小さな社会防衛軍「じっこうの書」: 仕事や組織の常識を壊したい。#003
ありがとうございます。
+d&cの上田聰司(うえださとし)です。
前回、noteに記したのが04月05日。少し間が空きましたが、
タイトル通り、今回は小さな社会防衛軍U.R.M.の「じっこうの書」の
ドラフト版を公開したいと思います。
もしも、私のノートを初めてご覧になる方は、
前に2回のみですので、
宜しければこちらから先にお読みいただけたら嬉しいです。
さて、今回公開する「じっこうの書」は、
私の経験やCIという専門分野を活かした実験事業として
昨年から準備をしてきたものです。
私の普段のお仕事は、
世の中の素晴らしいけれど
もったいない会社さんを、社員さんを、
デザインやCIという考え方・手段で
ヒーローにする仕事だとお伝えしました。
今回の事業は、そのお仕事を社会に向けたらどんなことができるのか。
という発想が起点で生まれたアイデアです。
ただし、ITやIOT、AIや技術で社会課題を解決するのは、
私の会社のクライアントさんが素晴らしい取り組みをされていますので
私の方では、効率や手のひらで完結する手軽さよりも
敢えて別の「人のつながりの実感を優先する手段」で、
私に身近な、そして誰にとっても人ごととは言えない問題を
ソーシャルビジネスとしてテーマにしてみました。
ここでいうソーシャルビジネスは、クライアントさんの
ブランドプロジェクトで学ばせていただいたのですが、
寄付やボランティア以外の方法で
まずは私にとってごく身近な社会の課題に向き合えないか。
そう考えました。しかも、単発ではなく運営として持続可能な方法でないと
いけないな、とも思いましたので、やってみて難しそうなら
撤退して仕切り直す。もしも、Take Offできるなら、
持続的な運営を視野に入れておく、ということを念頭にアイデアを考えました。
■あなたに共有したいこと
「じっこうの書」を御覧いただく前に
あなたに共有したいことがあります。
今回のテーマは、「誰でもヒーロー化計画」です。
特定の会社やお店、人、ではなく。
ヒーローと言えばテレビや映画の世界では、
選ばれた人のみに輝く称号です。
でも、昭和に生まれて今を生きる私の実感として強く感じるのは、
選ばれたひとりのヒーローだけでは、
今の社会の未来に希望が描けないと強く感じています。
そこで、誰もがヒーローになれる社会を思い描きました。
■ヒーローの定義について
先日、お世話になっている床屋の主人のお話でこんな話がありました。
同業の仲間とのお酒の席で「ポンコツ」と言われてしまった。
特に気にしていなかったのだが、翌日その相手から電話があって
「ポンコツ」といってごめんなさい、と。
こんな話しでした。
私の考えている定義としては
ポンコツかどうかは、他人ではなく自分が決めるもの。
ヒーローは、自分ではなく他人から認められて初めてヒーローなのだ。
ポンコツについては、デザイナーでもプロスポーツ選手でも良いのですが、
引退や身の引き際は自分でしか決められません。
ポンコツだと他人に言われても、まだやれると思うかもしれないし、
まだまだやれる、と他人に言われても
自分はもうポンコツだと思うかもしれません。
私自身、デザインやCIを専門にして27年ですから特に身にしみて思います。
一方、ヒーローについてはウルトラマンも
自身をヒーローだとは思っていないはずです。
地球のピンチを救ってもらった私たちがヒーローだと思うから
ヒーローなのです。
今の社会は、大きな社会問題もありますが、
それこそ身近な場所や私たち個人の心の中にも
あちこちにピンチが潜んでいます。
経済的な理由もあるかもしれませんし、
便利で無駄がなくなるステキな社会になる一方、
目に見えない情報の格差や、
多様な立場の中での損・得を意識してしまう実情など。
私は、ヒーローに規模や優劣はなく、
ひとりでも誰かがピンチを救ってもらったと思えば、
そのひとにとってはヒーローなのだと思うのです。
さらに、ピンチを救うのもヒーローですが
その人にとってのヒーローの定義は多様だと思います。
趣味の世界や憧れの大人像など、それはその人次第ですよね。
■「ありがとう」を超えた魔法のことば『ヒーロー』
世の中を良くする魔法のことばで「ありがとう」ということばがあります。
ありがとう、といわれることでその人の心が満たされ報われる。そう思います。
ただ、ありがとうよりも心の奥底に留まり
感謝の気持ちが、その人にとっての誇りとなる仕組みがあれば
少しずつですが、社会がやさしく・誇らしくなるかもと考えました。
色々ことばを考えてみましたが、
結局誰もが直感的に理解できることばで、
ちょっぴり恥ずかしくも誇らしく思えることばが「ヒーロー」でした。
■愛の告白みたいな照れくささを、デザインで解決できないか?
そこで、思ったのが「ありがとう」よりも
「ヒーロー」を相手にことばで送るのは
心理的に敷居が高いということ。笑
勇気を振り絞って相手に
「あなたは、私のヒーローです。」と言うのは
考えただけで赤面ものです。
愛の告白級な恥ずかしさをやっとの思いで押し殺し、伝えたとしても
ことばは、時間の流れと共にゆるやかに記憶から消えていきます。
この問題の解決に向き合ったのが今回の「じっこうの書」です。
■小さな社会防衛軍U.R.M.「じっこうの書」
ドラフト版ですが、あなたに読んでいただけたら嬉しいです。
スマートフォンで見る場合、下記のリンクから飛んでいただくと
別ウインドーが開き見やすいです。
http://urx.red/W62H
※下の埋込より御覧いただく場合は、スライドは自動再生▶ですと
少し早いので、タップもしくは手動で>を押すとよいかもです。
■まず、あなた自身がヒーローにならなければならない
誰でもヒーロー化計画を実現するために「シャンパンタワー作戦」を実行します。
ヒーローを生み出す連鎖を起こすには、まず自分自身がヒーローであることに
気づかなければいけません。
そこで、
今回は、まず隊員を募集することにしました。
隊員がヒーローになれる場をまず作り、そこから活動を広げていきます。
今後のノートでは、その詳細や進捗についてお話をしていきます。
■事前隊員募集
作戦では、クラウドファンディングで隊員募集をしていきます。
ただし、クラウドファンディングで公開する前に
共感いただいた方で隊員になってくれる方を募集します。
今年から4人で準備をすすめていますが、
現在、更に5人強くらいの方が隊員になる意思表明をいただいています。
次回のノートでは、そのことについてお話しできればと思っています。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます!
+d&c 上田聰司
http://www.plus-dc.com