「地球も自分も好きになるエコでエシカルな暮らし」を分かち合いたい。里山で暮らすファシリテーター【名嘉あづささん】暮らしの目からウロコメンバーインタビュー
暮らしの目からウロコのメンバーがお互いを取材し、紹介し合う「他己紹介」シリーズ、第3弾は、ウロコの姉御的存在、名嘉あづささん(通称:あづにゃん、あづあづ)。
メンバーでミーティングをしている時、「それは誰にとってどういいのか、メッセージは何か」という視点を常に持ち、するどい指摘でプロジェクトの根幹をしっかりと築く頼もしい存在です。そんな彼女がどんな生い立ちでウロコの立ち上げに至ったのか、お話しを聞きました!
“自分自身のことが好きになる場づくり”をしたい
ウロコ まずはあづにゃんの経歴について、聞かせてください。
あづさ 兵庫県川西市で生まれ育ちました。母はオーガニック食材やガーデニングに関心が高く、環境にやさしい暮らしを意識していたそうですが、子どもだった私は全く興味がなくて(笑)学生時代は、Jリーグとプロ野球が大好きで、バイトも大阪ドームで内野席の案内スタッフをしていました。(写真はバイト当時のあづささん(中央))
ウロコ 出だしからなんだかイメージと違う!(笑)学生時代の夢は何だったんですか?
あづさ スポーツ新聞の記者になりたかったんです。全国を飛び回り、大好きなスポーツの魅力を伝える人になりたかった。当時の夢は叶わなかったけど、この頃から書くことや表現することが大好きでした。
ウロコ 形は違えど、好きなことで繋がっているんですね!
あづさ 大学を卒業してから、自動車関連メーカーに入社して、5年~10年後の商品やサービスを企画するという仕事をしていました。未来予測をするのが楽しくて、ビジネスそっちのけな企画ばかりを作るダメダメ企画マンでしたね(笑)。退職前の3年間は人事部を兼務して、テレワークの制度導入検討や男性育休支援を行ったりしていました。結婚後から、毎日片道2時間通勤になっていたことから、「会社に行って働く」ことに違和感を感じ始めたんですよね。
ウロコ なるほど、それでフリーランスになったと。
あづさ 直接のきっかけは、里山に移住すると決めたことでした。偶然にもフルリモートで業務委託契約してくれる会社と出会い、何も考えず突如フリーランスになりました(笑)。その会社ではオンラインイベントの企画運営、ライティング、動画編集、Webデザイン、マーケティング支援など本当にいろんな経験をさせてもらいました。今はそれを活かして、「自分自身のことが好きになる場づくり」を信条にオンラインイベントの企画運営やファシリテーターとして活動してます。
移住によって膨らむ想い 「自然のそばで暮らすなら、自然を守る活動がしたい」
ウロコ フリーランスで企画運営やファシリテーターをしているあづにゃんが、暮らしの目からウロコを立ち上げた理由はなんでしょうか?
あづさ 一つは、「エコでエシカルな暮らしを楽しむことで地球も自分も好きになってほしい」という想いがあったからです。私は、夫婦で登山やキャンプへ行くことが趣味で、その影響から自然のそばで暮らしたいと想い、里山へ移り住むことを決めたのですが、一方で自分自身が自然を大切にした暮らしができているのかと聞かれると当時は全然そんなことなくて。
ウロコ 通勤に2時間かけていたころですもんね。毎日が精一杯で、そんな余裕もなかったんでしょうか。
あづさ 余裕はなかったですね。毎日会社に行って仕事して、帰って寝るだけの暮らしだったので・・・。「自然のそばで暮らすなら、自然を守る活動をしたい」と里山への移住を決めてから、そう思うようになりましたが、今まで環境問題を意識したことはなく、何から始めればいいのか全くわかりませんでした。
ウロコ 自然が好き!でも、自然にやさしい暮らしができていない自分自身に違和感を覚えていた、ということでしょうか。
あづさ そんな感じです。だから、ゼロウェイストやプラスチックフリーについての書籍をいくつか読んでみて、そこから自分ができることとして、ゴミを減らしたり、使い捨てのものを見直したりと小さな活動を始めていきました。
ウロコ 身近なことから始めてみて、気づいたことや感じたこと、教えてください。
あづさ 地球にやさしいことを意識して暮らすと、自分自身も楽になると気づきました。ゴミが減れば、分別の手間も減り、ゴミ出しの回数も減る。使い捨て、詰替えボトルをやめて石鹸にしたら、ゴミが出ず掃除も楽になった。今まで、無くなれば買うことが当たり前になっていて、自分自身がいかに無意識に商品を買っていたのかということに気付き、まさに「目からウロコ」の体験をしたのです。
思いを共有できる仲間がいれば、環境問題も楽しく向き合える
ウロコ なるほど!それが暮らしの目からウロコの立ち上げに繋がっていくわけですね!
