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バズワード「メタバース」にのっかって全社会議を「Meta Quest 2」を使ってやってみた。

こんにちは、㈱dotDの漆畑でございます。

毎月の様に実施している全社会議。。。
「何か面白くしたいねー。あ!Oculus2使って、実施してみようか!」と代表からのサプライズ発言で、全社会議を「Horizon Workrooms (ベータ版)」の環境を利用してVR環境で実施させて頂きました。

急遽、必要人員の確認や、各デバイスの手配、セットアップなどを行ったので個人的には大変な事、細かい事の滞りも発生し、てんやわんやでした。w

こんな人に読んでもらいたい

・社内で面白企画を検討している方
・Metaの「Oculus2」が気になってたけど使った事がまだ無い方
・各用途によって、値段が違うからその情報が知りたい方
・実際に使った人の評価が気になる方

是非、面白かったらスキを押してってください!
それでは宜しくお願い致します。

色々な準備

最初は、社内のSlackで「Oculus2」使って、ALL HANDS(全社会議)参加してみたい人―!という感じでアンケートを取りました。

反応としては、27%!!!(8人/30人)

んーーーーーー、、、個人的には反応薄いなーという感じでした。

しかし、兎に角新しい事好きのメンバーの喜ぶ顔を思い浮かべながらデバイスの手配を行いました。

◆Oculus Quest 2 定価
ストレージ128GBモデル:3万3800円@税別
ストレージ256GBモデル:4万9280円@税別

購入すると結構高いなー。。。そして、使い続けるのかも分からないから一旦モノは試しで!という事でレンタルをする事にしました。

◆Oculus Quest 2@Rentioでのレンタル代
ストレージ64GBモデル(7泊8日): 6,345円@税別
ストレージ64GBモデル(1か月)  :4,545円@税別
※3ヵ月以上のレンタル期間必須

こちらも中々のお値段でしたが、一旦この内容の中で7泊8日を選択してレンタルしました。

最短で借りられる日が選べるのですが、選択肢に無かったもう少し早い日程で現物が欲しく、同サイト内のチャットでカスタマーサポートの方に無理を言って手配して頂きました。
同じ境遇になりそうな方が居たら、試してみてください!

そして、現物到着!!!

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うん、デカい!!w
一つの箱に4台入っていて、運ぶのにも一苦労でした。。。
運送業者の方々も泣かせてしまう位の重さだと個人的には思いました。

セットアップ

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メンバーと一緒にセットアップ作業。

ITリテラシーとかの問題ではなく、何方でも最初のセットアップに凄く時間がかかると思います。
おおよそ2時間抑えて頂くと余裕が出ると思います。

中でも一番面倒だったのがWi-Fiの設定ですね。
空間上のキーボードと別にある現実世界のPASSWORDの確認で行ったり来たりが面倒でした。
後、個人的にはレンタル品だったからなのか、映像の接触が悪く、暫く真っ白な空間になっていて、原因が分からず無駄な時間を過ごしてしまってました。
購入された方は大切に保管して、不良など起こさないように気を付けて欲しいなーと思いました。

本番:全社会議

関係者、皆が事前にセットアップと試運転も完了させて当日を迎えました。

いつもはZOOMでの全社会議の実施だったのですが当日はVR体験をしない皆様も含めて「Horizon Workrooms (ベータ版)」のroomを利用して実施しました。

当日の朝10:00ご案内→会議開始14:00~という事で「上手く招待メールが届かない」「ログイン出来ない」「直前まで案内のSlackを見てなかった」と様々なエラー対応に追われましたが無事に開始!

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映像的には「新体験!!」という感じで非常に新鮮味を感じました。
VRを体験している方々のリアルがこちらです。

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最後の1枚はすみません。面白かったのでつい掲載してしまいました。w
Oculus Quest 2に憧れたメカニックマン

会議は滞りなく、時間通りに終了し、会自体は何とか終えることが出来ました。

最後に振り返り

率直な個人的な意見は、疲れた!重い!もう嫌だ!!でした。w
次回の機会を頂いても、おそらく私はそっと目を背けるでしょう。。。

またVRの世界に入る時は、今の大きなゴーグルではなく、スマートに洗練された形に変革され、今回私が感じた課題が解消された状態で再会したいと思いながら、そっと返送箱に商品をしまいました。w

しかし、今回話題のoculusを実際に試すことができ、現状とその可能性を会社として探ることができたので、非常に良い経験になりました。

考察

◆ZoomやTeamsとの比較
-体感
1,アクションアイテムが多い
アプリのセットアップからゴーグル等のインフラ整備までの準備タスクが非常に多いという印象でした。
 ①開封
 ②説明書を読んで、ゴーグルにスイッチを入れる
 ③ネットワークとの接続、Bluetoothでのペアリング接続
 ④アプリの取得
 ⑤PCとの連携設定
 ⑥その他、デバイスをお持ちでない方との双方への連絡と設定
 ⑦その後の双方への区分けされたオペレーション
 ⑧当日本番前のシュミレーション/事前準備

