お好み焼きとハロウィンナイトジャンスカコーデ【blog】
昨日は友達と一年半ぶりに遊ぶ予定だったのですが、友達が体調を崩してしまったので、中止になりました。
友達は体調が悪いのに、それでも時間を遅らせて行くよ、みたいなことを言ってくれたのですが、彼女の家からわたしの地元まで来るのに長時間かかるので、体調悪い中長い時間電車に乗るのは辛いだろうし、出先でより具合が悪くなって倒れでもしたら大変だと思って、心配な気持ちからわたしから中止を申し出ました。
今はゆっくり身体を休めて、元気になったらまた予定組み直して遊ぼうねという内容のLINEを送り、再度遊ぶ約束をしました。
旦那に言われて彼女のLINEに気がついたのがメイク中で、まだ完成してなかったし、着替えもまだだったのですが、せっかく起きたし、準備し始めていたし、介助の為の付き添いの旦那と母に至っては準備が整っていたので、せっかくだから外に出かけようかとなり、家族で出かけることになりました。
お出かけ先は地元のお好み焼き屋さん。
そこまで行くのに電車で10分かかるので、車椅子で電車に乗りました。
車椅子で電車に乗るのは初めてでした。
とても緊張していましたが、駅ではわたしが改札を通るときに道を譲ってくれる人がいたり、エレベーターのボタンを押して乗るのを待ってくれたりする人もいたり、駅員さんは優しくて乗車を手際よくお手伝いしてくださり、母と旦那が介助してくれたのもあって、何の心配もなくスムーズに電車に乗ることができました。
世界ってあたたかいね。
中には意地悪な人もいるし、残酷なこともたくさんあるけど、優しい人間もたくさんいるし、心がほっとするようなあたたかい出来事もたくさんあるんだね。
4月から5ヶ月間入院していたので、そのお好み焼き屋さん(以下店名のてっぱんと呼ぶ)に行くのは久しぶりでした。
入院中、ICUにいたときはご飯が食べれず鼻から管を入れられていて、一般病棟に移ってからは味の薄い質素な病院食を食べていたので、『てっぱんのあの濃い味のお好み焼きが食べたい』と旦那にもらしたりしていました。
今日やっとそのてっぱんに行くことができたので、本当に嬉しかったです。
たかがお好み焼きですが、わたしがお好み焼きが元々だいすきなのもあり、一時ご飯が食べれなかったり、その後の病院食が長かったこともあり、入院中からの夢が叶ったのもありで、とにかく嬉しい気持ちでいっぱいでした。
暫くぶりのてっぱんは以前通っていた頃と変わらずの濃い味で、たまらないくらいとっても美味しかったです。
お好み焼きともんじゃ焼き両方注文して、海鮮のお好み焼き、明太子チーズ味のもんじゃ焼きなどを食べました。
今までは自分達というか母が焼いてくれていたのだけれど、てっぱんは頼めば店員さんが焼いてくれるので、前に一度頼んでみようか、となって、店員さん焼いて貰ったのですが、お好み焼きももんじゃ焼きも全く味が違うんです。
お好み焼きは分厚くて中はふわふわ、もんじゃ焼きはとろとろで、焼く人が違うだけでこんなにも味が変わるのかと家族みんなで驚きました。
それ以来ずっとお好み焼きももんじゃ焼きも店員さんに焼いて貰っています。
ここのお好み焼きともんじゃ焼き食べたらもう他のお好み焼きは食べれないよねと以前よく家族で話していたのですが、今日もまた同じ話をしました。笑
それくらい美味しくて、また生きて家族でてっぱんのお好み焼きが食べれたのが本当に本当に嬉しくて、幸せな一時でした。
ごちそうさまでした🙏
ちなみに車椅子で店内に入ることは可能でした。
予め車椅子が大丈夫か旦那がお店に電話をして聞いてくれたのですが、その際に『何時頃御来店ですか?教えて頂けたら車椅子で座れる席を確保しておきます』仰ってくださいました。つまり予約ですね。
なので、てっぱんに車椅子で来店する際は、予め電話して予約をした方がよりスムーズにお店に入ってお食事できるかと思います。
さて、ここからはファッションブログらしく昨日のコーディネートを載せたいと思います。
今日はカジュアルロリィタでした。
そして、ハロウィンを意識したコーデにしました。
