基本的な飼育環境
はじめてトゲオアガマ飼育をはじめる方に
安定してシンプルに飼える飼育環境をご紹介🙂↕️
飼育に必要なシェルターや、
皆もを悩ます床材に関しても紹介します。
※繁殖を前提に飼育をする方は環境温度設定等
別途記事を参考下さい→coming soon
【環境設定】_____________________________________
●規定温度(ケージ内での最低温度)約25-26℃
★エアコン管理をしない方は規定温度15℃-42℃
15℃以下になる場合はシェルター下部
パネルヒーターにて必須
ないと下痢になり体調を崩す場合があります。
※パネルヒーター温度は30℃位が好ましいが種によってはそれより高くても問題ない
●バスキングスポット通年温度 50-60℃
●紫外線量はガンガン
●点灯時間おおよそ7-15時
ご自身生活に合わせて夜型にすることも可能です。
餌やりをしたい時間の1-2時間前を点灯時間にしておくと事前に起きて温まって準備をしているのでよく食べます。
●蛍光管や、LEDを使いケージを明るくすると食欲アップ
※おすすめの紫外線ライトやLEDライトに関しては
下記ページにまとめてありますのでご参照下さい
★温度測定にはこちらがあると大変便利です!
というか必須です!
こちらもライトのまとめページに詳細記載しております。
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[パネルヒーター、基底温度について]
トゲオアガマは基本的には
最低温度25-27度が落ち着いて
飼いやすい温度ですが、
野生環境からすると25-27度帯は
冬眠明け、冬眠前のゆるやかな温度帯になります。
ですので野菜の食いがイマイチだったり、
偏食やたんぱく質過多の食事に偏りがちで、
野菜をしっかり摂って水分を摂取しなきゃ
とはならない温度帯でもあります。
よく野菜を食べ、水分、繊維を欲っし、
体格を安定させる最低温度は
実は32-34度台なのです。
ですが通年エアコン管理で32-34度だと
食欲増し増しな季節が続くのは生体にとっては
ずっと活発な状態になるので緩急がつかず
乾燥した日が継続されるため、
短命になる可能性もあります。
エアコン管理で最低温度が25-27℃だとして
シェルターの下部にパネルヒーターを敷く事で
トゲオアガマの腸の活性があがり、
野菜に対する食欲が増し、
偏食等も改善されるケースが高いです。
成長期のベビーやヤング等にはパネルヒーターを引いておく事で生長促進に繋がります。
また、エアコン管理をしない方は
室温が15℃以下になる場合はできれば
必ずパネルヒーターをしましょう。
特にベビーやヤングは下痢や体調振りを起こし、
成長不良に陥ったり、
最悪死んでしまうこともあります。
トゲオアガマは一度腸環境を崩すと戻すまでに数ヶ月以上要すことがあるので
はじめて冬の飼育を行う方はパネルヒーターがあると安全です。
メーカーの推奨はケージ外での設置ですが、
GOROはケージ内配置でかれこれうん何年〜です。
温度も多少高くても気にせず使用しています。
オーバーヒートになる季節は使用しません。
あくまでもメーカー非推奨なので
設置に関しては自己責任でお願いします。
おすすめなのはダイソーなどにある
珪藻土マットやスレートプレートをパネルヒーターの上に置き、その上をシェルターにすることでじんわり岩盤浴のような寝床にすることができます。
珪藻土マットは熱すぎず加水もできるため脱水症状のある個体や熱さが苦手なの個体を温めるのに適しています。
※トーマスやコウテイは年間気温差の少ない地域の原産国なので冬場も規定温度27-32度を下げないほうが無難です。温度不足や冷たい空気により腸閉塞や風邪などの症状を引き起こす事があり、立ち上げが非常に困難になる場合があります。
人間も26度と22度では体感する熱さや涼しさ、
快適さが変わるように、変温動物である爬虫類にとっては生きて活動するにおいての身体の生理機能により密接に関わる温度というのは非常に大切な事なのです。
大袈裟ではなく、
温度管理=生きるか死ぬか
なのです。
トゲオアガマの行動に必要な体温は36℃であり36℃以下になるとバスキングをしにいきます。
そしてホットスポットは50℃以上で熱く、あたたまったら近くの40℃付近でのんびり暖をとっています。ですがホットスポットが40℃くらいしか無いと身体が温まりきらず、
ずっとバスキングスポットでダラダラと過ごし、
身体がシャキッと動きません。
バスキングスポットは瓦屋根を裸足で歩く、
真夏のプールサイドを裸足で歩くくらいには熱くしておきましょう。
自身で適正な場所をみつけバスキングをするはずです。
※フィルビーやオルナータ等そこまで熱くしなくても平気だったりしますが、スポット熱すぎて寄り付かないようでしたらライトの距離を離したり、
バスキングスポットの素材をコルクや流木、珪藻土マットなどに変えたり工夫してみましょう。
冬場はバスキングスポットがぬるくなりがちなので、地域によっては11月中旬頃など気温が下がり始めるので改めてスポット温度をしっかり測り、バスキングスポットの素材を変更したりして冬に備えて調節しましょう。
■防水育苗マット
ちょっとぬるめ、エアコン管理の人には使いやすいけど割と大きい
■ピタリ適温
割と安価。防水ではないが全然使えます。
ちょっと温度高めだが特に問題なし)
■防水スーパー1
防水で強度のあるカッチリした安心パネヒ。
もうすぐ廃盤かも···
■カーボンヒーター
11月下旬頃からの急な低温化に備えて