あづさ 当たり前だった日々が「地球にやさしく、自分にやさしく」を意識するだけで新鮮なものに見えてくる、そうすると今度はその喜びを誰かに伝えたくなるんですよね。「この思いを共有できる仲間がほしい」。環境問題を今まで意識したことがなかった私の周りには同じように環境問題を意識したことがない人ばかり。私がゼロウエイストやプラスチックフリーの楽しさを伝えてもなかなか分かってもらえませんでした。「こんなに楽しいのに、もっと毎日が楽しくなるのに、なぜわかってもらえないんだろう」とモヤモヤしていたとき、別の視点から同じようなモヤモヤを抱えた城戸和美さんと蔦木由佳さんに出会い、3人の想いを一つにした活動として「暮らしの目からウロコ」が生まれました。
ウロコ 確かに、出会ったときの3人が抱えていたものってバラバラだったけど、それを話して紐解いていくうちに「こういう方向性なら、みんなが思うものを叶えられるんじゃないか」ってウロコに繋がっていったんですよね。その時も、やっぱりあづにゃんの「誰のため?何のため?」という根幹を見つける作業によって導かれていった気がします。
あづさ みんなが持っている想いを否定ではなく共感によって共通項を探し出し、みんなで幸せな未来に向かう、そんな場をファシリテーションするのが「共感ファリシテーター」の仕事です!「エコでエシカルな暮らしを楽しむことで地球も自分も好きになる」。毎日が豊かになり、幸せな時間を過ごす人が増えたら良いなと思いながら、日々企画を練っています。
仲間とともに「地球も自分も大好き」と言える場づくりを目指して
ウロコ では最後に、暮らしの目からウロコの活動への意気込みをお願いします!
あづさ 「エコでエシカルな暮らしを楽しむことで地球も自分も好きになる」。この私のビジョンがぶれることはありません。毎日が豊かになり、幸せな時間を過ごす人の輪が広がるためのサービス、イベント、コミュニティをしっかりと作り上げていきたいです。まずは「ウロコ人」をたくさん増やして、仲間とともに「地球も自分も大好き!」と言える場を作ります。その中から、自分も発信したい、何かチャレンジしたいと思う方のサポートもどんどんしていきたいですし、私自身も学んでいきたいですね。
「なぜ」「なんのために」「それによって自分はどうなりたいか」
ウロコでミーティングをするとき、必ずあづにゃんが確認する言葉たちです。それはただルーティーンのように問いかけているのではなく、彼女自身が大切にしていることだからなんだとこのインタビューで再確認しました。ひとつひとつを丁寧に、やさしく積み重ねていく。それができるあづにゃんだからこそ、「共感ファシリテーター」としてウロコミュニティをやさしくも芯のあるコミュニティへ導いていってくれることでしょう!
【コミュニティメンバー募集中!】
暮らしの目からウロコでは「地球に、私に、家族にやさしい暮らし」をテーマに、エコでエシカルな暮らしを一緒に楽しむコミュニティを立ち上げました。今、自分にできることを探してみたいと思った方は一緒に考えてみませんか?コミュニティの詳細は以下noteをご覧ください!
※第1期は定員となりましたので申込を締め切りました。第2期は2021年11月に募集開始予定です。最新情報はSNSをご覧ください。