とともに用いたり、quand という時点を問う疑問詞を depuis とともに用いるのは全く理に適っている。

ここで、残った depuis combien de temps… ? を理解するためには、開始の時点を導くはずの depuis が、期間をも導くという謎を解かなければならない。

端的に言えば、depuis が期間を導くときは、「その期間だけ今よりからずっと」という、あたかも英語でいうところの ago があるかのような意味になるらしい。つまり、depuis 2022 は 「(西暦)2022年からずっと」なのに対し、depuis 2022 ans は「(今より)2022年からずっと」を意味するということである。

なお、この場合でも、depuis が開始の時点をあらわすという基本は保たれている。

また、しばしば pendant combien de temps と depuis combien de temps が紛らわしいことがあるし、どちらも使える場面も存在する。これらの区別としては、理屈通り、後者は「今より~前からずっと」の意味合いを含むので、すでに終わっている事柄や未来の事柄については pendant でしか問えないということである。

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