アンパンマンのマーチから学ぶこと
最近、子供番組を観ることが多い。そして、とうとうアンパンマンを観るようになった。改めてアンパンマンを観ると、最初のアンパンマンマーチから考えさせられる。
アニメで流れているオープニングは2番から始まっている。それがまず1つの驚きである。そして、
なにが 君の しあわせ なにをして よろこぶ わからないまま おわるそんなのはいやだ!
子供でもわかるような文章で、こんなにも哲学的な文章はすごい。『アンパンマンのマーチ』の歌詞には、やなせたかし先生の想いが込められている。
やなせたかし先生は『アンパンマンの遺言』で
と書いている。
戦争で1番ツライのは、空腹であること。飢えをしのぐために、アンパンマンは頭を分け与えているのだ。
そして、そんな戦いに、「仲間は絶対に巻き込まず、愛と勇気だけを友にして戦う」という想いをこめて、「愛と勇気だけが友達さ」と歌っているのだ。
今の自分の中にある正義は、ある日突然に反転する。これは正義だけじゃなく、常識なども当てはまる。現代社会で信じている常識は、AIや多様化された社会の中で、非常識になる可能性もある。
これからの社会で、何を信じていけば良いか分からないことが多い。けれど普遍的な愛と勇気は、いつの時代でも本当に重要である。
アンパンマンの物語や「アンパンマンのマーチ」が持つ深いメッセージは、子供から大人まで多くの影響を与える。愛と勇気を大切にし、未来の世界をより良くしていくことが、私たち大人の使命である。