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台湾祭 in 赤レンガ倉庫

先日、日差しが痛いくらいの暑さのなか、台湾祭へ行ってきた。
7月からずっと楽しみにしていたのだ。
ツラい仕事にも堪え忍び、待ちに待った当日。
あたしは台湾とは何の関係もないが、赤いちょうちんを見ると気分が高揚してしまうタチ。
大衆酒場の赤ちょうちんを見れば、1杯飲みたいなあと思うけど、今日は違うぞ。
あの異世界にたどり着いたようなイメージの屋台を見てしまうと、本場に行ってみたくなります。…が、これはこれで楽しみにして、とりあえずは赤レンガ倉庫へ。

昼11時、開園と同時に入場する。
桜木町駅から徒歩で向かったが、その時点で化粧は全て落ちていた。みよ、この日差しを。世界中、化かした人全てが憎々しく思う太陽。
しかし問題はない。なぜなら今日は台湾ビールが待っているのだ。

入り口のモニュメント

台湾パイナップルと台湾ビール。さすがである。出だしからワクワクが止まらない。

名もなき魚とちょうちん

会場ど真ん中を一直線に縦断する、ちょうちんロード(仮)は鮮やかな色のちょうちんで埋め尽くされていた。

さてさて、まずは台湾ビールだが、つまみをどうするか。
ルーロー飯が頭を過るが、一通り見て回ることにする。
しつこく言うが、うだるような暑さであったので、かき氷の屋台は開園からずっと列が出来ていた。
小籠包や焼きまんじゅうなどもあるし、つまみには事欠かないが、始めにと選んだのはこれ。

大鶏排(ダージーパイ)、つまりは大きな唐揚げで決まり。
手を広げたくらいに大きな唐揚げを、ビールで流し込めば、この暑さもなかなか粋なものとなる。
香辛料の利いた唐揚げは、さっぱりとした胸肉でくどくない。熱々なので、少しずつしか口に運べないが、より大きさを感じさせてくれた。
家庭で作るような、醤油味の素朴なものと違い、ガツッとパワーのある雄々しい唐揚げだ。
衣はしっかりとついていて、とてもクリスピー。
台湾ビールはアルコール度数が高くないので、どんどん胃に収まっていく。とてつもなく飲みやすい。
やはり、唐揚げとビールの組み合わせは最高だな。
運動部の切磋琢磨するよきライバル同士が、仲良く肩組んでインハイ優勝を喜ぶ瞬間くらい、エモい。

さてさて、休まずに次へ行こう。

あれ?ひよった?と思うなかれ。むしろ豆花はメインイベントだ。
ルーロー飯と並んで、豆花は台湾料理の華ではなかろうか。
トッピングとして芋の団子と、仙草ゼリーをのせてもらう。完璧な豆花だ。
芋の団子(ユーイェン)は、前にも食べたことがあり、もちもちの白玉のような食感に虜となっていた。乗せないという選択肢はない。
仙草ゼリーは、本場台湾ではよくトッピングされているということで初挑戦。ひとつ、ちゅるんと吸い込むと豊かな植物の香りがした。言い方を間違っていることを自覚した上で、的確に伝えるとすれば「チモシー」そのものの香りである。気になる人は調べてみてね。
ほんのりとしか薫らないが、草食動物の気持ちになれる。個人的には味があまりしないので、普通に食べられる。寒天みたいで美味しい。
黒蜜のような、豆花独特のタレが美味しすぎて、完食。

さて、台湾ビールと言えばフルーツのフレイバーがあるなあ。飲んどかないと損よね、と言うことで2回戦。

パイコー飯とパイナップルビールで。
あれ、何か違和感感じませんか。
そう。1つめは、あれだけルーロー飯と親密にしておきながら、パイコー飯が略奪愛をもぎ取ったこと。
2つめは、鶏の唐揚げときて、豚肉の唐揚げに行くという、揚げ物被り。
一体どういう胃袋をしてるんだと思われそうだが、あたし自身もそう思う。
結果から先に言えば、2度も揚げ物を受け付けられる年齢ではなかった。
ミスったな。年齢サバ読んじゃったな。
言ってみてももう遅い。
しかし、メインの豚肉は八角の香りが芳しく、箸が止まらないのだ。サクサクの豚肉に染み込んだ異国の味は、それだけで来た甲斐があるってもんである。
手前の肉味噌は甘く、お新香も入っていて、味変が楽しめるのもよい。特に唐揚げ2回食べている身としては、さっぱりしたお新香があるのは助かる。
甘く仕立てられたパイナップルビールは、優しくパイコー飯の香辛料を宥めてくれて、ちょうどいい塩梅。
パイコー飯には、フルーツビールが合うぞ!!(グビッ

さすがに食べるだけ食べたので、最後に1度食べてみたかった台湾カステラをテイクアウトして、今日はおしまい。

トートバッグ

帰りに、入場者特典として、トートバッグとパイナップルケーキ、台湾茶をもらった。
結構作りがしっかりしていて、絵柄もとっても可愛い。
あたしはサブバックとして持ち歩いている。沢山使って、使い倒したい。
写真はないけど、パイナップルケーキはサクサクほろほろで、飾らない味がした。中心部のねっちょりとしたジャムが、外側の生地をさらに甘く芳醇なものにしてた。とっても美味しい。
台湾茶は、烏龍茶にお花のフレイバーが入っていて、日本ではなかなか無い組み合わせだと思う。ジャスミンティー好きな人は好きなやつ。

これだけお土産があって、入場料800円はお得。来年もぜひやってくれ~!



※台湾カステラ

楽しみに持ち帰ってきたカステラは、無様な姿になっていました。

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