その点、デバイス環境がある程度根付いているPC上のみの設定だと、そもそもある程度の人が操作環境が想定出来てコミュニケーションストレスが無い。ZOOMはアカウント作成も簡単ですし、Teamsも社内ポータルがMicrosoft Office365で統一されていれば他との連携も可能なので利便性や面倒という面では圧倒的に今の仕事環境的には適していると感じました。

2,重い、ゴーグルをかける事による弊害が多い
髪型を気にする人であれば、ゴーグル操作が入るだけで乱れる、女性であれば化粧直しも必要になるかもしれません。眼鏡を使用される方は、コンタクトレンズに変えて実施していました。
長時間は方も凝るし、少し動作する度に邪魔になる印象で(先入観があるかもですが、、、w)凄く疲れる印象でした。

◆oViceのようなバーチャルオフィスとの比較
VRの映像体験は、非常に新しい感覚で楽しい!というのが最初の印象でした。是非、体験されたことが無い方は非日常をデジタルの世界でも一度体験して頂きたいです。「わー!!!こんな感じなんだー!すごーい!」と感じると思います。w
oViceはこんな感じ!

スクリーンショット 2022-02-14 202159

雑談スペース、作業スペース、会議スペース、休憩スペース等ある程度区分けされた中でPC上でアイコン移動をさせて、自分の範囲直径3㎝~5㎝位で関わる方々とお話が出来る感じです。
テレワークが当たり前になっている状況で、インターナルコミュニケーションが不足しがちになっているというお話もありますが、ZOOMやDiscordの様に一定のroomにログインする必要が無く、目的に応じてアイコンで選択できる気軽さが非常に良いなーと感じました。
リアルの顔、表情を見ながらお話されたい方はG meetでもご自身で選択して進めるので、今までの中間を担ってくれる、そんな感覚で非常にしっくりきました。

下記のような3Dアイコンでのコミュニケーションは更に上記の中間の役割として楽しそうだなと思います。

◆準備にかかった総時間
およそ5時間30分位だと思います。
①購入orレンタルの選定と社内稟議@30m
②Rentio選択後の期間調整(選択できない期間に貸し出しを要請)@30m
③到着までの社内伝達、テレワークなので各所へ発送@60m
④別段での社内への呼び掛け(使ってみたい人への呼び掛け、個別調整)@30m
⑤セットアップ@120m
⑥リハーサル@60m

◆ROI
収益という観点は無いので価値という事で代替します。

・費用
27,920円@税込(合計4台):7泊8日 + 45,000円@税込(合計3台):3ヵ月=72,920円(税込み)

・収益(価値)
VR体験をしたことが無い社員が実体験として語れる存在として増えた
テレワークの選択肢の幅として業間が広がった
今後の働き方改革、変革に向けたインサイトが実体験として得られた
社内オペレーションの変更時のタスク整理が出来た
etc.
兎に角やってみる事、それを肥やしに社外にソリューション提案や新たな示唆を与えたりとこの価値は今後の事業提案においても大きく役立っていくと感じます。
実際に弊社としてもメタバースに関わる案件のお話も上がっており、そちらにも活かせそうです。

(アンケート実施)

そして、社員全員に終了後のアンケートも実施致しました。

・良かった。またやりたい。0%
・良かったけど、もういいや。36%
・良くなかったけど、またやりたい。21%
・良くなかったから、もういいや。43%

その理由を教えてください。

【ネガティブ意見】
・装飾してない側からすると顔が見えなくなっただけ
・ZOOMの方が、アバターではないリアルの顔が見れるので良いと感じた。
・90分VRの世界は少し酔った。気持ち悪くなった。首がもげそうになった。
・PC接続でカメラON状態だとファンが回りっぱなしでカクカクしだした。PCへの負荷が凄い。Zoomほどの映像や音声の安定感がない。
・オペレーション工数もプラスでかかるから、全体導入として固定化されたとしたら、獲得できる価値を明確化した方が良いと思った。
・音声不良が多かった。
・VR組は裏チャットで盛り上がれなかった。
・眼鏡使用者は目が乾く

【ポジティブ意見】
・初めての体験だったが、実体験出来たことは良かった。
・使い続ける事で気付きがあるかもという期待は持っている。

様々な意見がありましたが、今のデバイスの状況と体験価値を比較しても定着化は難しそうな感じでした。
弊社ではoViceやDiscord等でもインターナルコミュニケーションを試しています。
そして、社内企画としてはハイブリッド型合宿など、様々な取り組みを計画・実行し続けております。

またこれからも沢山の事に挑戦していきますので、是非他の皆さんのnoteにも注目して頂き、お立ち寄り頂ければ幸いです。

それではまた!

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