空間温度を下げたくない個体には設置しましょう。
ケージ下部まで熱が届くのでオススメです。
バスキングスポットの温度を上げたり、
シェルター付近(直接は当てない)に配置することで
冷たい空気を送らない様にすることができ、
風邪や腸閉塞予防になります。
【レイアウト】_______________________________
●ケージサイズ
ベビー(-120g):60ケージ
ヤング(-220g程):90ケージ
アダルト:推奨90ケージ以上
※可能であれば奥行は広ければ広いほうが活動範囲が広がり、温度勾配も取れるのでオススメです。
60cm程あると成長してもかなり動きやすいです。
※バスキングスポットが広すぎるとオーバーヒート(熱中症)する事もあるので、ケージサイズの目安は
生体の3倍の大きさであることが基準となります。
スポットはケージに対して1/3以下の範囲になるように設定します。
●おすすめ床材
喘息持ちの筆者でも床材交換時の粉塵にまだ耐えられる厳選素材を紹介します😷
ドームや灯具等への砂埃の蓄積も少ないのでメンテナンスも楽です。
川砂系
ボトムサンド__________________________________
砂が立ちにくく、スクーパーでの掃除もしやすい。
ややピンク系の色でオルナータの現地の砂色に近い
60ケージで1-2袋使用。
国産川砂_________________________________________
砂が立ちにくく、スクーパーでの掃除もしやすい。ベージュ系の色でどんな種にも馴染む自然な色
60ケージで1袋使用。
コーン系サンド____________________________________
とうもろこしの穂軸100%天然サンド
粉塵も少なくメンテナンス時にアレルギーが出にくい。粒が軽いので砂に比べるとふるいには時間が少し掛かるが、色味も明るく生体もきれいに見える。
糞尿臭もかなり吸収してくれる。
60ケージで一袋使用。
掃除に便利なスクーパー___________________________
サイズは小さいが
ゴミが取りやすくメンテナンスしやすい。
上記紹介3種の床材に使用可能です。
■マグネッシー_____________________________________
基本的には不要なサブ情報🌝
砂がガラスに噛んで鬱陶しい···!
そんな方はいっそ前面固めてみる?!
天然成分の固める土。
トゲオアガマのスーパー掘る力を持ってしても
掘り返すことは出来ない頑丈さ。
※商品説明通りしっかり水を染み込ませて押し付けて1-2日乾燥させて固定させてください。
色はアイボリーがおすすめです。
ボトムサンドを使う時はナチュラルオレンジが馴染みます。
↑参考動画の呟きがアホっぽいのは生温かい目でお見守りください···。
ジョイントマット________________________________
ベビー等誤飲が心配な個体には
ジョイントマットがオススメ。
筆者はベビーにはジョイントマットを使用しています。ウェットティッシュでの拭き上げや100均等に売っている小さいホウキセットで簡単お掃除。
水洗いもできて干せばすぐに乾くのもよし。
ガラスケージの底冷え対策にもなります。
糞が大きくなるアダルトや、尿の多いエジプトやサバク等にはあまり向きません。
★60cmの大判サイズが隙間にゴミが入る率が下がるので使いやすい。表面はゴム質っぽいものより、
ややエンボスっぽい質感の方が汚れは付着しにくい。木目調等の薄いフィルムを貼ってあるものはトゲオアガマの歩行の爪で剥がれてきたりするため誤飲等の注意が必要。
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■シェルター
生体が隠れるのに必ず必要。
トゲオアガマは高さが低く背中とお腹がピッタリくっつく低さのシェルターを好み、スカスカだとストレスで痩せたり、落ち着きを無くし拒食を起こすことが多い。全身がしっかり入る奥行きのあるものにしましょう。
シェルターが狭すぎるのも不調の原因になったりします。成長に合わせて調整しましょう。
トゲオアガマは市販のシェルターより
2.5mm厚くらいのレンガと100円ショップ等の
スレートプレート、珪藻土マット(加水も可能)を重ねたものが使いやすい。
見た目的に微妙!という方は
輝岩石を組み合わせてレイアウトを組むのも良い。
その場合奥行きのあるサイズできちんと全身しっかり入って隠れられるように、広めの大判の石でシェルターを組むと良い。輝岩石は蓄熱性もあるのでバスキングスポットとしても使用しやすい。
使用の際はレイアウトが崩れないように安定した配置が必要である。
※溶岩石プレート等は蓄熱性は優れているが、
気孔が多くオルナータやクジャク、ベビー等爪の薄い種は引っかかって爪トビを起こすことがある。
バスボンド________________________________________
石を積み上げたレイアウトにする場合、
地震や生体の力によってズレたりすることで
圧死したり、挟まって怪我をすることがある。
その際防水でしっかりシリコン素材で固定できるバスボンドクリアで接着することで
安心して自然なレイアウトを組むことができます。
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以上基本的なケージに必要なアイテムを紹介しました。別途ライト関係ついてはこちらのページにて詳しく紹介しています🙂↕️
↑GORO作ゆるゆるトゲオアガマスタンプ販売↑