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小説家の卵の子


疲れているのに悲しくて孤独で
何かを必死に探している
何も見つからないし集まる人だって居ない
4年前ほどに全身のアドレナリンが爆発するほどの出会いをした。
小説家の卵だった。
生きた心地がしない自分に、その子の言葉は
ひとつひとつ柔らかい針のように私の体に入り込んだ感覚がした。
けっきょくその針は私が快感という刺激を求めるために、、自己顕示欲だったのか、、
固くなっていった。
それはごく稀にあって、
男女関係ない。
特徴として見れば、とても繊細。
そして、それっきりでもう会うことがないパターン。
ただずっと心に残っている。
そういう人に会えば、あぁ、生きている
と感じれる。普段の生活ではあまりも生きた心地がしない。話が合う人がいない。
例えば詩人や、音楽、芸術、そういった事に重きを置いている人とならまともに話せるし話す気も湧いてくる。ものにもよるけど。 その感覚は会って数分でわかるので
相手の瞳孔がこっちを見ていなかったら
それはもう例外。
私の場合もう、鬱憤が溜まって人を殺しそうなので「早く死ねよ!」と見えない所でしょっちゅう言っている。
そういうのを抑えるために薬を飲む。
この薬の話題を出すと大概人は曇った顔をするし、
やめなよと言う。じゃあ、私の人生を小さい頃から見てきたんですか?と問いたい。母親からはよく死ななかったと言われたけども。
今現在、生きていることに全く実感がない。空虚の中でただ必死に新人として肩身狭く仕事をし、このまま、あの夢描いていた大人の人生が終わるくらいなら
別に今死んでもと毎日思っている。
自分で自分を守らなければ生きてこれはなかったため
自己愛性人格障害になった。
自己愛性人格障害というのは、空虚を愛で囲んでるだけなのでなんの病気よりもきついと思う。
死んでも生きてるのも同じだと思っているけど
いとこの人は私を可愛がってくれる。
それは、私が口が上手いからだし、みんなのことを尊敬しているし好きだから。

私はずっと探してた。音信不通になった日から。
私から音信不通にしたんだよ。これは精神を潰すと思った。
そしたら見つけたんだよやっと彼を。彼の新しい小説が今年できていた。
結構前からTwitterもやっていたようだった。
彼の小説は固めの現実的なファンタジー感があるのであまり好みではなかったが、
私にとって大ニュースだ。
私が生きている場所はその時、彼と話している時に感じたんだよ。
そして彼も、君はおそろしい。だけど素晴らしいと、まるで私が追い求めていたような言葉で私を褒めてくれた。私は小説家では無いのにかれは私を小説家レベルと認め、自分がかなわないと思って消えた。怖かったと言っていた。のちに、必ず売れてまた会うと言っていたような気がする。

私は孤独だ。この孤独はワガママだとか疑う時もあるよ。だけどね、
これはならざるを得ない孤独で、天才は孤独なんだよ。自分は天才だと思ってるんだよ。思考分析が。

そしてそういわれてきたんだよ。
孤独であるべきだと。有名な哲学者が言っていた。

だからこそ、私が生きていることが誇らしいと
孤独の反面おもうし、他の人のようでなくてよかったと思ってる。他の人もなぜ生きてるのか分からないし。

なぜ笑っているのかも分からない。特に会社ね。

以前その子が書いた小説はなんとなく私と会った時の様子のような内容だったんだよ。
未知の世界に行くような話だった。行った場所も似ていた。彼は元気かなぁ。貧乏だろうな。

私はよく、好きな人ができると妄想する。
2人で銃で撃たれて死なないかなって
美しいじゃんか。素晴らしいじゃんか。血の海は薔薇色で。