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東京都現代美術館に行ってきた話
2020年、2021年とご時世的にもなかなか外出の機会も少なくなっていたけれど、2022年はもう少し色々なものに触れてみよう。
そんな気分になっていた時、ちょうど友人が誘ってくれて行ってきたのが、東京都現代美術館。
ユージーン・スタジオ 新しい海 / EUGENE STUDIO After the rainbow
美術館のなかに海が現れる『海庭』という作品は、Instagramで度々目にしていたけど、展示作品を見ていたなかで私が好きだなと思ったのは、自然光で退色していくことでできるグラデーションの作品。
会場では平面で展示してあったけど、一枚の紙を折って立体にしたものを日焼けさせてグラデーションを作る工程を知ると、立体物を観ているような気分にもなったし、素敵な目線だなと思えた。
小難しい美術論は分からないけれど、私の日常生活のなかでも日焼けは身近にあるものなのに(毎年首の日焼け対策が甘くて痛い目をみる)、見る人が変わるだけでこんなに感じ方が違うんだなぁ。
クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]
同日一緒に観てきたマークレーでも、包装紙や広告の一部、走り書きのメモにある音符や挿絵のスコアを集めた展示があったけど、意識しないだけでそこには音や音楽がちゃんとあるっていう考え方も面白かったな。
この展示を観たときに、以前お菓子の包装紙にデザインで背景に描かれている楽譜がその会社のCMソングにちゃんとなっているってことを知って面白いなぁと感じたことがあったのを思い出した。
私が気がついてないだけで、日常にあるアートにもっと目を凝らして生活しなきゃなと実感した一日でした。
一緒にMOTコレクションも観られると思って楽しみにしていたけれど、残念ながら当面の間臨時休室とのことだったので、また再開したら行ってみよう。