選べない子供
親に「おもちゃ買ってあげる」1年に1回言われるのだけど、玩具売り場に行っても欲しい物が見つからない。
そもそも自分の欲しいおもちゃとはなんなのかわからない。ぬいぐるみは大好きだけど、ぬいぐるみはぬいぐるみなので『おもちゃ』ではないから買ってもらえないだろう。色鉛筆セットは文房具だから違う。おもちゃおもちゃ…?ゲームはしないし、うーん…わからん。欲しい物欲しいものほしいもの…干し芋は好きだけどオモチャジャナイ。
「早く決めなさい!」と叱られ、泣くワイ。もうなんで泣いてるのかもわからないくらい大泣き。
そして親が選んだなんだかよくワカラナイ物体を買ってもらうのだった。
そうしていくうちに、自分の一番好きな物・一番欲しい物がわからない大人になっていった。
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