黄金天気 エルドリッチ
『黄金卿エルドリッチ』。このnoteを書いている時点で唯一の、デッキビルドパック シークレット・スレイヤーズのアンデットテーマの1枚だ。切り札のようなレベル、攻守であるが、そのテーマ内での役割は未だ不明。噛み合いも不明で、魔法・罠を使用しそうだぞとしか分からない。
※2020/4/25 追記
モンスターはエルドリッチ卿単体だったよ……孤高の王は黄金都市で屍者と暮らしてるんだ……
だが、その効果によって強化されたテーマが早くも存在する。
天気だ(天気予報の天気ではない)。
天気とは、デッキビルドパックの先輩にして始祖、スピリット・ウォリアーズで登場した、永続魔法・永続罠によって効果を付与されたモンスターがモンスターゾーンと除外ゾーンを反復横跳びするテーマである。つまり魔法・罠を主軸として動くのだ。
ここにエルドリッチを投入するとよさそうなのは、天気を使用し(今も使用し続けている)人ならば大体想像がつくだろう。だが、それによりどんな利点が出るのか。そして噛み合いはどうなのか。
天気の弱点として、低打点/除去不全/低速といったものがある。エルドリッチはこのうち、前の2つを解決してくれる。
まず低打点。エルドリッチは素で2500打点であり、自身の効果で特殊召喚すれば3500にもなる。つまり、攻撃力の基準である3000を越え、究極隼や究極伝導恐獣と相討ちになれる。試合が長引く天気では素早くライフを刈り取れることも見過ごせない。
次に除去不全。天気の除去は基本的に雷の天気模様と雨の天気模様に頼りがちだ。しかも、その両方ともバウンス。雷模様に至っては戦闘を介さなければ=BPに入らなければ除去できない。展開前の露払いは汎用に頼らざるを得ないのである。
ここでエルドリッチが役に立つ。コストに魔法・罠を必要とするが、モンスター・魔法・罠関係なく除去ができるエルドリッチは単体除去の中でも汎用性が高い。しかもテーマコンセプト上、天気は魔法・罠の比率が多くなる。コストにもさほど困らないだろう。
黄金卿エルドリッチが天気の弱点を補うことは分かった。では、噛み合いはどうか。
天気には『雪の天気模様』というカテゴリ内でのサーチ付与カードが存在する。しかも、条件さえ満たせば毎ターン(相手ターンでも!)サーチが可能という。毎ターンのコストをサーチできるので、中盤以降もコストに困ることはない。
次に蘇生効果。こちらも魔法・罠をコストにするが、場のカードを必要とする。これでは天気の盤面を崩壊させてしまうのでは? と思うかもしれない。
しかし天気には、場の「天気」永続魔法・罠が墓地に送られた場合に墓地の天気模様を場に置けるモンスター、『曇天気スレット』が存在する。これにより、エルドリッチは実質ノーコストで蘇生する。
最後に、黄金卿エルドリッチを実際に使った感想である。動きは一番上に貼ってある動画を参照のこと。また、以下は個人の意見。
『強い。マジ強い。自分からスキドレ解除できるし。雪模様とスレットでコストがコストじゃねーんだわ。焔征竜ーブラスターと真竜剣皇マスターPを足して3で割った感じ?』
以上
※2020/04/25 少し追記
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