なぜハロウィンを意識したコーデにしたかと言うと、わたしは季節ごとにあるイベントなどを意識してコーデを組んだりすのがすきで、今は10月なので、10月のイベントと言えばやっぱりハロウィンでしょ!と思い、ハロウィンを意識したコーデにしました。
メインで着ているこのジャンスカは、axes femme kawaiiのというロリィタブランドのもので、正式名称を【ハロウィンナイトジャンスカ】と言います。
その名の通り、ハロウィンをテーマにしたプリントになっていて、シーツをかぶっておばけに扮する猫や、ピエロ風のクマ、メイド風のウサギ、マントをかぶった狼などのぬいぐるみ達がハロウィンの夜に行進する様子が描かれています。
他にもハロウィンには必須のお菓子のキャンディやカップケーキ、定番のジャックオーランタンなども描かれていて、ダーク要素の中にファンシーさとポップさを持ち合わせた、そんな一着になっています。
まさにハロウィンの時期に着るためにあるお洋服です。
こちらのジャンスカが発売されたのは去年の秋頃で、カラバリはオレンジ、紫、黒の3色展開されたましたが、わたしは黒一択でした。
黒が一番プリントが映える気がしたからです。
ここからは合わせているアイテムの紹介をしたいと思います。
ジャンスカが黒なので、その色に合わせて頭物は黒のヘッドドレスにしました。
このヘッドドレスはヘッドドレス自体やサイドのリボンなど全体的に大きめで、レースがボリューミーでもあるので、とても華やかです。
昔にハンドメイド作家様にお作り頂きました。
合わせているブラウスはGUです。
綺麗なラベンダーカラーで、三角襟がとっても可愛く、縁にはフリルがあしらわれています。
素材は少しかためのポリエステルで、さらさらした肌触りです。
メインのジャンスカは黒をベースに他に紫が使われているので、その紫に合わせてこちらのブラウスを選びました。
合わせてきてみたら案の定ぴったりでした。
ロリィタブランドのレースやフリルが過剰にあしらわれた、所謂"ふりふり"と表現されるブラウスを合わせると甘く、THE ロリィタというコーデになりますが、こういったロリィタブランドではない普通のカジュアルなブラウスを合わせると、カジュアルロリィタな雰囲気のコーデが出来上がります。
ブラウスの片方の襟にはロゼットをつけていました。
ロゼットはいくつか所持していますが、今回はブラウスの色とジャンスカに使われている紫に合わせて、ラベンダーのものを選びました。
こちらは友人に頼んで作って頂いたもので、その友人は懐古ロリィタの人だったので、ラベンダーというファンシーなカラーで、小さなお星様が散らばっていたり、そういったポップな要素がありながらも、綿レースや薔薇のケミカルレース、ダルサテンのリボンなどを使用して作られているので、若干懐古の匂いがします。
ちなみにロゼットというと推し活などで真ん中にその推しの缶バッジをつけて使うもののイメージが湧く方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、ロリィタ界でのロゼットは、言わば飾りで、アクセサリーのひとつです。
今回は襟につけていますが、腰や裾、胸元、頭などにもつけたりもします。
これをつけるだけで一気にコーディネートが華やかになり、ロリィタのアクセサリー使いの上級者感が出たりするので、おすすめのアイテムです。
ハロウィンと言えば、子供がおばけや悪霊の格好をして色んな家を回り、『Trick or Treat!』、和訳だと「お菓子をくれないといたずらするぞ!」と脅すという風習が有名で、誰もがそのことを連想することと思います。
当然わたしもそれを連想したので、その連想から、ハロウィン=お菓子だ!と思い、アクセサリーはお菓子デザインものを選びました。
フェイクスイーツと呼ばれるアクセサリーです。
黒白のストライプのリボンとコウモリのチャームのついた、いかにもハロウィンらしいオレンジと紫の配色のカップケーキのネックレスは、HEXENHAUSさんのものです。
重ね付けしている、紫とピンクのうずまきが特徴のロリポップのネックレスは、Creamyさんのです。
