青天の霹靂ってまさにこのこと? な話。
どもどもー! 最近は追われることなくゆったり創作している揺蕩う貴腐人(?)洞施(うろせ)うろこです! お気軽に「うろこ」とお呼びくださいね!
今回は、うろこの身に降り掛かったウソみたいな本当の話をしていこうと思います。
かれこれ1年半ほど前の話です。家でのんびりとBLマンガを読んでいた時のこと。
インターホンが鳴ったので、通販で買った何かしらが届いたのかしらんと何の気なしに応答しました。
訪れていたのは郵便屋さん。何でも配達証明付きの郵便物が届いたらしい。こういった郵便物は大体旦那さん宛だろうと受け取ると……うろこ宛!? え、しかも訴状とか書いてある!?
こう見えて平々凡々。至って一般的な引きこもりのうろこです。訴えられるような覚えはありません! ナニコレ何かの間違いなんじゃ……(涙目)
ひとまず中身を見てみないと分からない。震える手で訴状を受け取り、サインをしてリビングへ。封を開けてそーっと中を確認します。
で、しばらくそのままフリーズしてました。意味が分からなすぎて。
そこに書かれていた内容をざっくりと要約すると、『何か遠縁の親戚が持ってた土地が法的に放置されていたんだけど、原告がずっと使ってたからこのまま所有権持っててもいいよね? で、ある程度分配しないといけないっぽいから、相続権ある人たちでそれなりに分けて登記してくれないかな』ということらしい……?
もうね。お口ぱっかーんでしたよ。読んでもいまいち理解できない。待って法的に放置ってどゆこと? ずっと使ってたからって、それで権利主張できるの? いやいや、登記しろって、分けろって、総勢70名以上いますけど――!?
どれだけ書面を眺めても頭の中は疑問符だらけ。埒が明かないので法テラスを介して弁護士を頼りました。
訴状を見た担当の弁護士さんも「うん?」とか「あー……」とか、どうも小首を傾げていらっしゃる。
弁護士さんは訴状を一通り読んだ後、「相手(原告側)の言いたいことは分かりましたが、結構無茶を通そうとしてますね」と仰ってました。
読み取った内容は概ね合っていて、原告は土地の所有権を主張しているようでした。それで、相続権のある親類縁者に一部登記させることでそれを認められているという形にしようとしている、と。
無茶だというのは、その分配が皆で話し合われたわけでもなく勝手に決められていること。誰かが「原告の主張はおかしい。正しく配分を決めるべきだ」と言い出したら係争ごとになる案件だそうです。
うん……確かに意味が分からない訴状ですね……
説明を受け、弁護士さんに「どうしたいですか」と問われました。
どうもこうも……現在の居住地とはかけ離れた土地。それも農地。しかも、公平な配分とは言い難い。70名以上の被告がいる以上、誰かが異を唱える可能性はゼロじゃない。つまりは、係争が起こってもおかしくはないという話です。
正直、これっぽっちも関わりたくありません。これ、素直に登記してもマイナスしかありませんよ。
というわけで、弁護士さんに「権利を放棄したいです」と答えました。弁護士さんも頷いて「そうですね。これだけの人数になると誰かしら反対する人も出るかもしれないですからね」と仰ってました。
権利の放棄のためには母方の相続放棄手続きをするのが手っ取り早いということで、そのまま手続きをお願いしました。
ただ、母が亡くなってから数年経っていることで少し手間取ってしまったんですけどね。ちょっと実家(? と言えるかどうかすら微妙)の家庭環境がよろしくなくて、遺産・遺品があるのかどうかすら知らないままでしたから。
本来、相続放棄手続きは相続権が発生してから3ヶ月以内に済ませないといけないという決まりがあるのですが、特例として申請する羽目になりました。そもそも相続する物があるかどうか知りようがない状況だったということで。……てか、全部そっちでやるって言ったじゃん……何も渡したくないなら手続きくらいしておいてよ……(ぶつぶつ)
まあ、そこから半年ほどかけて無事に相続放棄手続きは完了し、うろこはその登記関連の訴えから離脱できました。うん。厄介事からは早々に離れるのが一番。
それ以来全く関わっていないのですが、アレどうなったんだろう……人数がかなり多かったのでまだ片付いていないかも?
アニメやラノベ、ゲームなんかで突然多額の遺産が!? みたいな展開がありますけど、意外にない話じゃないのかもしれない。そんなことを考えさせられる経験でした。
というわけで、自分でもウソみたいだと思う本当の話でした。
一応、実家についての話は愚痴という形でnote記事にしています。
ぐだぐだ暗い話をしているだけなので、内容としては面白くないのですがひとまずリンクは貼っておこう。
ではではー、またお会いしましょう。洞施うろこでした。
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