はじまりのはじまり
2023年のはじまり。
それは、静かでさみしくて長い冬だった。
もう一度、じぶんの心の暗闇に、向き合う日々だった。
近くの白鳥が飛来する公園の沼。
いつもの飛べない3羽の白鳥は、
みなが飛び立つ中、静かに歩いていた。
もう人と世界と関わることは自分にはできない、してはいけない気持ちに何度もうちのめされた。それでも、最後に残るのは恥ずかしくてもみじめでも申し訳なくても生きたいという気持ちだった。
「結果を出すのが目的ではなく、自分らしい歩みを努力しながら歩み続けることが尊いのです。」
私を支えてくれていた今は亡き人からいただいた言葉。
もう会えなくても私の中に生き続ける言葉。
これからのことがどんな結果になるのかはわからないけど、
苦しみも空虚さも自分で抱えて、できることをひとつずつ。
どうか
わたしのままで
あなたのままで
この世界と繋がれますように
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