両方ともお洋服にぴったり合っていて、ハロウィンがテーマのコーディネートをより惹き立ててくれています。
指輪はネックレスと同じお菓子デザインのものと紫のものを選びました。
左手につけているキャンディの指輪は、昔原宿のクローゼットチャイルドで買ったものです。
大きくて、カラフルで、ポップで、表面がハートフロッキーのチュールになっているので繊細さもあり、ただ可愛いだけじゃないアイテムです。
右手につけているいちごのピンクのケーキはガチャガチャでGetしたもので、ラベンダーのチュールとリボンとビジューでできた指輪はハンドメイドの作品で、ハロウィンとは関係ないけど、わたしはチシャ猫っぽいなとずっと思っています。
チシャ猫は顔の部分を分解させたり、身体のしま模様を動かしたり、ふいに現れたり、消えたり、猫なのに喋れるし、意地悪だし、なんか変だし、怖い気もするし、そういった意味ではおばけに近いものがある気がするので、ハロウィンに関係ないようでどこか通ずるものがあるような、そんな気もします。
鞄は紫色のおばけのホールケーキのショルダーバッグを肩からさげていました。
このバッグは去年のハロウィン時期にRuFRILLさんから発売されたもので、その可愛さに心を撃ち抜かれ、ハロウィンコーデに合わせたら絶対可愛い!と思って買ったものです。
一年越しで漸く今年のハロウィンに使うことができました。
バッグ自体は全て手作りで作られています。
キルティング生地が使用されており、その生地の持つ特性がケーキのふわふわ感とふかふか感を表現してくれています。
また、紫色のキルティング生地なので、その色味がハロウィンらしく少し毒々しさのあるケーキを演出してくれています。
縁にはホイップクリームを見立てたかのような、白いレースときらきらのラメの入った黒いレースが贅沢にWであしらわれています。
中央にはタオル地でできたおばけがいて、なんだかケーキの上にちょこんと乗っているマジパンを連想させます。
そのおばけの目や手、縁などにはビーズが縫い付けられて、これらは全て手作業だそうです。
おばけの周りにはケーキの上に乗っているものの定番であるいちごが並んでおり、それらは全てフェルトでできています。
いちごの表面のつぶつぶの種は小さな白いビーズを縫い付けることで表現されています。
更にトッピングのように細い黒いリボンがいくつもあしらわれており、本当に手の込んだ可愛すぎるバッグになっています。
写真をみると、メインのジャンスカと同じハロウィンがテーマで作られたバッグなので、その同じテーマのジャンスカと合わせて持つことで、よりハロウィンの世界観を強めるだけでなく、見る側に対してハロウィンの意識してコーディネートを組まれたんだろうなと、安易に想像させてくれると思います。
スカート部分の、今度は着用バージョンの写真を載せます。
やっぱり何度見ても可愛いプリントです。
スカート内部の話ですが、今回履いているパニエは一枚です。
黒いチュールでできた、トリコットのようなパニエを履いていました。
ボリュームとしてはわりと控えめで、軽くスカートが膨らむ感じです。
黒いパニエは所持してなかったので、少し前にSHEINで買いましたが、素材がガサガサしているとかもなく、履き心地もなんの問題もなく、普通に使えます。
足元は有名なロリィタブランドであるBABY,THE STARS SHINE BRIGHTのボーダーのオーバーニーと、作家様の作られたリメイクの上履きを履いていました。
なぜ足元は黒白のボーダーの靴下を選んだかと言うと、包帯みたいだからです。
包帯男っているじゃないですか。
ハロウィンに登場するおばけのひとつなのですが、それみたいだと思って選びました。
あと、全体の色合い的にも合ってるし、柄的にもアクセントのようにもなってくれたので、良きチョイスだったなと思っています。
リメイクの上履きを靴として選んだのは、この靴がわたあめをイメージして作られたデザインになっていて、前文にも書きましたが、ハロウィンと言えばお菓子のイメージが浮かんだので、モチーフ的にもデザイン的にぴったりだと思ってこれにしました。
