影依の竜教義(ドラグマ&シャドール)
ドラグマ(教導)
2020/04/18発売、遊戯王OCG11期の走り出しとなる『RISE OF THE DUELIST』に収録される新テーマです。
EXデッキのカードを墓地に落としつつ、EXから出たモンスターに対して反応する効果を持っており、その汎用性とイラストアドから活躍が見込まれるテーマです。また、設定画やイラストに物語性が見られることから新たな端末世界の物語かとも噂されていますね。
お気づきになりましたか。〇期初めのEXメタ。魔法使い族。そして物語。そう、あのデッキ融合の走りと名高いシャドールと似通っていませんか。出るや否や環境トップの一角に躍り出た(はいいが征竜に対処されていた)融合テーマと。
だからというわけではありませんが、今回はドラグマとシャドールの混交について考えていきます。本当は自分がシャドール使っているので慣れているからです。召喚獣や魔導との混交の記事は既にあるのでそちらを見るといいと思います。というかシャドール混交の記事はほとんど見ないぞ。
ついでに、この記事の前段階として動画を作っているのでそちらを見て頂けると考えの補助にもなっていいかと思います。というか言いたいことは半分以上動画でやっていますので是非見てください。
構築
まず、自分が考えている構築です。動画でもこれでプレイしています。
変哲も捻りも無いです。ドラグマにシャドールをタッチしている感じですね。
1.採用枚数と採用理由
●ドラグマ
エクレシアとフルルドリスはフル投入。サーチは必須だし簡単に出てくる2500打点&効果無効なので必須レベル。
大神衹官は初手で腐るかもなので2、テトラドラグマは必要最低数の1。
天底の使徒とパニッシュメントはEXデッキに触れるので3。エンカウンターは短期決戦にならないことを考えて1。
テオとアディンは初動に関係無い&スペースが無いので0。アディンは1入れてもいいかもしれないけど、テオは打点だけだし……
バスタードは初動/パニッシュメント/予備用の3。
●アルバスの落胤
超融合も見つつ闇属性なことを考えて2枚。でも1枚でいいかも。
●シャドール
影依融合3と偽典1ドラゴン1を必須枠として、追加でヘッジホッグ1。後述の動きで詳しく書きますが、影依融合でモンスター2体を確保したいのでヘッジホッグを投入しています。
EXは、光属性のネフィリムと直接墓地に送れるアプカローネを2ずつ。ミドラーシュは必須だけど1で充分かと。シェキナーガとエグリスタは誘発の属性に合わせて対応幅を広げる用に。偽典で動くようになれば影依融合は手札で腐るのでコストにもあまり困らないです。
●EX
ヌトスは除去になるので2。Ωは使い回しを考えて1投入。クロシープは必須枠で1。スターヴヴェノムはアルバスの落胤と超融合のために1。
2.シャドールと混交する理由
シャドールと組み合わせる理由はいくつかありますが、大きくは4つ。
①1枚初動が増える
天底の使徒でアプカローネを落とし大神衹官をサーチ、偽典をサーチ&捨てて、大神衹官でEXからシャドールとバスタードを落とす。これでドラグマとシャドールの両方にアクセスできます。
また、影依融合も(相手の場にEXから出てきたモンスターが必要ですが)1枚で似たようなことができます。エクレシアとヘッジホッグを素材にネフィリム、ネフィリムで偽典を落としシャドールをサーチ。クロシープを出して偽典を回収。次のターン、偽典でクロシープのリンク先に融合シャドールを出せばエクレシアが蘇生します。
このように、初動に於いては天底の使徒と影依融合という6枚体制が組めます。片方のカテゴリから両方に繋がるのは気持ちいいですよ。エクレシアやパニッシュメントを絡めることでさらに幅のある動きができますが、1枚で動けるのはシャドールの強みです。
②除去力
影依の偽典とシャドール・ドラゴンです。影依の偽典は、融合して出てきたシャドールと同じ属性の相手モンスターを対象を取らずに墓地に送る効果を持っています。ストラクに入れて欲しかったです。またドラゴンは打点も魅力ですが効果で墓地に送られればバックを除去できます。融合時にチェーンを組むことで通告をネフィリムに通されずに済みます。
ついでに超融合ですね。アルバス&バスタードもありますがシャドールでも有効に使えます。転生炎獣をベイルリンクスやロアーを貫通して対処できたりドラグーン・オブ・レッドアイズを処理できたり。偽典でも似たようなことはできますが速攻魔法かつチェーン不可という点は大きいです。
③召喚権を使わない
魔導のバテルやテンペル、召喚獣のアレイスターは場に出すには通常召喚が必要です(アレイスターはアルミラージになれば、ドラグマは固有効果で手札から出てきますが)。対してシャドールは影依融合で充分。魔法カード1枚を通した段階で墓地に必要なカードは落ちています。モンスターを介さないので通告は食らわず、ヴェーラーや無限泡影等を食らっても単体の打点で機能します(うららは共通の敵ということでどうか)。
④枠の少なさ
シャドールは影依融合を使うならメインは最低5枚、使わないなら偽典の1枚だけで機能します。これはEXの名前だけで戦える強みですね。その枠を他のカードに回せます(テトラドラグマと大神衹官と落胤君がいらない? ハハ、そんなまさか)。その場合はさらに妨害を増やせますね。
3.動かし方
上の動画を見てください。変に文字にするより分かりやすいです。それ以外のことで書いておきたいことを一応。
エクレシアと天底の使徒を両方握っていた場合かつ先攻1ターン目ならばうららを警戒してエクレシアを先に出しています。ヴェーラー・無限泡影より採用率高いので警戒度高め。相手が両方持っていたら諦めてください。
ドラグマ自体は召喚権をあまり使わないので、増殖するGを警戒するならばエクレシア通常召喚から入るのも1つの手です。フルルドリスはフリーチェーンなので、影依融合や偽典にGを撃たれそうなときは先にエクレシアを出しましょう。
バスタードの効果を使える際には、エクレシアをバスタードで出すようにすることでしょうか。守備表示なのでサンドバッグ化もある程度は防げますしヴェーラーケアにもなります。
偽典に対し、墓地のシャドールを墓穴の指名者で飛ばされると融合できなくなります。妨害もクロシープも使えないのでかなり困ります。先に増殖するGを使ってそちらに打たせるのも1つの手です。逆に誘発を通したい時には偽典に目を向けさせる手もあると思います。
4.終わりに
動画は見てくれましたか? この記事は動画の補完的な意味合いが強いです。なので見てください。
というかパニッシュメントが自分のモンスターにも打てないのがキツい。2500打点以下でないとバスタードが起動できないため、青眼みたいな高打点ばかり並べられると突破が著しく困難になりますし、サクリファイス・エスケープも攻撃力が参照できなくなるから打ち損です。墓地送りがコストだったらそれはそれでマズいと判断されてのことでしょうが。
そう考えると、ドラグマが流行ったら天気を使うのがいいと思います。EXデッキ使わないし自分から場から離れられるし誘発もほとんど効かないしスキドレ裂け目積めるしいいこと尽くめです。初動が遅いのは新規が来て解決すると思います。新規はきっと来ると思います。来ると信じています。
そういえば真竜や天気、魔弾みたいにEXを使わないカテゴリにドラグマを出張させるというアイディアも見ますね。補助としていいかもしれません。特に手札から効果無効が飛んできたり打点の補助になるのは充分助かります。そういった方向でのドラグマ使用方法も考えてみたいですね。
ここまで読んでくださってありがとうございました。また次があれば。
駄文を書くカボチャ。体験を徒然と