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漢検漢字辞典を読んで、気になったものをあげていくだけ#12 pp.110-119

こんにちは。胡乱布団です。
最近、漢検漢字辞典をあたまから通読しようというマイブームが興りました。そこで、気になったものをここに書き連ねていこうという試みです#12
毎日10ページずつ進めています。

見出し語 読み(カナ は音読み、かな は訓読み *熟字訓、宛て字は例外)
雑記

というふうに書いています。
また、漢字およびその読みは抜粋で、すべての漢字とその読みを網羅しているわけではありません。

p.110
於菟 オト
トラ、あるいはネコの別称。森鷗外の息子の名前が森於菟。漫画『ラストカルテ』の主人公のルームメイトの名前が於菟快晴。
あと、「菟」の標準字体って出力できない??

 わら-う
知ってそうで、知らなかった漢字。
あと、「唹」の標準字体って出力できない??

 オ、ヨ、どろ、おり、ふさ-がる
知らない子だ。
あと、「淤」の標準字体って出力できない??

嗚呼 ああ
子供の頃、一文字目が「鳴」だと勘違していた。

 オ、アク、いか-る
「オ」ならいかるの意、「アク」なら鳥の声。

p.111
王瓜 からすうり
〜瓜熟字訓シリーズ。

王余魚 かれい
漢名から来ているらしいが、どうしてこれでカレイなのだろう??

王不留行 どうかんそう
これも漢名から。ナデシコ科の一年草のことらしい。知らない植物の知らない熟字訓シリーズ。

王八 ワンパ
こんちくしょう! 的な意味らしい。わたしは人を罵ったことがないので、知らなかった。チクショーメ゙ェ!

 なか-ば
「中央」などの熟語がなければ、おそらくこの字はJIS第二水準の一級配当だったこと間違いなし。意外と難しい見た目だと思う。

p.112
 ひろ-い、ふか-い、おお-きい、いけ
訓読みは何一つ知らなかった。汪溢(=横溢)。

 いにしえ
既往、往年とかの「往」だと思われ。この読みは知らなかった。

往きがけの駄賃
ある仕事のついでに別の仕事をして金品を得ることという意味らしい。聞いたことありそうな言葉なのに、意味を知らなかった。

押し競饅頭
の「くら」が競だったのは知らなかった。

p.114
 まが-る、まげ-る、ま-げて
見たことある字ではあると思う。おそらく枉法の形で見た気がするのだが、どこで見たのかは忘れてしまった。

 は-く
もともとはただ「吐く」って意味だけだったと聞いたことがある。それが欧羅巴に宛てられてから、もうほとんど欧州の意味でしか使われなくなってしまった的な。

 オウ、ふか-い、きよ-い、ふち
知らない子だ。「コウ」ではなく「オウ」と読むことに注意したい。

 オウ、みめよ-い
知らない子だ。しかも準一級配当だ(驚き)! でも、ほんとうに見たことがない(準一級の過去24年間で出題数0 『漢検マスター準1級』別冊より)

p.115
 オウ、もたい
知らない子だ。甕と関係がありそう。

桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿
庭木の手入れの教えらしい。ちょっとおもしろい。

桜府 サクラメント
カリフォルニア州州都。たぶん、桜はない。

 オウ、なえ、う-える
知らない子だ。

秧鶏 くいな
水鶏。知らない子の知ってる鳥の知らない熟字訓シリーズ。

翁媼 オウオウ
老人を狙う詐欺を「翁媼詐欺」と呼ぶのはどうだろう?

p.116
 おく、くま
見出し語「奥」の字義に、家の中で家族が日常いるところとある。「奥へ通す」の奥はずっと「部屋の奥」の奥のつもりだったけれど、どうもこっちの意味らしい。でも、多くの人はわたしとおなじ意味で理解していそうなものだけれど、どうだろう?
あと、他人の妻、身分の高い人の妻という意味もあるが、たしかに自分の妻を「奥さん」と言っている人はあまりいない気がする。

奥津城 おくつき
厨二病を患っていた頃、かっこいい語彙を蒐集しているときに見つけた語。「なんだよ、墓って意味かよ」と思った記憶。

 オウ、ク、は-く、うた-う
うたうという意味もあるらしい。たしかに口がたくさんあって歌ってそうではある。ただ、「嘔吐」の印象が強すぎて、若干の受け入れがたさもある。

 あたた-める
媼とほぼ同義ではあると思うのだが、この読みがあることは知らなかった。

 むながい、はらおび、きずな、にな-う、うら-む
知らない子だし、読みも多い。「うらむ」以外はだいたい似たり寄ったりだけども! あと「鞅罔」だと悪賢いという意味にもなるらしい。

鞅掌 オウショウ
休む間もなく忙しく働くこと。になうの意味のときの熟語。

p.117
横笛 ようじょう
「オウテキ」と読むと「王敵」に通じるので読み替えたものらしい。「よこぶえ」でよくな〜い?


語釈に「南北に対して東西」があるが、南極点、北極点だと通じないなと思った(クソリプ)
それで言ったら、地球外じゃ通じないじゃないか! というクソリプも想定されるが、地球外で横ってそもそも定義できるのだろうか?
こういうシンプルな語の語釈は読むだけでも楽しい。

懊悩 オウノウ
厨二病になってしまった中学生が使いたがるワードランキング上位にランクインすると勝手に思っている熟語。わたしはことあるごとに使っていた。たとえば、国語の文章題とかで「Aさんは自分の置かれた状況に懊悩していて〜」みたいな。

 オウ、かめ、ほとぎ、はち
知らない子だ。

p.118
鴨脚樹 いちょう
この熟字訓、相当むずかしいと思うけど、割と膾炙している印象がある。字面からわかりやすいからだろうか?

鴨の水掻き
のんびりしているように見える人にも、人しれぬ苦労があることのたとえ。この言葉を考えた人はなかなかの観察力があると思う。

鴨頭 コウトウ
なんで「コウ」? と思ったら、鴨を誤読したことかららしい。じゃあ、「オウトウ」でいいじゃん。ちなみに意味は、吸い物に入れるいろいろな薬味。

鴨舌草 こなぎ
知らない植物の知らない熟字訓シリーズ。

鴨跖草 つゆくさ
知らない植物の知らない熟字訓シリーズ。

 オウ、もたい、かめ、みか
これぞザ・1級って感じのする字。あと、いつも甍とごっちゃになる。

 ふすま、あお、わたいれ
準一級配当だけど、「ふすま」以外の読みで見たことはない。

 みなごろし
最初、この字を見たときは戦慄した。「みなごろし」一字!? と。でも、いまだにどこらへんがみなごろし要素なのかはわかっていない。

 オウ、な-く
知らない子だ。嚶鳴で鳥が互いに鳴くこと。

p.119
 かめ、もたい
また「もたい」である。知らない子である。もしかして罍の異体字? と思ったけど、変換の横に櫑の正字とあるので違うっぽい。罍っていう苗字はあるけど、こっちもあるのかしらん。

今回はここまで。

胡乱布団

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