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IT技術が治療をよりよいものに

さて、僕は、新卒依頼ずっとIT企業にて、営業や事業企画、マーケティング、人事・総務など経験をしてきました。

だからこそ、この入院生活の中で、改めてITの力を知る機会が多くあり、医療の現場で僕がみたIT技術の浸透について書き留めておこうと。

医療現場でも僕らは、IT技術は活かされていることに少し安心

正直、医療に全く縁もゆかりも無い僕は、医療にどれだけITが浸透しているのか未知数でした。むしろ、皆さんも触れている人が多いであろうカルテや紹介状の仕組み、病院の検索、診察などなど、普段に目に触れる部分については正直『遅れている』と自身も思うところもありました。

だけど、少しずつではあるのかもしれないけど、今回その恩恵を受けることができたことに安心しました。

数年で飛躍的に進化した放射線治療

例えば、僕の場合、化学療法(抗がん剤)+ 放射線治療の2つを同時に行いました。その放射線治療は、こんな感じの機械の下(宇宙船の中のような機械ですよねw)、放射線(要は被爆)を身体の表面を透過させ、身体の中の患部を焼き潰すのですが、イメージとしては日焼けサロンと同じです。

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日焼けサロンは、紫外線で皮膚を焼く為に浴びますよね。放射線治療は、その放射線版。放射線は、全く目に見えないですが、物質を透過することを利用し、身体の内部の患部までの組織を透過させ、患部を治療するんです(科学ってすごいですよね)

この放射線治療、つい10年前までは正に日焼けサロンと同様、一方向からの照射がメインだったようで、5年前でも2方向程度と主治医の先生が言っていました。これは何を意味するかというと、患部以外も被爆するということです。つまり、患部を治すと共に、健康的な部分にも影響を及ぼすことになります。

ただ、今は画像解析やデータ解析、ITのテクノロジーがこの放射線治療にも取り入れたことにより、1mm単位かつ患部以外には余計なところには到達しないように治療が可能となったようです。

これまで、手術で摘出する以上の治療がなかったこの病気ですが、テクノロジーの発展により、身体に極力負担をかけることなく(放射線治療中は、全く痛みや照射していることも感じません)手術と同様の効果が見込めるようになったようです。
(ただ、テクノロジーが発展したことで、それを扱ったり・管理する専門家が不足していることが課題となっているようですが)

ここ、5年でそうなったと思うと、割と直近なので、自分はかなり恵まれているなと感じました。

化学療法(抗がん剤治療)や手術、新しい治療の研究にも活かされている

同様に、化学療法や新しい治療の研究には、AIが既に導入され、膨大なデータを活用した発展を遂げているようです。また、手術も今は、ロボットと人間は共存して行っているようで、現場ではテクノロジーが活用されていることに、テクノロジー好きな僕はワクワクしかありません。
※ 僕はお世話になりませんでしたが、入院先で導入されているロボットの動画です。かっこよい笑

身近なところでも患者の助けになっているものがあった

入院しているときに、入院生活をしている患者さんを色々と観察しているとすごく身近なテクノロジーが役立っていることに、妙に感動してしまいました。

スマートフォンです。

このコロナの中、家族も含め、完全シャットアウトされた病棟。当然のことながら、入院患者は70歳以上の方も多いようですが、皆、スマートフォンを片手に様々な場所で、笑顔で家族とビデオチャットを楽しんだり、動画をみていたり、メールをしていたりと。

それぞれがスマートフォンを片手にしているところを見ると、こんなところで患者一人一人のコミュニケーション、敷いては心のケアに役立っていることを見るとすごい貢献だなっと。

スマートフォンが浸透していなかった頃には、全く実現し得ない光景です。これまでにない治療生活を充実させるツールとなっていたのです。

コアな領域では使われているテクノロジーが徐々に拡がっていく日は近いのかもしれません

コロナでWEB診断も解禁されましたが、まだまだ医療はテクノロジー導入が遅れていると言われる側面もありつつ、自身が最前線に触れ、徐々に普段触れるような部分も少しずつ改善していくのではという期待が持てました。

これからはより医療にテクノロジーが取り入れられることに期待しつつ、自身も引き続きITに関わっていくので、拡めていく活動ができればと思っています。

特に入院生活においては、もう少し患者自身のコミュニケーションツールを充実させるとよりよい闘病生活を過ごすことができるのでは?と思っています。

コミュニケーションというのは、面会の仕組、診断結果の情報閲覧性や情報取得の容易性、入院生活→日常生活のシームレスな移行(WEB診察も含め)などです。

よりよい闘病生活の環境を整えることができると、不安のない日々を過ごすことができると考えています。

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