おそらく以前のわたしなら、このコーディネートなら所持しているAngelic Prettyのラベンダーのストラップシューズを合わせたと思います。
でもよたよた歩きの今の身体ではヒールのある靴は履くことができなくて、わたしの自宅はアパートの3階にあり、エレベーターがないので、毎回杖を使って階段を自力で降りなければ行けないので、万が一転んだらという恐怖心から今はスニーカーやフラットな靴を履くようにしていて、それがこの靴を選んだ理由でもあります。
自撮りを載せます。
自撮りを撮るのはメイクの出来栄えを確かめたいのと、あとはきっと自分の中で自己肯定感を上げるためだと思います。
メイクは前と変わらずで、肌はマット肌に仕上げ、目元は赤いアイシャドウで囲んで、更にラメラメにして、つけまつ毛を装着する。チークはピンク、しかも濃いめ、鼻先にもうさぎチークをして、唇は口紅とグロスの両方を塗る。
カラコンは髪の色に合わせてピンク。
髪は入院中に髪を切って短くなったのと、免疫疾患になってしまい髪がたくさん抜けてしまって少なくなってしまったのとで、今はウィッグをかぶっています。
ピンクのウィッグなのはわたしが元々ピンク髪だったからで、あとは天使はピンク色の髪をしているからです。(天使になりたい)
今回はハロウィンコーデなので、ヘアアレンジをお菓子にちなんでドーナツヘアとかにしたらきっとよりコーデが可愛く仕上がったと思うのですが、飛び降りの後遺症で腕を完全に上にあげることができなくなり、よって髪を結ぶことができなくなったので、ヘアアレンジができなくなってしまいました。
それこそ以前はドーナツヘアや玉ねぎヘア、みつあみ、ツインテールなど、簡単なものばかりだけど、コーディネートに合わせて自分でヘアアレンジしてたんですけどね。
わたしはASDでお洋服とおしゃれに関しては完璧主義で、でも今はヘアアレンジを含め杖を持つから指輪はたくさんつけれないとか、先程も書いたヒールのある靴は履けないとか、トイレが大変だからパニエは何枚も重ねば履きできないとか、妥協しなければならないことがたくさんあります。
先日もお洋服を着ていて『完璧じゃない!』と泣きましたが、家族にやって貰ってる以上文句を言っては罰が当たると思うので、いつもそう強く思って申し訳なさを感じているので、できる限りお洋服に関する完璧主義に蓋をするように心がけています。
以上が今回のハロウィンコーデのお写真と詳細(自撮りも)でした。
感想としては、ハロウィン時期にハロウィンコーデができたのが本当に嬉しかったです。
しかもカジュロリと言えど、実は退院して初めてのロリィタだったので、嬉しいというか、『わたしまだロリィタ着られるんだ…』という感激に近い気持ちでいっぱいでした。
わたしは今ひとりで気替えができなくなってしまったので、母と旦那に介助して貰っています。
ロリィタは言わば重ね着、ブラウス、ジャンスカ、パニエ、ドロワーズ、靴下、頭物、アクセサリーととにかく完成系までに時間と手間がかかる為、気替えさせる家族が大変だろうし、大変なのは申し訳ないと思っていたので、そういった理由からロリィタ服は選ばないようにしていて、きっともうロリィタは着れないんだろうなと思っていました。
でもそのことを家族に話したら、旦那と母は『え?なんで?着ればいいじゃん』『着れるよ』とわたしに励ますように言ってくれて、手間がかかるにも関わらず、今回もいつものように気替えを手伝ってくれました。
家族のおかげでまた入院前みたいにロリィタ服に身を包むことができたのが本当に嬉しくて、幸せで、何より普通の服より絶対大変なはずなのに、なんでもないように気替えさせてくれた家族に対して感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも家族の力を借りて、ロリィタを着続けたいと思いました。
最後に今までの手元にあるハロウィンコーデの写真を載せて終わります。
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