ミルクボーイ 「マンムー」
「どうもーミルクボーイです。お願いします。
今、 アッキのみをいただきましたけどね。ありがとうございます。 こんなんピクシーに持たせられますからね。言うとりますけどね。」
「うちのおかんがね、 好きなポケモンがおるらしいんやけど。」
「そうなんや。」
「 でも、その名前を忘れたらしいねん。」
「 好きなポケモンの名前忘れてまうってどうなってんねん。」
「 色々聞くんやけどな、全然わからへんねん。」
「ほんなら俺がね、 おかんが好きなポケモン一緒に考えてあげるから、 どんな特徴言うてたとか教えてみてよ。」
「 マンモスモチーフのポケモンって言うてた。」
「 マンムーやないかい。」
「 マンモスがモチーフのポケモンって言ったらマンムーやがな。すぐわかったよこんなもん。」
「俺もマンムーかと思てんけどな、 おかんが言うにはこおりのつぶてをレベルアップで覚えるって言うねんな。」
「ほな、マンムーと違うか。」
「 こおりのつぶては進化前のイノムーやないと覚えないもんね。必須級の技やのに忘れさせないようにせんといけんからね、あれは。マンムーってそういうもんやから。」
「 ほなマンムーとちゃうがなそれ。」
「 もうちょっと詳しく教えてくれる?」
「 アニメポケットモンスターDPで主人公の女の子の手持ちらしいねん。」
「マンムーやないかい。 ヒカリの手持ち見た時に一匹だけめちゃくちゃでかいんやから。俺はね、場違い過ぎてアニメ会社の人たちもコンテストでの扱いに困っていたんやないかと睨んでるのよ。俺の目は騙されへんよ、 俺の目騙したら大したもんや。 俺はなんでもお見通しやねんから。マンムーやそんなもんは。 」
「わからへんねん、でも。俺もマンムーやと思てんけどな、 おかんが言うには活躍してない環境がないって言うてたんや。」
「 ほな、マンムーとちゃうやないかい。今の環境でマンムーなんて選出したもんならアーマーガアに起点にされるからね。マンムーは第七世代までは刺さらない環境がないって言われてきたけど、第八世代ではまるっきり環境から姿を消したからね。 マンムーはね、 ガブリアスやランドロスが居たから使われてんねん。 そういうカラクリやから、マンムーちゃうがな。」
「 もうちょっとなんか言ってなかった?」
「 どうにもならんくなったら、 じめんタイプの技で運ゲーにできるらしい。」
「マンムーやがな。 本当に困った時はじわれで30%の確率で倒せんねん。あとハサミギロチンも30%の確率で倒せますわ。マンムーやん絶対。」
「 わからへんねん。」
「何がわからへんのこれで。」
「 俺もマンムーやと思てんけどな、おかんが言うには耐久力が異常に高いって言っててん。」
「 ほなマンムーちゃうやないかい。 マンムーはあの見た目と特性のあついしぼうがあるから耐久力があ るように錯覚するだけで、本当はそんなにないからな。マンムーちゃうやないか、もうちょっとなんか言ってなかった?」
「進化前は可愛いのに進化するとビックリするらしい。 」
「マンムーやないかい。」
「 マンムーは進化前のポケモンの顔が浮かばへんねん。 進化した途端にイノムーの面影がなくなんねん。 マンムーに決まり。」
「わからへん。」
「わからへんことない、 おかんの好きなポケモンはマンムー。」
「 おかんが言うにはマンムーではないって言ってた。」
「 ほなマンムーちゃうやないか。 おかんがマンムーではないと言えばマンムーちゃうがな。」
「 そうやねん。」
「先言えよ、 俺がマンムーの話してる時どう思ってたん?」
「 申し訳ないなと思って。」
「ホンマにわからへんがな、 それどうなってんねん。」
「おとんが言うには、 シンボラーちゃうかって。」「いや、絶対ちゃうやろ。」
「 もうええわ、どうもありがとうございました。」
おわり